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暗殺者の追跡
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暗殺者の追跡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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2019/7月、マーク・グリーニーは、"Lt. Col Hunter Ripley Rawlings IV"との共著でもある"Red Metal"を引っ提げて、書店ツアーを敢行していたようですね。Lt. Colは、中佐?。"Red Metal"は熊のミーシャたちによるヨーロッパ侵攻を描いているって(笑) 「暗殺者の潜入」の邦訳から1年、「暗殺者の追跡("Mission Critical")上・下」(マーク・グリーニー 早川書房)を一気に読む。 今回のグレイマン(ヴァイオレーターという呼び名のほうが好ましい)は、巻頭、乗り合わせたガルフストリームが英国の空港にて襲撃され、CIAが確保した囚人が拉致されますが、勇んでモーター・グライダーに乗り込み、追跡します。ハンドラー、スーザンに追えと言われて(笑)。一方、元SVRのゾーヤ・ザハロワは、CIAの資産(アセット)になるべく隠れ家で教育を受けている矢先、家族の過去に纏わる「あること」に気がついてしまい、その隠れ家からの脱出を試みようとしますが。。。。ああ、ゾーヤ!「暗殺者の飛躍」からの飛躍。 いつものようにスーザン、マット・ハンリー、そしてサー・ドナルド・フィッツロイもしっかりとその役割を担って登場します。そしてコードネーム「ロマンティック」と呼ばれるがさつでユーモア溢れるあの”おっさん”も。 北朝鮮の細菌学者に纏わる過去、ゾーヤの「逃亡」の原因でもある元GRU長官に憑依する亡霊のような歴史、CIA内部で暗躍するスリーパーの脅威、切れ味のいいカットバックを駆使して、いくつかのストーリーが狂信的で邪悪なある<陰謀>へと収斂していきます。書けるのは、ここまでですね。発売直後のこの時期、少しのネタバレもできません。主なる舞台も書けません(笑) 重層的で超弩級のアクション・シーンは、いつもと変わらずシャープでスリリングです。そして、今回のシェラ・シックスの物語は、「二度泣けます」(笑)。その泣ける理由も書けないのがとても悔しい。 いつにもましてヴァイオレーターは、満身創痍、その生来の「人のよさ」を発揮して、そして何かを認めないと言っていながら、その何かを守り、その何かに守られながら、夥しい数の重火器と生身の肉体を駆使して献身的に活躍します。おそらく、おそらくですが(誰かが気がついてくれたように)彼の最大の武器はその「純真さ」にあるのだと思います。 マーク・グリーニーのニュースレターによると、シリーズ9作目"One Minute Out"が2020年2月にリリース予定とのこと。まだ先のことですが、とても待ち遠しい。 ジェントリーはいった。「でも、きみと会えてうれしい」 | ||||
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