シブミ

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評判

シブミの評価:

3.89/5点 レビュー 38件。 D ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全122件 41〜60 3/7ページ
No.82
(4pt)

ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸

(上巻)
『アイガー・サンクション』『夢果つる街』読了済。
著者の情感溢れる筆致は大いに認めるものの、欧米作家の描く日本という設定に違和感を覚え、今日まで読まずにきた。
話の本筋よりは、ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸。
アメリカ人とは思えない日本文化への理解と共感。
もし日本学の泰斗ドナルド・キーン博士が謀略小説を書けばこの様なものになるかも。
現代日本人には決して書けない廃れゆく日本の美への哀惜の念。
日本人の目には心地良いが肝心の母国の読者が理解できたのかが気になる。

(下巻)
ノスタルジックかつリリカルな上巻から一転、ケイビング(洞窟探検)場面での幕開け。
当然これはクライマックスへ向けての伏線となっている訳だが、幾ら何でも80頁は長すぎる。
全体の4分の3くらい過ぎて、やっと話が動き出すが、最強の暗殺者と言いながら、攻めは強いが守りは弱い。
西洋版金田一耕助といったところか。世界を裏から牛耳る黒幕とは談合し、実行部隊に対してのみ復讐するなど、
今一つ感情移入し切れなかった。但、上下巻平均すれば水準以上の出来栄えと言える。

上巻が気に入ったら『夢果つる街』を是非 読んでほしい。哀感絶品。

『見知らぬ国は狼の国』『しかし、鳥はそれぞれ美しい巣を持っている』
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.81
(4pt)

ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸

(上巻)
『アイガー・サンクション』『夢果つる街』読了済。
著者の情感溢れる筆致は大いに認めるものの、欧米作家の描く日本という設定に違和感を覚え、今日まで読まずにきた。
話の本筋よりは、ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸。
アメリカ人とは思えない日本文化への理解と共感。
もし日本学の泰斗ドナルド・キーン博士が謀略小説を書けばこの様なものになるかも。
現代日本人には決して書けない廃れゆく日本の美への哀惜の念。
日本人の目には心地良いが肝心の母国の読者が理解できたのかが気になる。

(下巻)
ノスタルジックかつリリカルな上巻から一転、ケイビング(洞窟探検)場面での幕開け。
当然これはクライマックスへ向けての伏線となっている訳だが、幾ら何でも80頁は長すぎる。
全体の4分の3くらい過ぎて、やっと話が動き出すが、最強の暗殺者と言いながら、攻めは強いが守りは弱い。
西洋版金田一耕助といったところか。世界を裏から牛耳る黒幕とは談合し、実行部隊に対してのみ復讐するなど、
今一つ感情移入し切れなかった。但、上下巻平均すれば水準以上の出来栄えと言える。

上巻が気に入ったら『夢果つる街』を是非 読んでほしい。哀感絶品。

『見知らぬ国は狼の国』『しかし、鳥はそれぞれ美しい巣を持っている』
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.80
(4pt)

日本とその精神性を的確に描いた描写にびっくり

日本では1979年に出版されたというこの作品、友人のすすめで今頃になって手にすることになった。覆面作家と言われ様々な名前で作品を発表していたトレヴェニアン、長い間、その正体はわからなかったが、2005年の没後、本名がロドニー・ホイッテッカーといいテキサス大の教授をしていたこともあるとわかったという。

読後、まず感じたのは、イスラエルの女性エージェントを救うというストーリーはもしかしてつけたしのようなものだったのか?ということ。というのは、主人公が上海で生まれて日本で育つ過程と戦後の日本でどうして生きのびたかという生い立ち、それから主人公の趣味である洞穴探検の話にかなりのページ数が割かれていて、その合間にストーリーが展開するという感じなのだ。洞穴探検がいかに手に汗を握るスリリングなスポーツかということがかなり詳しく描かれていて、のめりこむあまりに途中でストーリーを忘れてしまった?と思えるほど(笑)。
そして、作者が描きたかったのは、ニコライという主人公の人間性、日本的なる精神、そのスピリットと崇高さ、それに対比してアメリカやロシアの程度の低さ、そしてそんな文化的、精神的に貧しい国が大国となってしまい世界に大きな影響を持つことの恐ろしさだったのかも、と思ってしまった。

