(短編集)

死者の奢り・飼育

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評判

死者の奢り・飼育の評価:

4.53/5点 レビュー 55件。 B ランク

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平均点4.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全132件 101〜120 6/7ページ
No.32
(5pt)

エロチシズムを孕んだ鋭敏な描写

大江氏の処女作及び芥川賞受賞作を表題として、六篇の短篇から成る。弱冠二十三歳の若さにして、恐るべき程に純度の高い文体で綴られる戦中戦後における被支配下にあった日本人の在り様の、エロチシズムを孕んだ鋭敏な描写は素晴らしい。羞恥や屈辱の心境をこれほどまで痛切に表現しうる才覚に、感服しました。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.31
(5pt)

エロチシズムを孕んだ鋭敏な描写

大江氏の処女作及び芥川賞受賞作を表題として、六篇の短篇から成る。弱冠二十三歳の若さにして、恐るべき程に純度の高い文体で綴られる戦中戦後における被支配下にあった日本人の在り様の、エロチシズムを孕んだ鋭敏な描写は素晴らしい。羞恥や屈辱の心境をこれほどまで痛切に表現しうる才覚に、感服しました。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.30
(5pt)

動揺を受けずに読み通せない作品

大江健三郎は私にとってあまり好きな作家ではないし、彼の政治的な傾向にも同意しかねる部分が多いのだが、彼の作品群が極めて高い質を誇っているのは疑いの無い事実だと考えている。本書を読み、あらためて大江の才能に圧倒された感がある。

 本書に収められた短編はいずれも戦後、あるいは戦中の日本の閉塞感を描いたものである。当時の日本の政治状況を何気なく小説に盛り込ませることでシナリオにリアリティを持たせることで、読者を小説が描く閉塞感を追体験するように導くことに見事に成功している。動揺を受けずに本書を読み通すことができる人はいないのではないか。激しく心を揺さぶるものが文学だとすれば、本書は私が随分久しぶりに読んだ文学だということになる。

 特に、米兵とのつながりを描いた作品群は極めて秀逸。米兵による安全を享受してきた戦後日本、そして日本人の中に潜む、屈折した感情、歪みを見事に描き出している。大江が描いている日本、そして日本人は、決して過去のものではないのである。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.29
(5pt)

動揺を受けずに読み通せない作品

大江健三郎は私にとってあまり好きな作家ではないし、彼の政治的な傾向にも同意しかねる部分が多いのだが、彼の作品群が極めて高い質を誇っているのは疑いの無い事実だと考えている。本書を読み、あらためて大江の才能に圧倒された感がある。

 本書に収められた短編はいずれも戦後、あるいは戦中の日本の閉塞感を描いたものである。当時の日本の政治状況を何気なく小説に盛り込ませることでシナリオにリアリティを持たせることで、読者を小説が描く閉塞感を追体験するように導くことに見事に成功している。動揺を受けずに本書を読み通すことができる人はいないのではないか。激しく心を揺さぶるものが文学だとすれば、本書は私が随分久しぶりに読んだ文学だということになる。

 特に、米兵とのつながりを描いた作品群は極めて秀逸。米兵による安全を享受してきた戦後日本、そして日本人の中に潜む、屈折した感情、歪みを見事に描き出している。大江が描いている日本、そして日本人は、決して過去のものではないのである。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.28
(5pt)

難しいけど、面白い

『死者の奢り・飼育』です。
ノーベル文学賞の大江健三郎にとっての出世作である『死者の奢り』、芥川賞作『飼育』を含む短編集です。

大江というと、左がかっている、ということで毛嫌いしている人も多いかもしれません。
しかし、この作品集は、特に右とか左とか関係なく、普通に人間というものを掘り下げて描いていますし、妙に哲学的で難解ということもありません。少なくとも、どういう話の流れなのか、はちゃんと分かります。作品自体が、単純に読んで面白いです。
『死者の奢り』は大学生が死体処理室のバイトをして苦労する話。
『飼育』は、空から落ちてきた黒人兵を村人達が「飼育」する話。
『人間の羊』『他人の足』も良いです。

