鷲は舞い降りた

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鷲は舞い降りたの評価:

4.32/5点 レビュー 73件。 S ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全171件 41〜60 3/9ページ
No.131
(5pt)

決死の冒険プラス恋愛♥の要素を持った冒険小説の金字塔

第二次世界大戦のさなか、ヒトラーの命令をうけてイギリスのチャーチル首相誘拐という実現不可能なミッションに果敢に挑戦するシュタイナ中佐以下の精鋭部隊。軍用機でイギリスの片田舎ノーフォークに落下傘で降下した隊員たちを待ち受ける数々の危機・・・。

とまあ、この作戦遂行の部分だけでもじゅうぶん面白いのだが、この作品にはもうひとつ、地元の田舎娘、モリィ・プライアと、作戦部隊の一員でアイルランド系工作員であるリーアム・デヴリンとの恋物語が語られていて、そこがまた魅力である。
田舎道での2人の出会いは印象的だ。オートバイで通りかかったデヴリンが、牛乳缶を3つ積んだ二輪馬車をポニィに引かせて通りかかった若い娘のモリィに道をゆずるシーン。
作戦行動を隠すためにこの田舎にはやく溶け込みたいデヴリンは、「いいお天気だね、娘さん」「働き者で感心だな」と、気さくにモリィに話しかける。
ところが、デヴリンを見たモリィのほうは、田舎では見ない彼の美貌にびっくりして目を丸くしながら通り過ぎ、遠ざかりながら二度も彼の方を振り向いてしまう。
ことのきデヴリン35歳、モリィは何と17歳。

モリィは村に母親と2人暮らし。とくに取柄もない普通の女の子で、何もなければイギリスの片田舎で平凡な人生を終えるはずだった。しかし、ある日この村に、大胆な作成行動を隠すために沼沢地の管理人に扮したリーアム・デヴリンがやってきたことで、少女の人生は一変。デヴリンに恋したモリィは、短い間だけれども、一生忘れられない波乱に満ちた命がけの恋をすることとなる。

途中、モリィはデヴリンの活動に不審をいだくのだが、デヴリンから別れを切り出されると、泣きながら必死になってデヴリンにすがりついて許しを乞い、以後、ドイツ軍の極秘作戦に全面的に協力するようになる。
このあたり、平凡な少女が恋のために勇気を奮い起こしてデブリンの指示に従う姿には感動させられます。恥ずかしながら目頭が熱くなりました。
冒険小説屈指の傑作である所以ですね。
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.130
(5pt)

決死の冒険プラス恋愛♥の要素を持った冒険小説の金字塔

第二次世界大戦のさなか、ヒトラーの命令をうけてイギリスのチャーチル首相誘拐という実現不可能なミッションに果敢に挑戦するシュタイナ中佐以下の精鋭部隊。軍用機でイギリスの片田舎ノーフォークに落下傘で降下した隊員たちを待ち受ける数々の危機・・・。

とまあ、この作戦遂行の部分だけでもじゅうぶん面白いのだが、この作品にはもうひとつ、地元の田舎娘、モリィ・プライアと、作戦部隊の一員でアイルランド系工作員であるリーアム・デヴリンとの恋物語が語られていて、そこがまた魅力である。
田舎道での2人の出会いは印象的だ。オートバイで通りかかったデヴリンが、牛乳缶を3つ積んだ二輪馬車をポニィに引かせて通りかかった若い娘のモリィに道をゆずるシーン。
作戦行動を隠すためにこの田舎にはやく溶け込みたいデヴリンは、「いいお天気だね、娘さん」「働き者で感心だな」と、気さくにモリィに話しかける。
ところが、デヴリンを見たモリィのほうは、田舎では見ない彼の美貌にびっくりして目を丸くしながら通り過ぎ、遠ざかりながら二度も彼の方を振り向いてしまう。
ことのきデヴリン35歳、モリィは何と17歳。

