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伊勢佐木町探偵ブルース
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伊勢佐木町探偵ブルースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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とてもおもしろい | ||||
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『伊勢佐木町探偵ブルース』と聞けば、普通はレイモンド・チャンドラー風のハードボイルドを連想する。 あるいは札幌を舞台にした『探偵はバーにいる』とか……。 ところが、これは東川篤哉作品なのだ。 ハードではなく、ほどよい半熟ボイルド。そんなジャンルはないが「ハーフボイルド」と呼べばいいのだろうか。馬車道で小料理屋をやっていた母親が県警本部長と再婚。突如できた義弟は、イケメンエリート。なにやら内田康夫の浅見光彦の舞台設定に似てくる。もっとも理知的な浅見と、本作の主人公ー桂木圭一では、品の良さが違いすぎる。桂木圭一はいちおうハードボイルド風探偵を目指しているようなのだ。これに、昭和のチンピラ風の真琴が助手としてついている。 キャラミスとはまた違ったコージーミステリ。 派手なアクションのハードボイルド刑事物や乾いた空気感の捜査物ばかりで、日本ではなかなかコージーミステリが育っていない。赤川次郎さんを継げるのはこの人かもしれない。 | ||||
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第1話は登場人物のキャラの配分が悪くて読み辛い。 第2話と進むにつれ安定してきて、物語を楽しめた。 個人的には、メチャクチャ気が強そうでプライドが高そうで 底意地の悪そうな、それでいてデキる女の雰囲気を撒き散らしながら、 主人公や真琴のことを心底見下したように振る舞う、 ほら、あの新米美人刑事、松本刑事ですよ、その松本刑事もっと出してもらえませかね。 | ||||
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今まではハードボイルドな私立探偵にとって、タバコは必須アイテムだったはずだ。ところが、世の中は国を先頭に禁煙ブーム。喫煙者はめっきり少なくなった。テレビでは喫煙のシーンは放映できず、ついには小説も自粛するようになった。レイモンド・チャンドラーの作品や松田優作のような探偵は二度と登場しないのだろう。今でも吸い殻の山を築くのは、原尞の沢崎くらいか。 探偵は事務所を構える場所も重要だ。主人公の圭一の事務所は横浜・伊勢佐木町。沢崎のいる新宿もそうだが、猥雑な街という印象を与える。おしゃれな山手や元町とは空気が違う。クレイジー・ケン・バンドの歌が似合う。決してユーミンやサザンの曲は流れない。それなのに… 作者のユーモア発揮される場面だ。場末の探偵がなぜか山手に足繁く通うことに。『謎解きはディナーのあとで』のような豪邸に足を踏み入れる。捜査ではなくプライベートで。当然、家の中は禁煙。ベンツの中も。屋外も喫茶店(カフェといわないところがいい)も禁煙。据えそうな場所を見つけてようやく一服しようとすると、必ず邪魔が入る。令和の探偵はタバコが吸えないのだ。 | ||||
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主人公の探偵とその助手(=舎弟)との関係がなかなか面白い。舎弟の真琴くんが愛おしくなります。またイケメンエリート刑事とのやりとりも、決して負けていない主人公に感情移入しながら楽しんでいます。義父となった某県警本部長の権力に頼らずあくまでも自分の力で事件を解決しようと言う主人公のやり方にも好感を覚えますが、謎解きものとしてはちょっと物足りないかと思いました。でも私の大好きな作家さんですので続編を期待しています。 | ||||
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