この作者は日本に住んでいたことがあるのだろうか?または囲碁や武道などを習っていた、日本に来たことがあるとか、もしくは日本人の知り合いがいたのだろうか?戦後の日本をまるで自分が見てきたかのように正確に描写し、日本人の気持ちを代弁する、というか、日本人が書いたといっても通るくらいに日本人の気持ちや視点に立って状況が描かれているのは驚きだった。外国人が描いた日本というのは、日本人から見たらどこかおかしい場合が多いのだけれど、ここまで正確に日本的なるものを描くことができるとは。
タイトルの「シブミ」というのは、日本人からすればあまりいい意味に聞こえないと思うけれど(私はまず「シブ柿」を連想してしまった、笑)「わび、さび」のような意味に取ってもいいかと思う。作者はアメリカ人にもかかわらず、アメリカの雑でデリカシーや風情のない実用一点張りのような文化、精神性が大嫌いだったのだろうか?どのような人だったのか、もっと知りたいのだがあまり情報がない。

また、読んでいる間にふと思い出したのはトマス・ハリスの「ハンニバル・ライジング」。日本人の伯母ムラサキに育てられたハンニバルが彼女から多大な影響を受けるという設定。こちらは日本と中国を混同している部分があってあまりいただけないのだが、映画で主役を務めたギャスパー・ウリエルの顔が「シブミ」を読んでいる間ずっとちらついてしまった。

この作者は一作ごとに作風がまったく違うそうだが、「バスク、真夏の死」や「夢果つる街」も評判が高いので、今度読んでみようと思う。また、「シブミ」の続編に当たると言われている「サトリ」もぜひ。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412359
No.79
(4pt)

日本とその精神性を的確に描いた描写にびっくり

日本では1979年に出版されたというこの作品、友人のすすめで今頃になって手にすることになった。覆面作家と言われ様々な名前で作品を発表していたトレヴェニアン、長い間、その正体はわからなかったが、2005年の没後、本名がロドニー・ホイッテッカーといいテキサス大の教授をしていたこともあるとわかったという。

読後、まず感じたのは、イスラエルの女性エージェントを救うというストーリーはもしかしてつけたしのようなものだったのか?ということ。というのは、主人公が上海で生まれて日本で育つ過程と戦後の日本でどうして生きのびたかという生い立ち、それから主人公の趣味である洞穴探検の話にかなりのページ数が割かれていて、その合間にストーリーが展開するという感じなのだ。洞穴探検がいかに手に汗を握るスリリングなスポーツかということがかなり詳しく描かれていて、のめりこむあまりに途中でストーリーを忘れてしまった?と思えるほど(笑)。
そして、作者が描きたかったのは、ニコライという主人公の人間性、日本的なる精神、そのスピリットと崇高さ、それに対比してアメリカやロシアの程度の低さ、そしてそんな文化的、精神的に貧しい国が大国となってしまい世界に大きな影響を持つことの恐ろしさだったのかも、と思ってしまった。

この作者は日本に住んでいたことがあるのだろうか?または囲碁や武道などを習っていた、日本に来たことがあるとか、もしくは日本人の知り合いがいたのだろうか?戦後の日本をまるで自分が見てきたかのように正確に描写し、日本人の気持ちを代弁する、というか、日本人が書いたといっても通るくらいに日本人の気持ちや視点に立って状況が描かれているのは驚きだった。外国人が描いた日本というのは、日本人から見たらどこかおかしい場合が多いのだけれど、ここまで正確に日本的なるものを描くことができるとは。
タイトルの「シブミ」というのは、日本人からすればあまりいい意味に聞こえないと思うけれど(私はまず「シブ柿」を連想してしまった、笑)「わび、さび」のような意味に取ってもいいかと思う。作者はアメリカ人にもかかわらず、アメリカの雑でデリカシーや風情のない実用一点張りのような文化、精神性が大嫌いだったのだろうか?どのような人だったのか、もっと知りたいのだがあまり情報がない。

