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錦繍



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【この小説が収録されている参考書籍】
錦繍
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)

錦繍の評価: 4.41/5点 レビュー 179件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全151件 41~60 3/8ページ
No.111:
(4pt)

手紙のやりとりで展開する物語

離婚した夫婦が手紙によって生きる力を得ていくなかに、決して元には戻れない哀しみが流れる。
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No.110:
(5pt)

引き込まれて一気に!

手紙文での交流が目新しい感じでした
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No.109:
(5pt)

ある手紙のやりとり

ある時間をきっかけとして別れてしまった夫婦。10数年ぶりに偶然再会を果たし、それから始まる手紙のやり取り。その中で当時の思いと現在の状況を赤裸々に語り、やがて未来へと歩んでいく心と時の物語である。

僕もこんな手紙が書けたらと思う、とてと綺麗な文章でした。
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No.108:
(5pt)

高一のとき読みました。

学生の私からすれば、昔の作品だと思いました。難しそうな印象を持っていましたが、すごく読みやすかったです。内容は置いといて、すごく完成された日本語だと思います。文の癖のようなものもなく、ストレスを感じることなく読了しました。オススメです。
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No.107:
(5pt)

一気に読ませていただきました

生きていくとは 死んでいくこと…過去が今を作り、今が未来を作っていく…。
深い悟りの境地に達した作者の 名作だと思います。
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4101307024
No.106:
(5pt)

手紙ならではの良さ

今の生活にはない時間の流れ。もどかしさ。なつかしくて時々読み返したくなる佳作だと思います。
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No.105:
(5pt)

わたしの愛読書

状態もよく、安く購入できました。
もう何度も購入して人にプレゼントしています。
すばらしい本です!
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No.104:
(4pt)

混濁した世界を混濁した自分を抱えて生きる

愛と憎悪、生と死、過去と未来。そういった一見対極にあるように思われるもの同士が肉薄し反転し混ざりあう。
そういった混濁した世界を混濁した自分を抱えて生きていくことを往復書簡により反芻し決心していく二人の物語。

重要な部分は、モーツァルトを聞いた亜紀がもらした言葉「生きていることと死んでいることは同じかもしれない」を聞いた店主が言った「世界、宇宙のからくり」という言葉だろう。
由加子との出会いも、亜紀との結婚も、無理心中も、発達障害の子供も、猫が鼠を食すのも、そしてゴンドラでの邂逅も、すべて偶然である、けれども人は時としてそこに、必然を、物語を、宇宙のからくりを読み取ってしまう。そしてそれは亡霊となり心に坐りこむ。
「生きていることと死んでいることは同じかもしれない」だから、生きてみようということではない。それならば死んでみようということにもなるだろう。
けれども二人は、いや、宮本輝は、由加子の死を引き受けた二人が、亡霊に取りつかれながらも、最終的にはささやかな希望を抱いて生きていくという物語の結末においてそれを否定している。
店主が「モーツァルトが分かれば音楽が分かったということです」と言ったにも関わらず、亜紀の言葉によって全く別のモーツァルトが立ち上がったという場面。これは、宇宙は不可思議なからくりを秘めているが、それは決して解き明かすことができないということを暗示している。別の言い方をすれば、人には亡霊が見えないがゆえ、逃れることができないということだろう。
彼の生死観、倫理観、宗教観が散りばめられたこの小説のどこで、それでも死を否定するだけの理由が書いてあるのか。最後の手紙で亜紀は、久しぶりにモーツァルトに耳を傾けます。と書いて筆を置く。ここに彼がこの小説で書きたかった骨子を読み解くことができる。この小説におけるモーツァルトとは世界のからくりそのものであり、逃れられない亡霊である。それに耳を傾けるというのは、決して解けない謎を解こうとすることである。それは苦しく絶望的だが、時として美しく悦びに満ちたものである。それがまさにモーツァルトという音楽であり、この小説のささやかな希望の理由なのだろう。
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4101307024
No.103:
(5pt)

良い本に出会えました!

石田ゆりこさんがこの本を何度も読み返しては泣くと自書で書いてあったので、読んでみました。久しぶりに良い本に出会えました。
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No.102:
(4pt)

石田ゆり子さん推薦!