モリィは村に母親と2人暮らし。とくに取柄もない普通の女の子で、何もなければイギリスの片田舎で平凡な人生を終えるはずだった。しかし、ある日この村に、大胆な作成行動を隠すために沼沢地の管理人に扮したリーアム・デヴリンがやってきたことで、少女の人生は一変。デヴリンに恋したモリィは、短い間だけれども、一生忘れられない波乱に満ちた命がけの恋をすることとなる。

途中、モリィはデヴリンの活動に不審をいだくのだが、デヴリンから別れを切り出されると、泣きながら必死になってデヴリンにすがりついて許しを乞い、以後、ドイツ軍の極秘作戦に全面的に協力するようになる。
このあたり、平凡な少女が恋のために勇気を奮い起こしてデブリンの指示に従う姿には感動させられます。恥ずかしながら目頭が熱くなりました。
冒険小説屈指の傑作である所以ですね。
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.129
(1pt)

汚い

カビ、シミだらけで汚くて素手では触れないほどのものでした。
すぐに廃棄しました。

アマゾンはできれば、商品の写真を載せるように変更してほしいと思うが、
売る方は(オークションと同じように)欠陥部分を隠して写真を撮るので、同じかと思ってします。

結局は当て物で、ゴミを購入するのを覚悟で購入しなければならないのだと思う。
鷲は舞い降りた (1981年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (1981年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J7TZ14
No.128
(1pt)

汚い

カビ、シミだらけで汚くて素手では触れないほどのものでした。
すぐに廃棄しました。

アマゾンはできれば、商品の写真を載せるように変更してほしいと思うが、
売る方は(オークションと同じように)欠陥部分を隠して写真を撮るので、同じかと思ってします。

結局は当て物で、ゴミを購入するのを覚悟で購入しなければならないのだと思う。
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫 NV 263) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫 NV 263)より
4150402639
No.127
(3pt)

エンターテイメントの定石なのか

中盤まではわりと楽しめた。デブリンとモリイが結ばれたあたりで、ああもう失敗に向かってるわけだな、となんか萎えたわけだが、子供が溺れて助けるあたりで、うん、こういうパターンか、と思った。ある意味、定石なのか。
つまり、冷酷非情な人物ではなく、「人間的」な「正義感」のある人物だからこそ優れているし、だから失敗するというパターンだと。ジャンプ漫画なんかでも頻出するね。ワンピースの登場人物とか? まあ、貶しているわけではなく、そういう人物造形だと。
また、戦闘や作戦と恋愛(セックス)が絡むというのは、80年代くらいからのハリウッドのアクション映画では定番か。

個人的にはもう少し「プロ」が活躍する話のほうが好みなので、ハードボイルド系とか、ちょっと予想とははずれた。
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.126
(3pt)

エンターテイメントの定石なのか

中盤まではわりと楽しめた。デブリンとモリイが結ばれたあたりで、ああもう失敗に向かってるわけだな、となんか萎えたわけだが、子供が溺れて助けるあたりで、うん、こういうパターンか、と思った。ある意味、定石なのか。
つまり、冷酷非情な人物ではなく、「人間的」な「正義感」のある人物だからこそ優れているし、だから失敗するというパターンだと。ジャンプ漫画なんかでも頻出するね。ワンピースの登場人物とか? まあ、貶しているわけではなく、そういう人物造形だと。
また、戦闘や作戦と恋愛(セックス)が絡むというのは、80年代くらいからのハリウッドのアクション映画では定番か。

個人的にはもう少し「プロ」が活躍する話のほうが好みなので、ハードボイルド系とか、ちょっと予想とははずれた。
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.125
(5pt)

必読書です

冒険小説の最高傑作、評判通りの作品です どの場面においても映像が生き生きと豊かに想像できるほどの筆致です
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.124
(5pt)

必読書です

冒険小説の最高傑作、評判通りの作品です どの場面においても映像が生き生きと豊かに想像できるほどの筆致です
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.123
(4pt)

デブリン最高!