また、読んでいる間にふと思い出したのはトマス・ハリスの「ハンニバル・ライジング」。日本人の伯母ムラサキに育てられたハンニバルが彼女から多大な影響を受けるという設定。こちらは日本と中国を混同している部分があってあまりいただけないのだが、映画で主役を務めたギャスパー・ウリエルの顔が「シブミ」を読んでいる間ずっとちらついてしまった。

この作者は一作ごとに作風がまったく違うそうだが、「バスク、真夏の死」や「夢果つる街」も評判が高いので、今度読んでみようと思う。また、「シブミ」の続編に当たると言われている「サトリ」もぜひ。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412340
No.78
(4pt)

日本とその精神性を的確に描いた描写にびっくり

日本では1979年に出版されたというこの作品、友人のすすめで今頃になって手にすることになった。覆面作家と言われ様々な名前で作品を発表していたトレヴェニアン、長い間、その正体はわからなかったが、2005年の没後、本名がロドニー・ホイッテッカーといいテキサス大の教授をしていたこともあるとわかったという。

読後、まず感じたのは、イスラエルの女性エージェントを救うというストーリーはもしかしてつけたしのようなものだったのか?ということ。というのは、主人公が上海で生まれて日本で育つ過程と戦後の日本でどうして生きのびたかという生い立ち、それから主人公の趣味である洞穴探検の話にかなりのページ数が割かれていて、その合間にストーリーが展開するという感じなのだ。洞穴探検がいかに手に汗を握るスリリングなスポーツかということがかなり詳しく描かれていて、のめりこむあまりに途中でストーリーを忘れてしまった?と思えるほど(笑)。
そして、作者が描きたかったのは、ニコライという主人公の人間性、日本的なる精神、そのスピリットと崇高さ、それに対比してアメリカやロシアの程度の低さ、そしてそんな文化的、精神的に貧しい国が大国となってしまい世界に大きな影響を持つことの恐ろしさだったのかも、と思ってしまった。

この作者は日本に住んでいたことがあるのだろうか?または囲碁や武道などを習っていた、日本に来たことがあるとか、もしくは日本人の知り合いがいたのだろうか?戦後の日本をまるで自分が見てきたかのように正確に描写し、日本人の気持ちを代弁する、というか、日本人が書いたといっても通るくらいに日本人の気持ちや視点に立って状況が描かれているのは驚きだった。外国人が描いた日本というのは、日本人から見たらどこかおかしい場合が多いのだけれど、ここまで正確に日本的なるものを描くことができるとは。
タイトルの「シブミ」というのは、日本人からすればあまりいい意味に聞こえないと思うけれど(私はまず「シブ柿」を連想してしまった、笑)「わび、さび」のような意味に取ってもいいかと思う。作者はアメリカ人にもかかわらず、アメリカの雑でデリカシーや風情のない実用一点張りのような文化、精神性が大嫌いだったのだろうか?どのような人だったのか、もっと知りたいのだがあまり情報がない。

また、読んでいる間にふと思い出したのはトマス・ハリスの「ハンニバル・ライジング」。日本人の伯母ムラサキに育てられたハンニバルが彼女から多大な影響を受けるという設定。こちらは日本と中国を混同している部分があってあまりいただけないのだが、映画で主役を務めたギャスパー・ウリエルの顔が「シブミ」を読んでいる間ずっとちらついてしまった。

この作者は一作ごとに作風がまったく違うそうだが、「バスク、真夏の死」や「夢果つる街」も評判が高いので、今度読んでみようと思う。また、「シブミ」の続編に当たると言われている「サトリ」もぜひ。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.77
(4pt)

日本とその精神性を的確に描いた描写にびっくり

日本では1979年に出版されたというこの作品、友人のすすめで今頃になって手にすることになった。覆面作家と言われ様々な名前で作品を発表していたトレヴェニアン、長い間、その正体はわからなかったが、2005年の没後、本名がロドニー・ホイッテッカーといいテキサス大の教授をしていたこともあるとわかったという。

