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麦の滴: おれは一万石
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麦の滴: おれは一万石の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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面白い | ||||
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とにかくストーリー展開が面白い時代小説は初めて。 | ||||
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火盗改めの長谷川平蔵が人足寄場を設立したとき、銭相場で儲けて、資金の足しにしたという話は前に何かの本で読んでいました。同じ時代の話です。この時代の麦の値段を調べてみましたが、作中の値段と重なっていました。そういう史実を踏まえた上で、この小説は書かれているんだなと思いました。 ただ十組問屋と一緒に勘定奉行所まで主人公が行ってしまうところが、この作品特有のアレンジだよねと思うわけです。でもそこが、面白い。ハラハラします。お金の動きについても、ただ上がった下がったというだけでなく、その値動きに絡んだ登場人物の心の動きにワクワクしました。 でも、京さんに起こった悲劇には胸が痛みました。どうしたらいいか分からない正紀の不器用さが、切ないです。次の巻も買ってあるので、早速読み始めます。 | ||||
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本シリーズは、ほどほどに血筋の良い大名家の息子18歳が、貧乏小大名家に婿入りして世子となり、①自家の金銭的苦境を世子自らの「暴れん坊将軍」風の活躍によって解決。②2歳年上のややツンデレ気味の家付き娘である妻と徐々に気持ちが通いあうようになる過程。③金銭的苦境に絡めて世子を追い落とそうとする策謀とそれに絡んだ事件を、町奉行所与力をやっている友人の協力もあって解決。その際にチャンバラシーンもあり。というパターンに落ち着いて来た感があり、筆者は本巻を予約した段階では、そろそろマンネリ化してくるのではなかと心配していた。しかし、一読してみると①について、これまで物語にリアリティを持たせる役割も兼ねて、江戸時代の河川物流システムがとりあげられていたが、今回は江戸時代の金融・相場という道具立てであった。このシリーズの良いところは、こういうところが歴史解説書よりも具体的なイメージを伴ってわかりやすいところで、新鮮味もあり面白かった。また主人公の荒唐無稽な活躍とのバランサーにもなっている。③については次巻に続くということで、全巻までよりも手の込んだ展開が予想され来月が楽しみになった。そういう点では②も次巻に持ち越しつつ波乱含みの展開となった。総じて作品世界の構造が確立して登場人物の個性が明確になり、物語も動き出したという印象を受けた。そのうちに出来上がった構造からの逸脱する展開もあるのではないかと期待してしまう。 | ||||
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