文章は、かなり硬くて読みにくいですし、各作品の舞台が戦後ちょっとくらいなので、戦争の影を引きずっている部分は多々ありますけどね。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.27
(5pt)

難しいけど、面白い

『死者の奢り・飼育』です。
ノーベル文学賞の大江健三郎にとっての出世作である『死者の奢り』、芥川賞作『飼育』を含む短編集です。

大江というと、左がかっている、ということで毛嫌いしている人も多いかもしれません。
しかし、この作品集は、特に右とか左とか関係なく、普通に人間というものを掘り下げて描いていますし、妙に哲学的で難解ということもありません。少なくとも、どういう話の流れなのか、はちゃんと分かります。作品自体が、単純に読んで面白いです。
『死者の奢り』は大学生が死体処理室のバイトをして苦労する話。
『飼育』は、空から落ちてきた黒人兵を村人達が「飼育」する話。
『人間の羊』『他人の足』も良いです。

文章は、かなり硬くて読みにくいですし、各作品の舞台が戦後ちょっとくらいなので、戦争の影を引きずっている部分は多々ありますけどね。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.26
(5pt)

充実した短編集

タイトルである「死者の奢り」「飼育」はもちろん、それ以外の四篇も見事に引きこまれました。憤り、悲しみ、絶望、空虚といった複雑な人間の感情がそれぞれ見事に織り込まれており、人間のちょっとした仕草や表情や情景に対してたくみな比喩を用いています。例えば「汗」ひとつを表すにしてもとてもねちっこいし、いやらしい。身体に関する描写は嫌というほど細かく頭にまとわりついてくる感じです。そしてそれぞれの読後にスッキリといった気持ちはとてもじゃないけどおきない。じわじわと内面深くに響いてくる。

全体を通じて、戦争やアメリカ兵に翻弄されるストーリーが主体ですが、それは著者自身の体験であり、同時に何かしら屈辱を感じさせる重たい雰囲気は、今ではうかがえない敗戦にうちひしがれた社会とそこに生きる人々を見事に体現しているものと思われます。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.25
(5pt)

充実した短編集

タイトルである「死者の奢り」「飼育」はもちろん、それ以外の四篇も見事に引きこまれました。憤り、悲しみ、絶望、空虚といった複雑な人間の感情がそれぞれ見事に織り込まれており、人間のちょっとした仕草や表情や情景に対してたくみな比喩を用いています。例えば「汗」ひとつを表すにしてもとてもねちっこいし、いやらしい。身体に関する描写は嫌というほど細かく頭にまとわりついてくる感じです。そしてそれぞれの読後にスッキリといった気持ちはとてもじゃないけどおきない。じわじわと内面深くに響いてくる。

全体を通じて、戦争やアメリカ兵に翻弄されるストーリーが主体ですが、それは著者自身の体験であり、同時に何かしら屈辱を感じさせる重たい雰囲気は、今ではうかがえない敗戦にうちひしがれた社会とそこに生きる人々を見事に体現しているものと思われます。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.24
(5pt)

全六編全てが面白い。

芥川賞の候補作品になった『死者の奢り』と、芥川賞受賞作品である『飼育』を含む短編集。
初版は一九五十年代に出版されたということもあって言葉遣いが少々古いところもあるが、全く気にならないレベル。

一つ一つの作品は短編で総ページ数もそんなに多くないが、とにかく読み応えが凄い。
全体的に重く、静か。
読み終えた後に爽やかな気持ちになった作品は一つとして無いが、「嘘っぽさ」も全く無い。
これを学生の頃に書いたなんてほんと凄いとしか言いようがない。

著者自身の思想は嫌いという人の中にも、この作品自体は面白いと感じる人はたくさんいるんじゃないかなあと思う。読まず嫌いは勿体無い。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.23
(5pt)

全六編全てが面白い。

芥川賞の候補作品になった『死者の奢り』と、芥川賞受賞作品である『飼育』を含む短編集。
初版は一九五十年代に出版されたということもあって言葉遣いが少々古いところもあるが、全く気にならないレベル。

一つ一つの作品は短編で総ページ数もそんなに多くないが、とにかく読み応えが凄い。
全体的に重く、静か。
読み終えた後に爽やかな気持ちになった作品は一つとして無いが、「嘘っぽさ」も全く無い。
これを学生の頃に書いたなんてほんと凄いとしか言いようがない。