読後、まず感じたのは、イスラエルの女性エージェントを救うというストーリーはもしかしてつけたしのようなものだったのか?ということ。というのは、主人公が上海で生まれて日本で育つ過程と戦後の日本でどうして生きのびたかという生い立ち、それから主人公の趣味である洞穴探検の話にかなりのページ数が割かれていて、その合間にストーリーが展開するという感じなのだ。洞穴探検がいかに手に汗を握るスリリングなスポーツかということがかなり詳しく描かれていて、のめりこむあまりに途中でストーリーを忘れてしまった?と思えるほど(笑)。
そして、作者が描きたかったのは、ニコライという主人公の人間性、日本的なる精神、そのスピリットと崇高さ、それに対比してアメリカやロシアの程度の低さ、そしてそんな文化的、精神的に貧しい国が大国となってしまい世界に大きな影響を持つことの恐ろしさだったのかも、と思ってしまった。

この作者は日本に住んでいたことがあるのだろうか?または囲碁や武道などを習っていた、日本に来たことがあるとか、もしくは日本人の知り合いがいたのだろうか?戦後の日本をまるで自分が見てきたかのように正確に描写し、日本人の気持ちを代弁する、というか、日本人が書いたといっても通るくらいに日本人の気持ちや視点に立って状況が描かれているのは驚きだった。外国人が描いた日本というのは、日本人から見たらどこかおかしい場合が多いのだけれど、ここまで正確に日本的なるものを描くことができるとは。
タイトルの「シブミ」というのは、日本人からすればあまりいい意味に聞こえないと思うけれど(私はまず「シブ柿」を連想してしまった、笑)「わび、さび」のような意味に取ってもいいかと思う。作者はアメリカ人にもかかわらず、アメリカの雑でデリカシーや風情のない実用一点張りのような文化、精神性が大嫌いだったのだろうか?どのような人だったのか、もっと知りたいのだがあまり情報がない。

また、読んでいる間にふと思い出したのはトマス・ハリスの「ハンニバル・ライジング」。日本人の伯母ムラサキに育てられたハンニバルが彼女から多大な影響を受けるという設定。こちらは日本と中国を混同している部分があってあまりいただけないのだが、映画で主役を務めたギャスパー・ウリエルの顔が「シブミ」を読んでいる間ずっとちらついてしまった。

この作者は一作ごとに作風がまったく違うそうだが、「バスク、真夏の死」や「夢果つる街」も評判が高いので、今度読んでみようと思う。また、「シブミ」の続編に当たると言われている「サトリ」もぜひ。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050
No.76
(4pt)

日本とその精神性を的確に描いた描写にびっくり

日本では1979年に出版されたというこの作品、友人のすすめで今頃になって手にすることになった。覆面作家と言われ様々な名前で作品を発表していたトレヴェニアン、長い間、その正体はわからなかったが、2005年の没後、本名がロドニー・ホイッテッカーといいテキサス大の教授をしていたこともあるとわかったという。

読後、まず感じたのは、イスラエルの女性エージェントを救うというストーリーはもしかしてつけたしのようなものだったのか?ということ。というのは、主人公が上海で生まれて日本で育つ過程と戦後の日本でどうして生きのびたかという生い立ち、それから主人公の趣味である洞穴探検の話にかなりのページ数が割かれていて、その合間にストーリーが展開するという感じなのだ。洞穴探検がいかに手に汗を握るスリリングなスポーツかということがかなり詳しく描かれていて、のめりこむあまりに途中でストーリーを忘れてしまった?と思えるほど(笑)。
そして、作者が描きたかったのは、ニコライという主人公の人間性、日本的なる精神、そのスピリットと崇高さ、それに対比してアメリカやロシアの程度の低さ、そしてそんな文化的、精神的に貧しい国が大国となってしまい世界に大きな影響を持つことの恐ろしさだったのかも、と思ってしまった。

この作者は日本に住んでいたことがあるのだろうか?または囲碁や武道などを習っていた、日本に来たことがあるとか、もしくは日本人の知り合いがいたのだろうか?戦後の日本をまるで自分が見てきたかのように正確に描写し、日本人の気持ちを代弁する、というか、日本人が書いたといっても通るくらいに日本人の気持ちや視点に立って状況が描かれているのは驚きだった。外国人が描いた日本というのは、日本人から見たらどこかおかしい場合が多いのだけれど、ここまで正確に日本的なるものを描くことができるとは。
タイトルの「シブミ」というのは、日本人からすればあまりいい意味に聞こえないと思うけれど(私はまず「シブ柿」を連想してしまった、笑)「わび、さび」のような意味に取ってもいいかと思う。作者はアメリカ人にもかかわらず、アメリカの雑でデリカシーや風情のない実用一点張りのような文化、精神性が大嫌いだったのだろうか?どのような人だったのか、もっと知りたいのだがあまり情報がない。

