むらさきのスカートの女

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むらさきのスカートの女の評価:

3.46/5点 レビュー 201件。 C ランク

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平均点3.46pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61〜74 4/4ページ
No.14
(3pt)

サスペンスのようで面白いが純文学?

今度の芥川賞受賞作は「女性がむらさきのスカートの女に興味をもちつけ回す話」ときいてそれだけで面白そうだと購入。期待通り面白くはありました。サスペンス要素もありどうなるのかドキドキして一気読みはしました。
しかし後に残るものはないです。読み返す気にもならず単行本での購入は高く感じました。読みやすいだけで純文学要素はかなり薄いです。

時代設定は10数年前か、職場の描写はリアル。登場するスタッフ達は関わりたくないタイプの人ばかり。今なら「なぜまだ若い女性がこんな生活してるのか」と思いそうですが、若者が日雇いバイトで食いつなぎホームレスも珍しくない、フルタイムのバイトは争奪戦の時代があったのでありえますね。
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.13
(3pt)

サスペンスのようで面白いが純文学?

今度の芥川賞受賞作は、女性がむらさきのスカートの女に興味をもちつけ回す話、ときいてそれだけで面白そうだと購入。
そして期待通りとても面白いものでした。サスペンスのような要素もあり、どうなるのかドキドキして一気読み。時代設定は10年ぐらい前でしょうか。
今なら「なぜまだ若い女性がこんな生活してるの」と思いそうですが、10~20年前なら「誰でもありえる話」だった気がします。
若者が日雇いバイトで食いつなぐ。女性のホームレスも珍しくない。フルタイムのバイトは争奪戦。採用されやすい職場はろくでもないから離職率が高い。
高級ホテルの客室清掃の仕事は面白そうでした。登場するスタッフ達は関わりたくないような感じの人ばかり。
同じく清掃の仕事など点々として突然解雇されたりと不安定だったであろう作者は、時々作家の主婦みたいなので「なんだ。私の方が不安定で貧しそうなのに高い単行本買うんじゃなかった」と思わされました。
最近の芥川賞は昔より軽い作品が多いのでしょうか。「ちょっと面白い小話」とは思ったけど、純文学なのかは謎です。
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127
No.12
(3pt)

あっというまに読める

すいすい興味深い展開に楽しく読めました。
でもむらさきのスカートの女っていう言葉の繰り返しが多いかなと。
黄色いカーディガンの女は何がしたかったのか・・・?
好き?だからストーカーのような感じになるのかなぁ
こんな人に目をつけられたらコワイです。
ホテルの清掃という作者の経験が生きた作品でもあるんですね
そういう点ではコンビニ人間も同じだなと思ったりします
続編があったら面白いですね☆
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.11
(3pt)

あっというまに読める

すいすい興味深い展開に楽しく読めました。
でもむらさきのスカートの女っていう言葉の繰り返しが多いかなと。
黄色いカーディガンの女は何がしたかったのか・・・?
好き?だからストーカーのような感じになるのかなぁ
こんな人に目をつけられたらコワイです。
ホテルの清掃という作者の経験が生きた作品でもあるんですね
そういう点ではコンビニ人間も同じだなと思ったりします
続編があったら面白いですね☆
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127
No.10
(3pt)

巧みでおもしろいが私には物足りない

「うちの近所に『むらさきのスカートの女』と呼ばれている人がいる」と書き出して、その女性がどれほど変わっているかが述べられる。若くはなく、髪はボサボサで、シミもある。いつもむらさき色のスカートをはいて公園の隅のベンチでクリームパンを食べている。むらさきのスカートの女の行動をつぶさに観察する「わたし」・自称「黄色いカーディガンの女」は彼女と友だちになりたいと願う。そして、「わたし」はベンチに求人誌を何度も置いて、とうとう彼女を「わたし」の職場に誘導することに成功する。ホテルの客室掃除の職場に入った「むらさきのスカートの女」はすぐに仕事を覚え有能ぶりを発揮する。やがて職場で事件が起こり、「むらさきのスカートの女」と「わたしは」は初めて向かい合って口をきくことになる。