書評は皆さんのコメントで書き尽くされているかと思います。

カッコいい人物が数多く登場しますが、デブリンは圧倒的でした。
命知らずな仕事師かと思えば、非常事態の中でも愛したい女を愛する。
しかも、たいして美しくもなく、年の差もひらいた女を。

どうせ一度の人生ならばこんな風に生きてみたいと思わせる男でした!
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.122
(4pt)

デブリン最高!

書評は皆さんのコメントで書き尽くされているかと思います。

カッコいい人物が数多く登場しますが、デブリンは圧倒的でした。
命知らずな仕事師かと思えば、非常事態の中でも愛したい女を愛する。
しかも、たいして美しくもなく、年の差もひらいた女を。

どうせ一度の人生ならばこんな風に生きてみたいと思わせる男でした!
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.121
(5pt)

絶妙なバランス。

ストーリーを簡潔よう要約すると、ナチス・ドイツが、イギリス首相チャーチルを誘拐する計画を立てて、それに関わった人物とその一部始終を描いたもの。
人物の基本構成としては、まずナチスの中枢。ヒトラーがいて、その側近としてゲッベルス、ヒムラー、カナリス。
ヒムラーの側近ロスマン。彼らに命令されるマックス・ラードルがいる。
チャーチル誘拐作戦の実行犯として、①落下傘部隊:クルト・シュタイナ、リッター・ノイマンら、②パイロット:ペイター・ゲーリケ、③現地スパイ:ジョウアナ・グレイ、リーアム・デヴリン。
という構成です。
これらが中核で、他に居酒屋スタドリ・アームズの面々や闇商人などのエピソードが関わってきます。
時系列としては、チャプター1がプロローグで、20がエピローグ。それ以外は作戦立案から作戦実施までの流れに向かって進んでいきます。
主要人物それぞれが出自や思想などを交えたエピソードを描写されている事もあり、他の方も述べられているように、『鷲が舞い降りる』までに時間が凄くかかります。
でも、エピソードもダラダラせず、キャラクターを知ることでストーリーに味わいが出るようにしてある絶妙な描写です。あとがきの佐々木さんも書いているようにワインのようなものです。

読まれると、クルト・シュタイナの勇者ぶりに胸を打たれることと思いますし、
個人的に好きなリーアム・デヴリンとモリイ・プライアの恋と別れに思わず感涙してしまうと思います。

評価についてですが、結論は読む前から分かり切っているのですよね。
そこもあって☆4にしようかな、と思いましたけれども、戦争文学最高傑作ともいえる素晴らしい作品であると思いましたので、☆5とさせていただきました。
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.120
(5pt)

絶妙なバランス。

ストーリーを簡潔よう要約すると、ナチス・ドイツが、イギリス首相チャーチルを誘拐する計画を立てて、それに関わった人物とその一部始終を描いたもの。
人物の基本構成としては、まずナチスの中枢。ヒトラーがいて、その側近としてゲッベルス、ヒムラー、カナリス。
ヒムラーの側近ロスマン。彼らに命令されるマックス・ラードルがいる。
チャーチル誘拐作戦の実行犯として、①落下傘部隊:クルト・シュタイナ、リッター・ノイマンら、②パイロット:ペイター・ゲーリケ、③現地スパイ:ジョウアナ・グレイ、リーアム・デヴリン。
という構成です。
これらが中核で、他に居酒屋スタドリ・アームズの面々や闇商人などのエピソードが関わってきます。
時系列としては、チャプター1がプロローグで、20がエピローグ。それ以外は作戦立案から作戦実施までの流れに向かって進んでいきます。
主要人物それぞれが出自や思想などを交えたエピソードを描写されている事もあり、他の方も述べられているように、『鷲が舞い降りる』までに時間が凄くかかります。
でも、エピソードもダラダラせず、キャラクターを知ることでストーリーに味わいが出るようにしてある絶妙な描写です。あとがきの佐々木さんも書いているようにワインのようなものです。

