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麦の滴: おれは一万石



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【この小説が収録されている参考書籍】
麦の滴-おれは一万石(4) (双葉文庫)

麦の滴: おれは一万石の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

問題無し

問題無し
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No.6:
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No.5:
(5pt)

痛快時代娯楽小説

とにかくストーリー展開が面白い時代小説は初めて。
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No.4:
(3pt)

若殿の活躍する経済時代小説

千野氏の著書、1万石シリーズは塩の道に続き2冊目です。ハラハラしながら、完読させて頂きましたが、シリーズ3冊目を買うには物足りない何かが残りました。陰謀・殺人・投機等の理詰めのストリームに安らぎを添えてくれる、命の誕生や意外性のある男女のもつれなんかが、意外な薬味になるのかな・・。
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No.3:
(5pt)

史実をアレンジした作品

火盗改めの長谷川平蔵が人足寄場を設立したとき、銭相場で儲けて、資金の足しにしたという話は前に何かの本で読んでいました。同じ時代の話です。この時代の麦の値段を調べてみましたが、作中の値段と重なっていました。そういう史実を踏まえた上で、この小説は書かれているんだなと思いました。
ただ十組問屋と一緒に勘定奉行所まで主人公が行ってしまうところが、この作品特有のアレンジだよねと思うわけです。でもそこが、面白い。ハラハラします。お金の動きについても、ただ上がった下がったというだけでなく、その値動きに絡んだ登場人物の心の動きにワクワクしました。
でも、京さんに起こった悲劇には胸が痛みました。どうしたらいいか分からない正紀の不器用さが、切ないです。次の巻も買ってあるので、早速読み始めます。
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No.2:
(2pt)

時代小説・・・なのか?

主人公の井上正紀が紀州徳川家の縁者で小大名の入婿だということは史実のとおりで、良くこんな人物を探し出してきたとは思うが、なまじ史実に忠実な部分があるだけに、全体的な知識不足が目立つとしか言いようがない。

第1作のレビューに書いた点は省くが、そもそも大名家の「奥」と「表」の区別が全く理解できていないとしか思えない。
例えば幾ら夫の親友で、妻とは従姉弟同士だからといって、大名家世子の正室が夫以外の男性(井上正広)を「奥」に招き入れるなんてことは絶対に有り得ない。万一そんなことがあれば、不義密通を疑わその場で斬殺されても文句は言えない。
同じように世子の正室が「表」の役人の用部屋にのこのこ出かけて行くとか、逆に「表」の役人が「奥」の正室の部屋に入るとかいう事態も有り得ない(この場合も同室した「表」の役人は良くて切腹、悪ければその場で御手討になる)。
まぁ深川あたりの御家人という設定であれば考えられないでもないが、大名家でこれは有り得ない。

なお確かに主人公が婿入りした高岡藩井上家、下総藩井上家が何れも浜松藩井上家の分家であることも史実のとおりだが、双方とも浜松藩とは全く別の場所に存在する所謂「領外分家」なのだから、本藩内部存在する「領内分家」(加賀前田家の支藩である大聖寺藩、薩摩島津家の支藩である砂土原藩等)とは異なり、本藩の支配力は極めて微弱(或いは絶無)で、本藩の菩提寺の修復費用を強制的に分担させられたり、菩提寺修復の「奉行」に支藩の世子を指名するなんてことも有り得ない。

更に言えば、長子相続を祖法とする徳川幕府が、金集めに失敗したからなんていう(当時の武家にとっては)下らない理由で正室の子である長男に換えて妾腹の弟を跡継ぎにしたいなんて申請を認める筈はない。
そもそも世子が金集めに失敗したとしても、家臣が責任を問われるか、そうでなければ藩の最高責任者である藩主が責任を問われるだけ。
ましてや、たかが6万石程度の浜松藩風情が本藩面して、紀州徳川家と縁の深い分家の入婿を廃嫡するなんてことを企んだら、逆に浜松藩の方が取り潰されかねない。

1万石の小藩を潰さないように悪戦苦闘するというストーリー自体は面白いのだが、もう少しリアリティのある設定にしないと、「ホームドラマに丁髷つけただけ」というレベルにしかならないだろうな。

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投稿の公開名: 代言人
麦の滴-おれは一万石(4) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:麦の滴-おれは一万石(4) (双葉文庫)より
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No.1:
(4pt)

マンネリか安定した構造の確立か → 「暴れん坊将軍」形式の小大名展開 の確立

本シリーズは、ほどほどに血筋の良い大名家の息子18歳が、貧乏小大名家に婿入りして世子となり、①自家の金銭的苦境を世子自らの「暴れん坊将軍」風の活躍によって解決。②2歳年上のややツンデレ気味の家付き娘である妻と徐々に気持ちが通いあうようになる過程。③金銭的苦境に絡めて世子を追い落とそうとする策謀とそれに絡んだ事件を、町奉行所与力をやっている友人の協力もあって解決。その際にチャンバラシーンもあり。というパターンに落ち着いて来た感があり、筆者は本巻を予約した段階では、そろそろマンネリ化してくるのではなかと心配していた。しかし、一読してみると①について、これまで物語にリアリティを持たせる役割も兼ねて、江戸時代の河川物流システムがとりあげられていたが、今回は江戸時代の金融・相場という道具立てであった。このシリーズの良いところは、こういうところが歴史解説書よりも具体的なイメージを伴ってわかりやすいところで、新鮮味もあり面白かった。また主人公の荒唐無稽な活躍とのバランサーにもなっている。③については次巻に続くということで、全巻までよりも手の込んだ展開が予想され来月が楽しみになった。そういう点では②も次巻に持ち越しつつ波乱含みの展開となった。総じて作品世界の構造が確立して登場人物の個性が明確になり、物語も動き出したという印象を受けた。そのうちに出来上がった構造からの逸脱する展開もあるのではないかと期待してしまう。
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