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(短編集)
憑かれた女
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憑かれた女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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1篇が長くないので説明不足になるのは仕方がありませんが、明らかに「あれ?これは。」と思うようなことが所々ありました。たとえば(これは犯人特定につながらないのでネタバレにはならないと思いますが)「憑かれた女」で警察が容疑者と思われる男を取り押さえた後、その男が警察を振り切って壁伝いにホテルの屋上から地上に降り、彼と一緒にいた女性はエレベーターで下に降りて男に追いつき彼が逃げ去る前に言葉をかける、という場面があるのですが。。その間警察はなにをしていたのか不明です。女性が下に降りる時間はあったのに何故警察が男に追いつけないのでしょうかとか、「幽霊騎手」では特に「それは絶対無理」「時間的にも絶対無理」「いくらなんでもあの人に気づかれないはずはないでしょう」とかつっこみどころ満載です。でも全篇を通して独特の雰囲気がとても良いので、面倒な読み手でなければじゅうぶん楽しめます。再読したいかと聞かれたら、、、微妙。でも表紙が素晴らしく、せっかくの復刊ですから手元に残しておきます。 | ||||
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「憑かれた女」、「首吊り船」、「幽霊騎手」の3本の中編が収められている。 「憑かれた女」と「首吊り船」は由利・三津木もの。 「憑かれた女」は昭和8年の作。どんでん返しが上手に効いている。プロットが良くできていて、ちょっと思いがけない結末になるのだ。 「首吊り船」は昭和11年の作。これもプロットに工夫がある。しかし、ストーリーとしての語り口に不満が残る。整理されていない感じ。 「幽霊騎手」は昭和8年の作。たわいない話だ。それでも、ちゃんとトリックを盛り込んでいる点はさすが横溝作品。 | ||||
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