読まれると、クルト・シュタイナの勇者ぶりに胸を打たれることと思いますし、
個人的に好きなリーアム・デヴリンとモリイ・プライアの恋と別れに思わず感涙してしまうと思います。

評価についてですが、結論は読む前から分かり切っているのですよね。
そこもあって☆4にしようかな、と思いましたけれども、戦争文学最高傑作ともいえる素晴らしい作品であると思いましたので、☆5とさせていただきました。
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.119
(5pt)

文句なしの大作

文句なしの大作。第二次大戦中にドイツの落下傘部隊がイギリスに降下してチャーチルの暗殺を試みるって内容のこの素晴らしい物語に、50%もの真実が含まれてるなんて簡単には信じられない。作家ってのはなんて恐ろしいんだろう。息もつかせぬ展開の中でのデヴリンとモリイのロマンスが一際印象が強い。それにしても落下傘部隊の兵士たちの素晴らしいこと。シュタイナにノイマン、魅力的な人物達が描かれてる。更に考えてみると、50%が真実だって部分すら物語なんじゃないかとすら思えてくる。物語の力を久しぶりに思い知らされた一冊。
鷲は舞い降りた (1981年) (ハヤカワ文庫―NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (1981年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J7TZ14
No.118
(5pt)

文句なしの大作

文句なしの大作。第二次大戦中にドイツの落下傘部隊がイギリスに降下してチャーチルの暗殺を試みるって内容のこの素晴らしい物語に、50%もの真実が含まれてるなんて簡単には信じられない。作家ってのはなんて恐ろしいんだろう。息もつかせぬ展開の中でのデヴリンとモリイのロマンスが一際印象が強い。それにしても落下傘部隊の兵士たちの素晴らしいこと。シュタイナにノイマン、魅力的な人物達が描かれてる。更に考えてみると、50%が真実だって部分すら物語なんじゃないかとすら思えてくる。物語の力を久しぶりに思い知らされた一冊。
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫 NV 263) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫 NV 263)より
4150402639
No.117
(3pt)

映画を先にみてしまったので・・・

映画になじんでいたので、正直にいうと小説はかなり
ながいな~という印象でした。
但し、ひととなりや思想を表現するためには、あの長さや
エピソードの積み重ねはやはり必要なのだとおもいます。
小説読んだあとでは、少し映画のキャスティングに違和感あり。
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.116
(3pt)

映画を先にみてしまったので・・・

映画になじんでいたので、正直にいうと小説はかなり
ながいな~という印象でした。
但し、ひととなりや思想を表現するためには、あの長さや
エピソードの積み重ねはやはり必要なのだとおもいます。
小説読んだあとでは、少し映画のキャスティングに違和感あり。
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.115
(5pt)

戦争文学の金字塔、これを読まずに死ねるか!

あらすじ:歴戦の勇士シュタイナ中佐率いるドイツ落下傘部隊の精鋭たちは、チャーチル首相誘拐/暗殺の使命を帯びてイギリスの東部、ノーフォークの一寒村に降り立った、果たして作戦は成功するのか。この作品の出現までは極悪な犯罪者として描かれていたドイツ人兵士たちを、時代に翻弄された勇敢な兵士として描き出し、戦争文学の流れを変え、世界55ヶ国語に翻訳されて、2600万部以上売り上げた戦争文学の金字塔。

本書を最初に読んだのは、大学受験の年で、読み終えたあと、主人公のKurt Steinerとその部下たちの生き様に衝撃を受けて、半年ほど事あるごとに彼らのことや、その生き様について反芻し続けた。その後、完全版が発売されて読み直してみたが、仕事で忙しかったせいもあるが、最初に通読したときほどは感激しなかったように思う。

今回、画集「生賴範義Ⅲ」を見ていると、「鷲は舞い降りた」の装画が掲載されておりどうしても作品を再読したくなったので20年ぶりに、米国audibleから13時間53分のaudiobookをdownloadしてきて朗読を聞きながらで読み込んでみた。

