Blue
評判
Blueの評価:
4.08/5点 レビュー 49件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 61〜70 4/4ページ
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Blueの評価:
4.08/5点 レビュー 49件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
警察が捜査を続ける中で「ブルー」と呼ばれるひとりの男の存在が浮上する。
平成が始まった日に生まれ、平成が終わった日に死んだという彼は一体どんな人生を歩んだのか――。
小説の構成的には著者の傑作である『絶叫』に近い形が取られている(あの刑事も登場!)。
合間の「For Blue」という章の存在によって、読者はある程度、捜査がどう進むのかなど、先を予測しながら読み進めることができる。
この「ある程度」という見せ方の案配が、葉真中顕という作家はいつも本当に、絶妙にうまいんだよなあと再認識。
また、『世界に一つだけの花』、ゲームボーイ、オザケン、チーマー、アムラーといった音楽や文化、アイテムがたくさん出てくるが、これらが「平成」とその時代を生きた人たちといった背景を表すのにとても効果的で、個人的には読書スピードがどんどん上がっていくような疾走感があった(世代じゃないという人にはむしろうるさく感じるかもしれないので、あくまで個人的には)。
「家族」や「愛」といった当たり前だと思われている存在が、実はちっとも当たり前ではないということ。
元号が変わっても平成同様に貧富の差もあれば、格差はますます広がる可能性が高いということ。
つまり「ブルー」のような存在は実在するし、これからも生まれ得るということ。
小説世界と実社会が地続きに感じられる圧倒的リアリティはさすがの一言。めちゃくちゃ面白かった!
最後に「ブルー」=「青」にとことんこだわったブックデザインがとても秀逸!
こういった「見た目」の楽しみも本の魅力なので、そういう点でも素晴らしい作品だと思う。