読みながら疑念がしだいに膨れ上がってくる。なぜに「わたし」はこうも「むらさきのスカートの女」に執着し、つけまわすのか。普通なら知りえない会話の中身まで書かれている。これではまるでストーカーではないか。「わたし」のほうが「むらさきのスカートの女」よりもはるかに問題のあるヘンな人ではないか、と。平易な文章でさらさら書かれているが、その内容は不気味で、読み手の不安をじわりじわりとあおる。そして、意外な展開の末にラストに描かれる「わたし」の姿に唖然とすることになる。

平易な言葉よって不穏な雰囲気を醸し出す文章力はたいしたものである。会話が生きていて、どんどん引き込まれる。人物の造形やストーリーの展開も巧みである。このユニークな作風が新しさと評価され芥川賞につながったのだろう。しかし、「巧いな」「面白い」と感心はするけれど、感動には至らない。感性の鋭さや技巧は評価できるが、表層的で深みに欠ける。それが「面白い」と感じても心動かされるほどではない理由であろう。

本書を読んでアガサ・クリスティの小説「春にして君を離れ」を思いだした。本作品と同様に一人称で書かれており、幸せな生活を送る人格円満な婦人が、過去を回想するなかで実は自分は狭隘で冷酷な性格の女性だったことに気づく逆転のストーリーである。クリスティは婦人を覆っていたベールを1枚1枚はがし彼女の真の姿を見せるのだが、その衝撃は大きかった。結婚とは、愛情とは、豊かさとは何か?人生とは何か?という問題を読者に突き付けるからだ。つまり読者をして自らの人生を振り返らせる力をもった小説なのである。今村夏子さんの芥川賞受賞作をアガサ・クリスティと比べるのはふさわしくないかもしれないが、感性と文章の巧みさでは太刀打ちできない文学の世界があることを指摘しておきたい。
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.9
(3pt)

巧みでおもしろいが私には物足りない

「うちの近所に『むらさきのスカートの女』と呼ばれている人がいる」と書き出して、その女性がどれほど変わっているかが述べられる。若くはなく、髪はボサボサで、シミもある。いつもむらさき色のスカートをはいて公園の隅のベンチでクリームパンを食べている。むらさきのスカートの女の行動をつぶさに観察する「わたし」・自称「黄色いカーディガンの女」は彼女と友だちになりたいと願う。そして、「わたし」はベンチに求人誌を何度も置いて、とうとう彼女を「わたし」の職場に誘導することに成功する。ホテルの客室掃除の職場に入った「むらさきのスカートの女」はすぐに仕事を覚え有能ぶりを発揮する。やがて職場で事件が起こり、「むらさきのスカートの女」と「わたしは」は初めて向かい合って口をきくことになる。

読みながら疑念がしだいに膨れ上がってくる。なぜに「わたし」はこうも「むらさきのスカートの女」に執着し、つけまわすのか。普通なら知りえない会話の中身まで書かれている。これではまるでストーカーではないか。「わたし」のほうが「むらさきのスカートの女」よりもはるかに問題のあるヘンな人ではないか、と。平易な文章でさらさら書かれているが、その内容は不気味で、読み手の不安をじわりじわりとあおる。そして、意外な展開の末にラストに描かれる「わたし」の姿に唖然とすることになる。

平易な言葉よって不穏な雰囲気を醸し出す文章力はたいしたものである。会話が生きていて、どんどん引き込まれる。人物の造形やストーリーの展開も巧みである。このユニークな作風が新しさと評価され芥川賞につながったのだろう。しかし、「巧いな」「面白い」と感心はするけれど、感動には至らない。感性の鋭さや技巧は評価できるが、表層的で深みに欠ける。それが「面白い」と感じても心動かされるほどではない理由であろう。

本書を読んでアガサ・クリスティの小説「春にして君を離れ」を思いだした。本作品と同様に一人称で書かれており、幸せな生活を送る人格円満な婦人が、過去を回想するなかで実は自分は狭隘で冷酷な性格の女性だったことに気づく逆転のストーリーである。クリスティは婦人を覆っていたベールを1枚1枚はがし彼女の真の姿を見せるのだが、その衝撃は大きかった。結婚とは、愛情とは、豊かさとは何か?人生とは何か?という問題を読者に突き付けるからだ。つまり読者をして自らの人生を振り返らせる力をもった小説なのである。今村夏子さんの芥川賞受賞作をアガサ・クリスティと比べるのはふさわしくないかもしれないが、感性と文章の巧みさでは太刀打ちできない文学の世界があることを指摘しておきたい。
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127
No.8
(3pt)

ミステリー的な感じで面白い!