著者自身の思想は嫌いという人の中にも、この作品自体は面白いと感じる人はたくさんいるんじゃないかなあと思う。読まず嫌いは勿体無い。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.22
(4pt)

濃密な短編集

佳作6作の短編集。
短編集だし、本自体も厚くないし、一気に読めるかと思いきや、
のっけの「死者の奢り」から大学の地下室で標本死体の移し変えのバイトの話でズーン。

タイル張りの黴臭い地下室の水槽にアルコール漬けの死体がプカプカ浮かんでる
様子を読んだ瞬間に気持ちが一気にドーンと暗くなったけど、生や死、虚無感や徒労感が
鮮明に描かれていて、特に最後の「喉にこみあげて来る、膨れきった厚ぼったい感情」とか
の表現は詩的で秀逸だと思った。

戦後十年頃に書かれた作品群なので、どの作品にも戦争の色は濃く出ています。
作品のテーマが虚無感、侮蔑、裏切り、傍観、誇り、欺瞞などどれも濃密で、
1作品読み終わるごとに、ふーっと溜息が出て、読み終わるまでに結構時間がかかりました。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.21
(4pt)

濃密な短編集

佳作6作の短編集。
短編集だし、本自体も厚くないし、一気に読めるかと思いきや、
のっけの「死者の奢り」から大学の地下室で標本死体の移し変えのバイトの話でズーン。

タイル張りの黴臭い地下室の水槽にアルコール漬けの死体がプカプカ浮かんでる
様子を読んだ瞬間に気持ちが一気にドーンと暗くなったけど、生や死、虚無感や徒労感が
鮮明に描かれていて、特に最後の「喉にこみあげて来る、膨れきった厚ぼったい感情」とか
の表現は詩的で秀逸だと思った。

戦後十年頃に書かれた作品群なので、どの作品にも戦争の色は濃く出ています。
作品のテーマが虚無感、侮蔑、裏切り、傍観、誇り、欺瞞などどれも濃密で、
1作品読み終わるごとに、ふーっと溜息が出て、読み終わるまでに結構時間がかかりました。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.20
(5pt)

買いです。

本書のように今まで幾度となく読んだ作品については、正直もはや良いとか良くないとかの判断が非常に難しいことが多いです。20年以上も前の高校生だった時に購入した新潮の「全作品」(思えば、安部公房も倉橋由美子もそのほとんどをこのシリーズで今も読んだりしています)で時系列に沿って読むことに慣れていて、こういった並べ方もかえって新鮮だったりします。また、この時期はまだ文体が完成していない感じで、力みすぎていたり、ある意味洗練されていったりと、その変化を比較的容易に見て取ることができるのも楽しいといえば楽しいです。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.19
(5pt)

買いです。

本書のように今まで幾度となく読んだ作品については、正直もはや良いとか良くないとかの判断が非常に難しいことが多いです。20年以上も前の高校生だった時に購入した新潮の「全作品」(思えば、安部公房も倉橋由美子もそのほとんどをこのシリーズで今も読んだりしています)で時系列に沿って読むことに慣れていて、こういった並べ方もかえって新鮮だったりします。また、この時期はまだ文体が完成していない感じで、力みすぎていたり、ある意味洗練されていったりと、その変化を比較的容易に見て取ることができるのも楽しいといえば楽しいです。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.18
(4pt)

勢いのある文体

トグロを捲くようなウネった文体に、時代状況が反映した周囲の雑多な環境の中を「僕」という確固たる一人称で持って己を保持していく。
個人的には『死者の奢り』が一番好きです。
幾ら死体解剖をしたとしても、キッチリ給料は貰うよというところに、近代的な合理主義の精神が垣間見られ、それが逆に心地良かった。
まだ読めていないが、大江氏の中期以降の作品とは、明らかに字ずらが違う、若き勢いに満ちた作品群。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.17
(4pt)

