■スポンサードリンク


エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用 (講談社文庫)

エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

大したことのような,ないような?

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

文庫化にあたり改題となったシリーズの三冊目ですが,物語は一冊ごとになっており,
主要人物たちの関係も読みながらで追えるなど,ここからでも戸惑うことはありません.

ただ,過去作と同様に,経済学と実際の犯罪捜査の結び付けは弱いように感じられ,
これまで感覚的に行動,理解をしていたものを,わかりやすく言語化しただけの印象.
それ自体が大したことなのかもしれませんが,その言葉ほどの関心や興味は湧いてこず,
終盤に見られる犯人との駆け引きも,こう言ってはなんですが普通に見えてしまいました.

とはいえ,見えてはいるのに,繋がりそうで繋がらない複雑な状況を別々に追い掛け,
ようやく掴んだ瞬間,いわゆる芋づる式で解明されていく真相には気持ちの良さがあり,
行動経済学で語られた部分と,反する部分が一つの鍵となったのは面白かったと思います.

ただ,主人公と組まされる女性刑事と,彼女が抱える過去はいささか中途半端に終わり,
エピローグでまとめられてはいたものの,そこで一気に安っぽくなったように映りました.
エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用 (講談社文庫)より
4065186528

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!