シブミ

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評判

シブミの評価:

3.89/5点 レビュー 38件。 D ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全122件 21〜40 2/7ページ
No.102
(4pt)

シニカルな視線のキャラクター小説

自分にとって、この小説の魅力は物事の本質に迫った洞察と、シニカルな考察(とくにハンナに対するシニシズム)だ。日本文化へのそれは興味深かったが、ケイヴィング(洞窟探検)やバスク人についてはやや退屈した。ちょっとニッチすぎる気がする。
そして暗殺者ニコライ・ヘルの、通俗を嫌う、ほとんど偏屈ともいえるキャラクターも秀逸。彼が手にする霊的な能力も、彼の超人性を高めている。
冒険小説としての出来はいまいちだと思うが、ハンナにからめて最終的な戦いに挑む結構は(あざといが)よかった。
それとIRAやPLOなど、実在する政治的テロ団体への(罵倒に近い)批判的視点も興味深かった。日本の小説は、このあたりを自主規制しているのだろうな。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.101
(4pt)

シニカルな視線のキャラクター小説

自分にとって、この小説の魅力は物事の本質に迫った洞察と、シニカルな考察(とくにハンナに対するシニシズム)だ。日本文化へのそれは興味深かったが、ケイヴィング(洞窟探検)やバスク人についてはやや退屈した。ちょっとニッチすぎる気がする。
そして暗殺者ニコライ・ヘルの、通俗を嫌う、ほとんど偏屈ともいえるキャラクターも秀逸。彼が手にする霊的な能力も、彼の超人性を高めている。
冒険小説としての出来はいまいちだと思うが、ハンナにからめて最終的な戦いに挑む結構は(あざといが)よかった。
それとIRAやPLOなど、実在する政治的テロ団体への(罵倒に近い)批判的視点も興味深かった。日本の小説は、このあたりを自主規制しているのだろうな。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050
No.100
(4pt)

シニカルな視線のキャラクター小説

自分にとって、この小説の魅力は物事の本質に迫った洞察と、シニカルな考察(とくにハンナに対するシニシズム)だ。日本文化へのそれは興味深かったが、ケイヴィング(洞窟探検)やバスク人についてはやや退屈した。ちょっとニッチすぎる気がする。
そして暗殺者ニコライ・ヘルの、通俗を嫌う、ほとんど偏屈ともいえるキャラクターも秀逸。彼が手にする霊的な能力も、彼の超人性を高めている。
冒険小説としての出来はいまいちだと思うが、ハンナにからめて最終的な戦いに挑む結構は(あざといが)よかった。
それとIRAやPLOなど、実在する政治的テロ団体への(罵倒に近い)批判的視点も興味深かった。日本の小説は、このあたりを自主規制しているのだろうな。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.99
(4pt)

シニカルな視線のキャラクター小説

自分にとって、この小説の魅力は物事の本質に迫った洞察と、シニカルな考察(とくにハンナに対するシニシズム)だ。日本文化へのそれは興味深かったが、ケイヴィング(洞窟探検)やバスク人についてはやや退屈した。ちょっとニッチすぎる気がする。
そして暗殺者ニコライ・ヘルの、通俗を嫌う、ほとんど偏屈ともいえるキャラクターも秀逸。彼が手にする霊的な能力も、彼の超人性を高めている。
冒険小説としての出来はいまいちだと思うが、ハンナにからめて最終的な戦いに挑む結構は(あざといが)よかった。
それとIRAやPLOなど、実在する政治的テロ団体への(罵倒に近い)批判的視点も興味深かった。日本の小説は、このあたりを自主規制しているのだろうな。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.98
(4pt)

シブミ(上)(ハヤカワ文庫)

お送り頂いた「シブミ上)は、梱包、中身特に問題ありません。文庫本ではなく、単行本か新書ものなら、最近、もの
が読みにくくなった私には、喜びが大きいのですが、仕方がありません。関係者の皆さんに感謝申し上げます。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412359
No.97
(4pt)

シブミ(上)(ハヤカワ文庫)

お送り頂いた「シブミ上)は、梱包、中身特に問題ありません。文庫本ではなく、単行本か新書ものなら、最近、もの
が読みにくくなった私には、喜びが大きいのですが、仕方がありません。関係者の皆さんに感謝申し上げます。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412340
No.96
(4pt)

シブミ(上)(ハヤカワ文庫)