勢いのある文体

トグロを捲くようなウネった文体に、時代状況が反映した周囲の雑多な環境の中を「僕」という確固たる一人称で持って己を保持していく。
個人的には『死者の奢り』が一番好きです。
幾ら死体解剖をしたとしても、キッチリ給料は貰うよというところに、近代的な合理主義の精神が垣間見られ、それが逆に心地良かった。
まだ読めていないが、大江氏の中期以降の作品とは、明らかに字ずらが違う、若き勢いに満ちた作品群。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.16
(5pt)

私の大江健三郎の初体験は、「個人的な体験」でした。そこには世界で戦争が起きていても何よりも自分の子供のことを含めた自分の周辺を何よりも優先するという、ある種のセカイ系世界観が描かれているように思いました。

 この短編集は、大江健三郎の初期の短編を集めたものです。どれもとてもおもしろいです。この短編の人物は、世界から、国家から、社会から、あらゆるものから閉じこめられています。そのちいさな世界のなかで感情がゆすぶられ、吐き気がするほどの嫌悪がほとばしっていきます。彼らは結局のところ、子供なのです。子供であるがゆえに世界からそとにでることができず、そして無力ゆえに激しく悲惨な目にあいます。まるで世界から嫌われているかのような少年が次々登場して、次々悲惨な目にあっていきます。それを乗りこえるのは、けれど成長なのでしょうか。成長したあと、彼らはもう悲惨な目にあわないのでしょうか。きっと、そうではないのでしょう。

 大江健三郎の文章は、やっぱりへんだと思いました。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.15
(5pt)

私の大江健三郎の初体験は、「個人的な体験」でした。そこには世界で戦争が起きていても何よりも自分の子供のことを含めた自分の周辺を何よりも優先するという、ある種のセカイ系世界観が描かれているように思いました。

 この短編集は、大江健三郎の初期の短編を集めたものです。どれもとてもおもしろいです。この短編の人物は、世界から、国家から、社会から、あらゆるものから閉じこめられています。そのちいさな世界のなかで感情がゆすぶられ、吐き気がするほどの嫌悪がほとばしっていきます。彼らは結局のところ、子供なのです。子供であるがゆえに世界からそとにでることができず、そして無力ゆえに激しく悲惨な目にあいます。まるで世界から嫌われているかのような少年が次々登場して、次々悲惨な目にあっていきます。それを乗りこえるのは、けれど成長なのでしょうか。成長したあと、彼らはもう悲惨な目にあわないのでしょうか。きっと、そうではないのでしょう。

 大江健三郎の文章は、やっぱりへんだと思いました。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011
No.14
(4pt)

うねった文体

死者の奢りは、仏文科の学生の「僕」は、女学生と共に死体処理室でアルバイトをします。

 アルコール槽の死体を移し替える仕事でした。

 死体は生きている人間よりも「物」の量感があり充実感に満ちていると「僕」は思います。

 作業が終わった時、その仕事が全て徒労であったことを思い知ります。

 現代人の虚無的な徒労感みたいなものを、うきあがらせる感覚的な鋭さがあります。(平野謙氏談)

 私は、この小説は非常に論理的でいてウネリまくった文体で書かれているなあと思いました。異端的です。そして大江さんの小説はマニア的なエロさがあります。女性の○○○についての描写が官能的・・・

 細かい描写ですので、頭にイメージがわき易いですよ。
死者の奢り・飼育(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育(新潮文庫)より
B00IP4BY6W
No.13
(4pt)

うねった文体

死者の奢りは、仏文科の学生の「僕」は、女学生と共に死体処理室でアルバイトをします。

 アルコール槽の死体を移し替える仕事でした。

 死体は生きている人間よりも「物」の量感があり充実感に満ちていると「僕」は思います。

 作業が終わった時、その仕事が全て徒労であったことを思い知ります。

 現代人の虚無的な徒労感みたいなものを、うきあがらせる感覚的な鋭さがあります。(平野謙氏談)

 私は、この小説は非常に論理的でいてウネリまくった文体で書かれているなあと思いました。異端的です。そして大江さんの小説はマニア的なエロさがあります。女性の○○○についての描写が官能的・・・

 細かい描写ですので、頭にイメージがわき易いですよ。
死者の奢り・飼育 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)より
4101126011