英文は平易であるが、カソリック関連の言葉には馴染みがなく例えば、lychgate(屋根付き墓地門)と言われても具体的なイメージがわかないのだが、電子書籍だと、1クリックでgoogle imageを介して、その実物の写真が表示されるので、はじめてその言葉を、具体的にイメージとして頭に思い浮かべることができた。また、google mapとstreet viewで舞台となるヨーロッパの街を探検しまくりながら本を読んだので、主人公たちの歩んだ街並みの詳細まで確認しながら作品を楽しめた(カナリー諸島のセント・アン島は高校生とき実家にあった巨大な地図で調べても名前すらのっていなかったのだが、今回はgoogle mapで調べると舞台となるセント・アン島の細かい街路や空港まで、実際の写真やstreet view で主人公たちの行動を追いかけることができた)。そして、例えば作品冒頭で示され且つ作品の重要な舞台となるNorfolkの教会内部の「光が溢れ驚くほど、広かった」という描写の部分も、以前は全くイメージできていなかったが、Norfolkの代表的な教会の内部をstreet viewで歩き回ることで、たしかに原作が描写するとおりだとあらためて確認し、かつ強固なイメージを持って作品を楽しむことができた。

また、歴史上の人物もwikiやYouTubeでその略歴や思想、実際の映像や声を聴くことができ、作品で重要な意味を持つ戦士たちの襟元や胸につけられる各種勲章も、実物の写真をすべてgoogle imageで確認できるので、確認しながら読み、Kurt Steinerとその部下たちがどれほどの歴戦の戦士たちなのか理解すると作戦失敗の経緯がますます強く心に響いてきた。

同様に、作品に登場する戦闘機や様々な銃器についてもgoogle image、YouTubeとリンクされて、機体や銃の写真、そして実際の飛行シーンやエンジン音、また銃器を使用している映像では銃音やその破壊力までも視聴することができて、今回の電子書籍による読書では全く別次元で、戦闘機、武器等を具体的に頭に描きながら、主人公たちの歩んだ街並みやその軌跡を詳細まで確認しながら作品を楽しむことができた。

その上で改めて思うのだが、作品の完成度は信じられないぐらい高い。

主人公とも言えるKurt Steinerは、母親がアメリカ人で父がドイツ人だが、もし母親がドイツ人で父がアメリカ人であった場合、アメリカ人として連合国側で戦っていたはずの人物、イギリス人だが卑劣極まるイギリス義勇軍のHarvey Preston、ドイツ人を許すことができない 神父で元落下傘部隊隊員のPhirip Verecker、南アフリカ生まれでボーア運動に身を捧げる女スパイJoanna Grey等々、国境や、民族の意味が日本より遥かに曖昧な欧米諸国ならではの状況を克明に描き出しており、読めば読むほど味が出てくる作品である。

そしてやはりKurt Steinerとその部下たちは、今までに書かれたどの冒険・戦争小説にでてくる主人公たちより最高にかっこいいのだ。

物語はじめの雨につつまれたノーフォークの小さな謎めいた村、歴戦の勇士たちの姿、作品に散りばめられる不吉な予兆、ノーフォークの沼地で繰り広げられる小さな恋愛劇、 IRA戦士Liam Devlinの活躍、長年戦ってきた最高の戦士が人間としての優しさゆえに犯した過ち、そしてドイツ人にも誠実な人間がいることを認められない神父の葛藤、最後まで負けるとわかっている戦いにベストをつくすKurt Steinerの勇姿、これが傑作でないのならこの世に傑作冒険小説は存在しないことになる。

これを読まずに死ねるか! 読んでない人は絶対読むべし!