んー 読みやすいけど、
僕でも書けそうと思えば書けそう。
だけど、
こういう素朴な感じが受賞されるんですね。
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.7
(3pt)

ミステリー的な感じで面白い!

んー 読みやすいけど、
僕でも書けそうと思えば書けそう。
だけど、
こういう素朴な感じが受賞されるんですね。
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127
No.6
(3pt)

巧みな小説だと思う。だけど、、、

「むらさきの女」と取り巻くホテルの人たちのやりとりがリアル。場面の展開、ストーリーのつなぎ方、構成、間違いなく上手いです。セリフもコンパクトでリアリティがある。けれど全体的には少し物足りなく感じました。
だんだんと「むらさきの女」が何をしようかどう行動しようか、そこまで興味、関心が持てなくなってきました。感情移入できないというか、所詮は他人事、というか、、、
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.5
(3pt)

巧みな小説だと思う。だけど、、、

「むらさきの女」と取り巻くホテルの人たちのやりとりがリアル。場面の展開、ストーリーのつなぎ方、構成、間違いなく上手いです。セリフもコンパクトでリアリティがある。けれど全体的には少し物足りなく感じました。
だんだんと「むらさきの女」が何をしようかどう行動しようか、そこまで興味、関心が持てなくなってきました。感情移入できないというか、所詮は他人事、というか、、、
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127
No.4
(3pt)

次は何色のスカートをはくの?

「むらさきのスカートの女」が、社会からドロップアウトしたような生活をしているうちは
それなりにアトラクティブでミステリアスなのに、
だんだんと社会化するにしたがって、
その辺にいるあまり質の良くないねんちゃん、に変化していくところが面白い。

むらさきさんを自分と同じ職場で働くように仕向けたのも、
ホテルのタオルを盗んでバザーに出品し子供たちに店番させたのも、
死んでない男を死んだと偽ってむらさきさんをにっちもさっちもいかなくなった現実から逃がしたのも
「黄色いカーディガンの女」(語り手)です。
人から全く注目されないこの女、なかなかの策士なのです。

語り手はむらさきさんの社会化に見事に失敗しました。
次はどんな色のスカートをはかせて、再挑戦するのでしょう?
成功することをお祈りしています。
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.3
(3pt)

次は何色のスカートをはくの?

「むらさきのスカートの女」が、社会からドロップアウトしたような生活をしているうちは
それなりにアトラクティブでミステリアスなのに、
だんだんと社会化するにしたがって、
その辺にいるあまり質の良くないねんちゃん、に変化していくところが面白い。

むらさきさんを自分と同じ職場で働くように仕向けたのも、
ホテルのタオルを盗んでバザーに出品し子供たちに店番させたのも、
死んでない男を死んだと偽ってむらさきさんをにっちもさっちもいかなくなった現実から逃がしたのも
「黄色いカーディガンの女」(語り手)です。
人から全く注目されないこの女、なかなかの策士なのです。

語り手はむらさきさんの社会化に見事に失敗しました。
次はどんな色のスカートをはかせて、再挑戦するのでしょう?
成功することをお祈りしています。
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127
No.2
(3pt)

これが芥川賞候補作?

履歴を見れば輝かしい作者。今期の芥川賞最有力候補であるようだ。今回の候補作のような俗悪な低調子で、過去受賞した作家がいないわけではない。いわば、75点で芥川賞受賞した作家であるが、今村夏子も、その系列に属するのだろうか。受賞後の展開に期待すること大であるとすれば、審査員の見識に期待するほかはない。
むらさきのスカートの女 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: むらさきのスカートの女 (朝日文庫)より
402265046X
No.1
(3pt)

これが芥川賞候補作?

履歴を見れば輝かしい作者。今期の芥川賞最有力候補であるようだ。今回の候補作のような俗悪な低調子で、過去受賞した作家がいないわけではない。いわば、75点で芥川賞受賞した作家であるが、今村夏子も、その系列に属するのだろうか。受賞後の展開に期待すること大であるとすれば、審査員の見識に期待するほかはない。
【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女 Amazon書評・レビュー: 【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女より
4022516127