石田ゆり子さんの『Lilly』に中学生時代に出会い今も読み返している愛読書とあり興味を持ちました。往復書簡で綴られ相手を思いやりながら美しい日本語で進む物語は、新感覚であっという間に読むことができました。思いやりながら言いたいこと伝える、人との距離感も学べた気がします。
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No.101:
(5pt)

手紙でのやり取りのお話

数年前に、文庫本で購入し、また読みたくなり、捨てずに、無くさなくて済むkindleで購入。何度読んでも切ないです
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4101307024
No.100:
(5pt)

淡々としているのに

全編、男女の手紙だけのやりとりですが、最初から最後まで
読んでいて楽しかった。宮本輝さんの本は一時期ハマり、し
ばらく子育てで読書が出来ない日々が続いて久しぶりに手に
取りました。やはり爽やかな気持ちになれて好きです。最後
の終わり方、普通なのにとても印象に残りました。またいつ
か読み返してみたいです。
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No.99:
(5pt)

最も好きな作家

人知れぬ闘い。誇りなど抱きようもない人生。間に合わなかった良心。誰かの為の祈り。誰かによる許し。
「生きる」ということを、何と言い表せばいいだろう。「生きる」ことに対する宮本輝氏の眼差しにいつも共感している。
肯定と祈りが美しい文体によりエンターテイメントに仕立てられている。
大好きな作品である。
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No.98:
(5pt)

「命そのもの」に絶望しない

本作のテーマは、「命そのもの」である。
離別した夫婦の往復書簡を通して、過去現在未来とつながっていく命の不思議
と逃れられない人間の運命を軸に物語は展開していく。
離別後の二人の人生は暗転する。
靖明は臨死体験を経て、永遠に生き続ける自らの命に触れたことで、
生死の曖昧な境界を歩むような、諦めと絶望の時間を生きる。
一方、亜紀は漠然とした不幸の予感に怯えながら、目の前にあらわれる不幸の数々に
うちひしがれる。 再婚後に授かった清高は障害をもって生まれて、本作では
亜紀の不幸の象徴として描かれている。
二人は10年を経て、書簡のやり取りを通じ、お互いの過去を昇華していく過程で
生命の不思議なからくり、人間の生まれ持った業といった抗がえない力の存在に辿りつく。
二人は立ちはだかる運命の前に無力感を感じながらも、絶望するのではなく、
ささやかな希望で未来を見据え、現在を生きることを選択する。
靖明には令子が命の光となり、亜紀には清高が命の理由となる。
そうして、二人は再生される。
宮本氏は本作で、命という不思議なからくりに支配される我々の生き方を問うたのではなかろうか。
人間は無力であるが、その無力に絶望することなく、ささやかでも希望をもって現在を生きていくことに価値があるのではなかろうか。
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4101307024
No.97:
(4pt)

なんだかよく分からないけど、とってもよかった

15年ぶりに高校の国語の先生にお会いした際に、ご自宅の本棚の中で「俺、これ好きなんだわ、オススメだよ」と紹介してもらったのがきっかけで初めて読みました、宮本輝(さん)。

最初はいきなり始まる女性からのお手紙が、なんだかじれったいような、遠慮がちというか、はっきりしてないようなものの言い方が気になって「なんだかなぁ、まさかこれ、このお手紙がずっと続くわけ?この先おもしろくなるの?」という心境でだらっと読んでましたが、さらりと私のしょーもない予想を裏切り、あっという間に読んでしまいました。

14通のお手紙に、いろんなことが書いてありました。
男女のこと、命のこと、仕事のこと、音楽のこと、夫婦のこと、親子のこと、とにかくたくさんいろんなことがあって、わーっとまとまらないように見えるんだけども、なんだか全部まとまってる。

人生の底と思えるような経験から、希望に溢れたこれからの未来まで、濃密で素直な普通のふたりの人生をしっかり受け取ったような気持ちになりました。

「錦繍、どうだった?」と先生に聞かれたら、「なんだかよく分からないけど、とってもよかった。面白かった。」と答えよう。さわやかであたたかな読了感が、まだ残っています。
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No.96:
(5pt)

再読で更に感動

再読ですが、また新たな感動があります。
離婚した二人が偶然出会い、その後の手紙のやりとりが綴られます。
少しずつ過去が解け、自分と相手の未来を思えるようになっていきます。
大人の小説です。
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No.95:
(5pt)

やはり、素敵な本❗

若い頃に、読んで、大好きな一冊で、再度、読みたい❗と、購入。年を重ねて、中味の深さが分かるようになったのか、読む度に、涙が止まりません。宮本輝さんの本は、ほとんど、読んでいますが、感動します。お勧めします。
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No.94:
(5pt)

日本語って美しいね

日本語って美しいね。
昔付き合ってた彼女が読んでました。
村上春樹ばかり読んでいる自分にとっては、美しい日本語の小道に出会った気持ちです。
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No.93:
(4pt)

綺麗

以前から本屋さんで手にとってはいましたが、読んでいませんでした。
雑誌に良さそうな本で載ってたので読んでみました。
読後、綺麗な気持ちになった。
さっくり読めます。
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4101307024
No.92:
(5pt)

人の人生の不思議に思いが至ります。

元夫婦の男女が独白する数奇な人生に、不思議さとともに人の生きることの尊厳のようなものを感じ入りました。
兎に角、人物描写が深い、と思いました。
これ、映画化してくれないかな。
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4101307024

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