お送り頂いた「シブミ上)は、梱包、中身特に問題ありません。文庫本ではなく、単行本か新書ものなら、最近、もの
が読みにくくなった私には、喜びが大きいのですが、仕方がありません。関係者の皆さんに感謝申し上げます。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.95
(4pt)

シブミ(上)(ハヤカワ文庫)

お送り頂いた「シブミ上)は、梱包、中身特に問題ありません。文庫本ではなく、単行本か新書ものなら、最近、もの
が読みにくくなった私には、喜びが大きいのですが、仕方がありません。関係者の皆さんに感謝申し上げます。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050
No.94
(4pt)

シブミ(上)(ハヤカワ文庫)

お送り頂いた「シブミ上)は、梱包、中身特に問題ありません。文庫本ではなく、単行本か新書ものなら、最近、もの
が読みにくくなった私には、喜びが大きいのですが、仕方がありません。関係者の皆さんに感謝申し上げます。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.93
(4pt)

シブミ(上)(ハヤカワ文庫)

お送り頂いた「シブミ上)は、梱包、中身特に問題ありません。文庫本ではなく、単行本か新書ものなら、最近、もの
が読みにくくなった私には、喜びが大きいのですが、仕方がありません。関係者の皆さんに感謝申し上げます。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.92
(5pt)

日本の正確さに目を見張る迫真の冒険小説

テロによるテロの報復事件が起こり、生き残ったテロリストが究極の暗殺者に助けを求めるが・・・というお話。
本書の要諦を箇条書きにしてみると、
1 テロリスト対テロリストを巡る謀略小説
2 日本の本質を極めた暗殺者を主人公にした冒険小説
3 東洋的視点で西洋を俯瞰した思索的スリラー
4 洞穴探検を詳細に描いた迫真の冒険サスペンス
ということになると思います。そしてこの4つのどこをとっても欠損する部分のない一部の隙もない稀有な物語だと思います。
とくに我々日本人には日本と日本人の描写の正確さに驚かされます。ポストの「影の獄にて」同様にここまで日本の本質を理解した小説を私は他に知りません。よくぞここまで書いたと感心してしましました。
兎に角本書を読まずに冒険小説は語れない現代の古典。海外の視点から日本の見つめた小説としては前記のポスト「影の獄にて」やバラード「太陽の帝国」と並ぶ傑作。是非ご一読を。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412359
No.91
(5pt)

日本の正確さに目を見張る迫真の冒険小説

テロによるテロの報復事件が起こり、生き残ったテロリストが究極の暗殺者に助けを求めるが・・・というお話。
本書の要諦を箇条書きにしてみると、
1 テロリスト対テロリストを巡る謀略小説
2 日本の本質を極めた暗殺者を主人公にした冒険小説
3 東洋的視点で西洋を俯瞰した思索的スリラー
4 洞穴探検を詳細に描いた迫真の冒険サスペンス
ということになると思います。そしてこの4つのどこをとっても欠損する部分のない一部の隙もない稀有な物語だと思います。
とくに我々日本人には日本と日本人の描写の正確さに驚かされます。ポストの「影の獄にて」同様にここまで日本の本質を理解した小説を私は他に知りません。よくぞここまで書いたと感心してしましました。
兎に角本書を読まずに冒険小説は語れない現代の古典。海外の視点から日本の見つめた小説としては前記のポスト「影の獄にて」やバラード「太陽の帝国」と並ぶ傑作。是非ご一読を。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412340
No.90
(5pt)

日本の正確さに目を見張る迫真の冒険小説

テロによるテロの報復事件が起こり、生き残ったテロリストが究極の暗殺者に助けを求めるが・・・というお話。
本書の要諦を箇条書きにしてみると、
1 テロリスト対テロリストを巡る謀略小説
2 日本の本質を極めた暗殺者を主人公にした冒険小説
3 東洋的視点で西洋を俯瞰した思索的スリラー
4 洞穴探検を詳細に描いた迫真の冒険サスペンス
ということになると思います。そしてこの4つのどこをとっても欠損する部分のない一部の隙もない稀有な物語だと思います。
とくに我々日本人には日本と日本人の描写の正確さに驚かされます。ポストの「影の獄にて」同様にここまで日本の本質を理解した小説を私は他に知りません。よくぞここまで書いたと感心してしましました。
兎に角本書を読まずに冒険小説は語れない現代の古典。海外の視点から日本の見つめた小説としては前記のポスト「影の獄にて」やバラード「太陽の帝国」と並ぶ傑作。是非ご一読を。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.89
(5pt)