追記:
菊池光氏の翻訳は、現在の基準から云うとやや重々しく、会話等の表現でもやや丁寧さを欠くところがあり、より良い翻訳があれば原作の良さは更に2倍にも3倍にも増すと思う。ただ、基本的には丁寧な翻訳で読書自体を楽しむのには特に問題を感じない(ただ10章の、ちょびひげつけたサンタは、satan、ちょびひげつけた悪魔の誤訳であるとか、数カ所登場人物を間違えて翻訳しており、そそっかしいところがある)。

新訳が出るなら、小川 高義氏を希望。

私は基本的に作品ごとにmy mapをgoogle mapで作成して、聖地巡礼ができるように準備しており、ハヤカワの方でサイトを立ち上げてくれれば、英文で読み終えた海外作品についてはmy mapを提供できる。海外作品の地名は、知らない人には暗号でしかないので、地図があるとgoogle mapで作品の舞台を散策できて、楽しみは10倍にも20倍にもますと思う。。

もっと冒険小説は読まれるべきだ。ハヤカワ頑張れ!!!
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.114
(5pt)

戦争文学の金字塔、これを読まずに死ねるか!

あらすじ:歴戦の勇士シュタイナ中佐率いるドイツ落下傘部隊の精鋭たちは、チャーチル首相誘拐/暗殺の使命を帯びてイギリスの東部、ノーフォークの一寒村に降り立った、果たして作戦は成功するのか。この作品の出現までは極悪な犯罪者として描かれていたドイツ人兵士たちを、時代に翻弄された勇敢な兵士として描き出し、戦争文学の流れを変え、世界55ヶ国語に翻訳されて、2600万部以上売り上げた戦争文学の金字塔。

本書を最初に読んだのは、大学受験の年で、読み終えたあと、主人公のKurt Steinerとその部下たちの生き様に衝撃を受けて、半年ほど事あるごとに彼らのことや、その生き様について反芻し続けた。その後、完全版が発売されて読み直してみたが、仕事で忙しかったせいもあるが、最初に通読したときほどは感激しなかったように思う。

今回、画集「生賴範義Ⅲ」を見ていると、「鷲は舞い降りた」の装画が掲載されておりどうしても作品を再読したくなったので20年ぶりに、米国audibleから13時間53分のaudiobookをdownloadしてきて朗読を聞きながらで読み込んでみた。

英文は平易であるが、カソリック関連の言葉には馴染みがなく例えば、lychgate(屋根付き墓地門)と言われても具体的なイメージがわかないのだが、電子書籍だと、1クリックでgoogle imageを介して、その実物の写真が表示されるので、はじめてその言葉を、具体的にイメージとして頭に思い浮かべることができた。また、google mapとstreet viewで舞台となるヨーロッパの街を探検しまくりながら本を読んだので、主人公たちの歩んだ街並みの詳細まで確認しながら作品を楽しめた(カナリー諸島のセント・アン島は高校生とき実家にあった巨大な地図で調べても名前すらのっていなかったのだが、今回はgoogle mapで調べると舞台となるセント・アン島の細かい街路や空港まで、実際の写真やstreet view で主人公たちの行動を追いかけることができた)。そして、例えば作品冒頭で示され且つ作品の重要な舞台となるNorfolkの教会内部の「光が溢れ驚くほど、広かった」という描写の部分も、以前は全くイメージできていなかったが、Norfolkの代表的な教会の内部をstreet viewで歩き回ることで、たしかに原作が描写するとおりだとあらためて確認し、かつ強固なイメージを持って作品を楽しむことができた。

また、歴史上の人物もwikiやYouTubeでその略歴や思想、実際の映像や声を聴くことができ、作品で重要な意味を持つ戦士たちの襟元や胸につけられる各種勲章も、実物の写真をすべてgoogle imageで確認できるので、確認しながら読み、Kurt Steinerとその部下たちがどれほどの歴戦の戦士たちなのか理解すると作戦失敗の経緯がますます強く心に響いてきた。