また、読んでいる間にふと思い出したのはトマス・ハリスの「ハンニバル・ライジング」。日本人の伯母ムラサキに育てられたハンニバルが彼女から多大な影響を受けるという設定。こちらは日本と中国を混同している部分があってあまりいただけないのだが、映画で主役を務めたギャスパー・ウリエルの顔が「シブミ」を読んでいる間ずっとちらついてしまった。

この作者は一作ごとに作風がまったく違うそうだが、「バスク、真夏の死」や「夢果つる街」も評判が高いので、今度読んでみようと思う。また、「シブミ」の続編に当たると言われている「サトリ」もぜひ。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.75
(4pt)

日本とその精神性を的確に描いた描写にびっくり

日本では1979年に出版されたというこの作品、友人のすすめで今頃になって手にすることになった。覆面作家と言われ様々な名前で作品を発表していたトレヴェニアン、長い間、その正体はわからなかったが、2005年の没後、本名がロドニー・ホイッテッカーといいテキサス大の教授をしていたこともあるとわかったという。

読後、まず感じたのは、イスラエルの女性エージェントを救うというストーリーはもしかしてつけたしのようなものだったのか?ということ。というのは、主人公が上海で生まれて日本で育つ過程と戦後の日本でどうして生きのびたかという生い立ち、それから主人公の趣味である洞穴探検の話にかなりのページ数が割かれていて、その合間にストーリーが展開するという感じなのだ。洞穴探検がいかに手に汗を握るスリリングなスポーツかということがかなり詳しく描かれていて、のめりこむあまりに途中でストーリーを忘れてしまった?と思えるほど(笑)。
そして、作者が描きたかったのは、ニコライという主人公の人間性、日本的なる精神、そのスピリットと崇高さ、それに対比してアメリカやロシアの程度の低さ、そしてそんな文化的、精神的に貧しい国が大国となってしまい世界に大きな影響を持つことの恐ろしさだったのかも、と思ってしまった。

この作者は日本に住んでいたことがあるのだろうか?または囲碁や武道などを習っていた、日本に来たことがあるとか、もしくは日本人の知り合いがいたのだろうか?戦後の日本をまるで自分が見てきたかのように正確に描写し、日本人の気持ちを代弁する、というか、日本人が書いたといっても通るくらいに日本人の気持ちや視点に立って状況が描かれているのは驚きだった。外国人が描いた日本というのは、日本人から見たらどこかおかしい場合が多いのだけれど、ここまで正確に日本的なるものを描くことができるとは。
タイトルの「シブミ」というのは、日本人からすればあまりいい意味に聞こえないと思うけれど(私はまず「シブ柿」を連想してしまった、笑)「わび、さび」のような意味に取ってもいいかと思う。作者はアメリカ人にもかかわらず、アメリカの雑でデリカシーや風情のない実用一点張りのような文化、精神性が大嫌いだったのだろうか?どのような人だったのか、もっと知りたいのだがあまり情報がない。

また、読んでいる間にふと思い出したのはトマス・ハリスの「ハンニバル・ライジング」。日本人の伯母ムラサキに育てられたハンニバルが彼女から多大な影響を受けるという設定。こちらは日本と中国を混同している部分があってあまりいただけないのだが、映画で主役を務めたギャスパー・ウリエルの顔が「シブミ」を読んでいる間ずっとちらついてしまった。

この作者は一作ごとに作風がまったく違うそうだが、「バスク、真夏の死」や「夢果つる街」も評判が高いので、今度読んでみようと思う。また、「シブミ」の続編に当たると言われている「サトリ」もぜひ。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.74
(4pt)

奥深くて柔軟性がある

外国人が日本人を語るのは、
勘違いが多くて読み心地が悪いかなと思いましたが、
そんなことなかった。
日本の描写に違和感がないんです。
日本文化や原子力の利用への考察など、
今の日本人が読むと結構
感じるものがあるのではないでしょうか。

シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.73
(4pt)

奥深くて柔軟性がある

外国人が日本人を語るのは、
勘違いが多くて読み心地が悪いかなと思いましたが、
そんなことなかった。
日本の描写に違和感がないんです。
日本文化や原子力の利用への考察など、
今の日本人が読むと結構
感じるものがあるのではないでしょうか。

シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.72
(4pt)

奥深くて柔軟性がある

外国人が日本人を語るのは、
勘違いが多くて読み心地が悪いかなと思いましたが、
そんなことなかった。
日本の描写に違和感がないんです。
日本文化や原子力の利用への考察など、
今の日本人が読むと結構
感じるものがあるのではないでしょうか。

シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.71
(4pt)

奥深くて柔軟性がある

外国人が日本人を語るのは、
勘違いが多くて読み心地が悪いかなと思いましたが、
そんなことなかった。
日本の描写に違和感がないんです。
日本文化や原子力の利用への考察など、
今の日本人が読むと結構
感じるものがあるのではないでしょうか。

シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050
No.70
(4pt)

奥深くて柔軟性がある

外国人が日本人を語るのは、
勘違いが多くて読み心地が悪いかなと思いましたが、
そんなことなかった。
日本の描写に違和感がないんです。
日本文化や原子力の利用への考察など、
今の日本人が読むと結構
感じるものがあるのではないでしょうか。

シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412359
No.69
(4pt)

奥深くて柔軟性がある

外国人が日本人を語るのは、
勘違いが多くて読み心地が悪いかなと思いましたが、
そんなことなかった。
日本の描写に違和感がないんです。
日本文化や原子力の利用への考察など、
今の日本人が読むと結構
感じるものがあるのではないでしょうか。

シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412340
No.68
(5pt)

ニッコ!

ニッコの生い立ちから描かれています。
どのようにして、この今に至ったのか。
その今、というのは、72年、ミュンヘンオリンピック事件の後です。
小説は79年に出ており、当時としてはとても時機を得た生生しい物語だったのだろうと思います。
ところが。30年を経た今、読んでも、とても生生しい物語。

他のレビューでは、古くさい匂いがするかのように書かれているものもありますが、
私は、最初、最近の小説だと思って読んでいました。
ファットボーイは、今では、Googleのようなもの。
上巻は、事件の始まりと、これからの対決に向けての布石がたくさんあります。
そして、下巻。5分の1くらいが、ケイヴィングの描写に費やされていますが、
これはこれで非常に楽しめます。

下巻、2分の1すぎたあたりから、怒濤の勢いで物語が進んで行きます。
暗殺の場面はあっという間。
そして最後は。
シブミの世界へ。

楽しめました。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
「ボーン アイデンティ」や、2010年の「ソルト」など、
この「シブミ」の影響が大きいのではと思わせられます。

シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.67
(5pt)

ニッコ!

ニッコの生い立ちから描かれています。
どのようにして、この今に至ったのか。
その今、というのは、72年、ミュンヘンオリンピック事件の後です。
小説は79年に出ており、当時としてはとても時機を得た生生しい物語だったのだろうと思います。
ところが。30年を経た今、読んでも、とても生生しい物語。

他のレビューでは、古くさい匂いがするかのように書かれているものもありますが、
私は、最初、最近の小説だと思って読んでいました。
ファットボーイは、今では、Googleのようなもの。
上巻は、事件の始まりと、これからの対決に向けての布石がたくさんあります。
そして、下巻。5分の1くらいが、ケイヴィングの描写に費やされていますが、
これはこれで非常に楽しめます。

下巻、2分の1すぎたあたりから、怒濤の勢いで物語が進んで行きます。
暗殺の場面はあっという間。
そして最後は。
シブミの世界へ。

楽しめました。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
「ボーン アイデンティ」や、2010年の「ソルト」など、
この「シブミ」の影響が大きいのではと思わせられます。

シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.66
(5pt)

ニッコ!