日本の正確さに目を見張る迫真の冒険小説

テロによるテロの報復事件が起こり、生き残ったテロリストが究極の暗殺者に助けを求めるが・・・というお話。
本書の要諦を箇条書きにしてみると、
1 テロリスト対テロリストを巡る謀略小説
2 日本の本質を極めた暗殺者を主人公にした冒険小説
3 東洋的視点で西洋を俯瞰した思索的スリラー
4 洞穴探検を詳細に描いた迫真の冒険サスペンス
ということになると思います。そしてこの4つのどこをとっても欠損する部分のない一部の隙もない稀有な物語だと思います。
とくに我々日本人には日本と日本人の描写の正確さに驚かされます。ポストの「影の獄にて」同様にここまで日本の本質を理解した小説を私は他に知りません。よくぞここまで書いたと感心してしましました。
兎に角本書を読まずに冒険小説は語れない現代の古典。海外の視点から日本の見つめた小説としては前記のポスト「影の獄にて」やバラード「太陽の帝国」と並ぶ傑作。是非ご一読を。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050
No.88
(5pt)

日本の正確さに目を見張る迫真の冒険小説

テロによるテロの報復事件が起こり、生き残ったテロリストが究極の暗殺者に助けを求めるが・・・というお話。
本書の要諦を箇条書きにしてみると、
1 テロリスト対テロリストを巡る謀略小説
2 日本の本質を極めた暗殺者を主人公にした冒険小説
3 東洋的視点で西洋を俯瞰した思索的スリラー
4 洞穴探検を詳細に描いた迫真の冒険サスペンス
ということになると思います。そしてこの4つのどこをとっても欠損する部分のない一部の隙もない稀有な物語だと思います。
とくに我々日本人には日本と日本人の描写の正確さに驚かされます。ポストの「影の獄にて」同様にここまで日本の本質を理解した小説を私は他に知りません。よくぞここまで書いたと感心してしましました。
兎に角本書を読まずに冒険小説は語れない現代の古典。海外の視点から日本の見つめた小説としては前記のポスト「影の獄にて」やバラード「太陽の帝国」と並ぶ傑作。是非ご一読を。
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404631
No.87
(5pt)

日本の正確さに目を見張る迫真の冒険小説

テロによるテロの報復事件が起こり、生き残ったテロリストが究極の暗殺者に助けを求めるが・・・というお話。
本書の要諦を箇条書きにしてみると、
1 テロリスト対テロリストを巡る謀略小説
2 日本の本質を極めた暗殺者を主人公にした冒険小説
3 東洋的視点で西洋を俯瞰した思索的スリラー
4 洞穴探検を詳細に描いた迫真の冒険サスペンス
ということになると思います。そしてこの4つのどこをとっても欠損する部分のない一部の隙もない稀有な物語だと思います。
とくに我々日本人には日本と日本人の描写の正確さに驚かされます。ポストの「影の獄にて」同様にここまで日本の本質を理解した小説を私は他に知りません。よくぞここまで書いたと感心してしましました。
兎に角本書を読まずに冒険小説は語れない現代の古典。海外の視点から日本の見つめた小説としては前記のポスト「影の獄にて」やバラード「太陽の帝国」と並ぶ傑作。是非ご一読を。
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404623
No.86
(4pt)

ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸

(上巻)
『アイガー・サンクション』『夢果つる街』読了済。
著者の情感溢れる筆致は大いに認めるものの、欧米作家の描く日本という設定に違和感を覚え、今日まで読まずにきた。
話の本筋よりは、ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸。
アメリカ人とは思えない日本文化への理解と共感。
もし日本学の泰斗ドナルド・キーン博士が謀略小説を書けばこの様なものになるかも。
現代日本人には決して書けない廃れゆく日本の美への哀惜の念。
日本人の目には心地良いが肝心の母国の読者が理解できたのかが気になる。

(下巻)
ノスタルジックかつリリカルな上巻から一転、ケイビング(洞窟探検)場面での幕開け。
当然これはクライマックスへ向けての伏線となっている訳だが、幾ら何でも80頁は長すぎる。
全体の4分の3くらい過ぎて、やっと話が動き出すが、最強の暗殺者と言いながら、攻めは強いが守りは弱い。
西洋版金田一耕助といったところか。世界を裏から牛耳る黒幕とは談合し、実行部隊に対してのみ復讐するなど、
今一つ感情移入し切れなかった。但、上下巻平均すれば水準以上の出来栄えと言える。