同様に、作品に登場する戦闘機や様々な銃器についてもgoogle image、YouTubeとリンクされて、機体や銃の写真、そして実際の飛行シーンやエンジン音、また銃器を使用している映像では銃音やその破壊力までも視聴することができて、今回の電子書籍による読書では全く別次元で、戦闘機、武器等を具体的に頭に描きながら、主人公たちの歩んだ街並みやその軌跡を詳細まで確認しながら作品を楽しむことができた。

その上で改めて思うのだが、作品の完成度は信じられないぐらい高い。

主人公とも言えるKurt Steinerは、母親がアメリカ人で父がドイツ人だが、もし母親がドイツ人で父がアメリカ人であった場合、アメリカ人として連合国側で戦っていたはずの人物、イギリス人だが卑劣極まるイギリス義勇軍のHarvey Preston、ドイツ人を許すことができない 神父で元落下傘部隊隊員のPhirip Verecker、南アフリカ生まれでボーア運動に身を捧げる女スパイJoanna Grey等々、国境や、民族の意味が日本より遥かに曖昧な欧米諸国ならではの状況を克明に描き出しており、読めば読むほど味が出てくる作品である。

そしてやはりKurt Steinerとその部下たちは、今までに書かれたどの冒険・戦争小説にでてくる主人公たちより最高にかっこいいのだ。

物語はじめの雨につつまれたノーフォークの小さな謎めいた村、歴戦の勇士たちの姿、作品に散りばめられる不吉な予兆、ノーフォークの沼地で繰り広げられる小さな恋愛劇、 IRA戦士Liam Devlinの活躍、長年戦ってきた最高の戦士が人間としての優しさゆえに犯した過ち、そしてドイツ人にも誠実な人間がいることを認められない神父の葛藤、最後まで負けるとわかっている戦いにベストをつくすKurt Steinerの勇姿、これが傑作でないのならこの世に傑作冒険小説は存在しないことになる。

これを読まずに死ねるか! 読んでない人は絶対読むべし!

追記:
菊池光氏の翻訳は、現在の基準から云うとやや重々しく、会話等の表現でもやや丁寧さを欠くところがあり、より良い翻訳があれば原作の良さは更に2倍にも3倍にも増すと思う。ただ、基本的には丁寧な翻訳で読書自体を楽しむのには特に問題を感じない(ただ10章の、ちょびひげつけたサンタは、satan、ちょびひげつけた悪魔の誤訳であるとか、数カ所登場人物を間違えて翻訳しており、そそっかしいところがある)。

新訳が出るなら、小川 高義氏を希望。

私は基本的に作品ごとにmy mapをgoogle mapで作成して、聖地巡礼ができるように準備しており、ハヤカワの方でサイトを立ち上げてくれれば、英文で読み終えた海外作品についてはmy mapを提供できる。海外作品の地名は、知らない人には暗号でしかないので、地図があるとgoogle mapで作品の舞台を散策できて、楽しみは10倍にも20倍にもますと思う。。

もっと冒険小説は読まれるべきだ。ハヤカワ頑張れ!!!
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343
No.113
(5pt)

男なら

私もシュタイナー大佐のような男になりたい。
誰がなんと言おうとカッコ良い。
私は単行本、文庫本合わせて五冊くらい買ってます。父親も買ってるから家族で何冊あるんだろ。
ユリシーズ、北壁の死闘、高い砦、本作が
私が選ぶベスト4です。
この本を読んでない方は幸せ。
一から感動を味わえる。
この本を読んで感動しない奴とは友達にはなれない
鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた 完全版 (Hayakawa Novels)より
4152077549
No.112
(5pt)

男なら

私もシュタイナー大佐のような男になりたい。
誰がなんと言おうとカッコ良い。
私は単行本、文庫本合わせて五冊くらい買ってます。父親も買ってるから家族で何冊あるんだろ。
ユリシーズ、北壁の死闘、高い砦、本作が
私が選ぶベスト4です。
この本を読んでない方は幸せ。
一から感動を味わえる。
この本を読んで感動しない奴とは友達にはなれない
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)より
4150408343