ニッコの生い立ちから描かれています。
どのようにして、この今に至ったのか。
その今、というのは、72年、ミュンヘンオリンピック事件の後です。
小説は79年に出ており、当時としてはとても時機を得た生生しい物語だったのだろうと思います。
ところが。30年を経た今、読んでも、とても生生しい物語。

他のレビューでは、古くさい匂いがするかのように書かれているものもありますが、
私は、最初、最近の小説だと思って読んでいました。
ファットボーイは、今では、Googleのようなもの。
上巻は、事件の始まりと、これからの対決に向けての布石がたくさんあります。
そして、下巻。5分の1くらいが、ケイヴィングの描写に費やされていますが、
これはこれで非常に楽しめます。

下巻、2分の1すぎたあたりから、怒濤の勢いで物語が進んで行きます。
暗殺の場面はあっという間。
そして最後は。
シブミの世界へ。

楽しめました。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
「ボーン アイデンティ」や、2010年の「ソルト」など、
この「シブミ」の影響が大きいのではと思わせられます。

シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.65
(5pt)

ニッコ!

ニッコの生い立ちから描かれています。
どのようにして、この今に至ったのか。
その今、というのは、72年、ミュンヘンオリンピック事件の後です。
小説は79年に出ており、当時としてはとても時機を得た生生しい物語だったのだろうと思います。
ところが。30年を経た今、読んでも、とても生生しい物語。

他のレビューでは、古くさい匂いがするかのように書かれているものもありますが、
私は、最初、最近の小説だと思って読んでいました。
ファットボーイは、今では、Googleのようなもの。
上巻は、事件の始まりと、これからの対決に向けての布石がたくさんあります。
そして、下巻。5分の1くらいが、ケイヴィングの描写に費やされていますが、
これはこれで非常に楽しめます。

下巻、2分の1すぎたあたりから、怒濤の勢いで物語が進んで行きます。
暗殺の場面はあっという間。
そして最後は。
シブミの世界へ。

楽しめました。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
「ボーン アイデンティ」や、2010年の「ソルト」など、
この「シブミ」の影響が大きいのではと思わせられます。

シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050
No.64
(5pt)

ニッコ!

ニッコの生い立ちから描かれています。
どのようにして、この今に至ったのか。
その今、というのは、72年、ミュンヘンオリンピック事件の後です。
小説は79年に出ており、当時としてはとても時機を得た生生しい物語だったのだろうと思います。
ところが。30年を経た今、読んでも、とても生生しい物語。

他のレビューでは、古くさい匂いがするかのように書かれているものもありますが、
私は、最初、最近の小説だと思って読んでいました。
ファットボーイは、今では、Googleのようなもの。
上巻は、事件の始まりと、これからの対決に向けての布石がたくさんあります。
そして、下巻。5分の1くらいが、ケイヴィングの描写に費やされていますが、
これはこれで非常に楽しめます。

下巻、2分の1すぎたあたりから、怒濤の勢いで物語が進んで行きます。
暗殺の場面はあっという間。
そして最後は。
シブミの世界へ。

楽しめました。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
「ボーン アイデンティ」や、2010年の「ソルト」など、
この「シブミ」の影響が大きいのではと思わせられます。

シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412359
No.63
(5pt)

ニッコ!

ニッコの生い立ちから描かれています。
どのようにして、この今に至ったのか。
その今、というのは、72年、ミュンヘンオリンピック事件の後です。
小説は79年に出ており、当時としてはとても時機を得た生生しい物語だったのだろうと思います。
ところが。30年を経た今、読んでも、とても生生しい物語。

他のレビューでは、古くさい匂いがするかのように書かれているものもありますが、
私は、最初、最近の小説だと思って読んでいました。
ファットボーイは、今では、Googleのようなもの。
上巻は、事件の始まりと、これからの対決に向けての布石がたくさんあります。
そして、下巻。5分の1くらいが、ケイヴィングの描写に費やされていますが、
これはこれで非常に楽しめます。

下巻、2分の1すぎたあたりから、怒濤の勢いで物語が進んで行きます。
暗殺の場面はあっという間。
そして最後は。
シブミの世界へ。

楽しめました。
映画化されていないのが不思議なくらいです。
「ボーン アイデンティ」や、2010年の「ソルト」など、
この「シブミ」の影響が大きいのではと思わせられます。

シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
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