上巻が気に入ったら『夢果つる街』を是非 読んでほしい。哀感絶品。

『見知らぬ国は狼の国』『しかし、鳥はそれぞれ美しい巣を持っている』
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412359
No.85
(4pt)

ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸

(上巻)
『アイガー・サンクション』『夢果つる街』読了済。
著者の情感溢れる筆致は大いに認めるものの、欧米作家の描く日本という設定に違和感を覚え、今日まで読まずにきた。
話の本筋よりは、ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸。
アメリカ人とは思えない日本文化への理解と共感。
もし日本学の泰斗ドナルド・キーン博士が謀略小説を書けばこの様なものになるかも。
現代日本人には決して書けない廃れゆく日本の美への哀惜の念。
日本人の目には心地良いが肝心の母国の読者が理解できたのかが気になる。

(下巻)
ノスタルジックかつリリカルな上巻から一転、ケイビング(洞窟探検)場面での幕開け。
当然これはクライマックスへ向けての伏線となっている訳だが、幾ら何でも80頁は長すぎる。
全体の4分の3くらい過ぎて、やっと話が動き出すが、最強の暗殺者と言いながら、攻めは強いが守りは弱い。
西洋版金田一耕助といったところか。世界を裏から牛耳る黒幕とは談合し、実行部隊に対してのみ復讐するなど、
今一つ感情移入し切れなかった。但、上下巻平均すれば水準以上の出来栄えと言える。

上巻が気に入ったら『夢果つる街』を是非 読んでほしい。哀感絶品。

『見知らぬ国は狼の国』『しかし、鳥はそれぞれ美しい巣を持っている』
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412340
No.84
(4pt)

ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸

(上巻)
『アイガー・サンクション』『夢果つる街』読了済。
著者の情感溢れる筆致は大いに認めるものの、欧米作家の描く日本という設定に違和感を覚え、今日まで読まずにきた。
話の本筋よりは、ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸。
アメリカ人とは思えない日本文化への理解と共感。
もし日本学の泰斗ドナルド・キーン博士が謀略小説を書けばこの様なものになるかも。
現代日本人には決して書けない廃れゆく日本の美への哀惜の念。
日本人の目には心地良いが肝心の母国の読者が理解できたのかが気になる。

(下巻)
ノスタルジックかつリリカルな上巻から一転、ケイビング(洞窟探検)場面での幕開け。
当然これはクライマックスへ向けての伏線となっている訳だが、幾ら何でも80頁は長すぎる。
全体の4分の3くらい過ぎて、やっと話が動き出すが、最強の暗殺者と言いながら、攻めは強いが守りは弱い。
西洋版金田一耕助といったところか。世界を裏から牛耳る黒幕とは談合し、実行部隊に対してのみ復讐するなど、
今一つ感情移入し切れなかった。但、上下巻平均すれば水準以上の出来栄えと言える。

上巻が気に入ったら『夢果つる街』を是非 読んでほしい。哀感絶品。

『見知らぬ国は狼の国』『しかし、鳥はそれぞれ美しい巣を持っている』
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411069
No.83
(4pt)

ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸

(上巻)
『アイガー・サンクション』『夢果つる街』読了済。
著者の情感溢れる筆致は大いに認めるものの、欧米作家の描く日本という設定に違和感を覚え、今日まで読まずにきた。
話の本筋よりは、ゴルゴ13を思わす稀代の暗殺者の出生の秘密と戦時下の上海・日本での青春時代の描写が秀逸。
アメリカ人とは思えない日本文化への理解と共感。
もし日本学の泰斗ドナルド・キーン博士が謀略小説を書けばこの様なものになるかも。
現代日本人には決して書けない廃れゆく日本の美への哀惜の念。
日本人の目には心地良いが肝心の母国の読者が理解できたのかが気になる。

(下巻)
ノスタルジックかつリリカルな上巻から一転、ケイビング(洞窟探検)場面での幕開け。
当然これはクライマックスへ向けての伏線となっている訳だが、幾ら何でも80頁は長すぎる。
全体の4分の3くらい過ぎて、やっと話が動き出すが、最強の暗殺者と言いながら、攻めは強いが守りは弱い。
西洋版金田一耕助といったところか。世界を裏から牛耳る黒幕とは談合し、実行部隊に対してのみ復讐するなど、
今一つ感情移入し切れなかった。但、上下巻平均すれば水準以上の出来栄えと言える。

上巻が気に入ったら『夢果つる街』を是非 読んでほしい。哀感絶品。

『見知らぬ国は狼の国』『しかし、鳥はそれぞれ美しい巣を持っている』
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150411050