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巡査長 真行寺弘道
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巡査長 真行寺弘道の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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サブスクの音楽サービスで文章中に登場する曲を流しながら、一気に読んでしまった! 音楽は人の感情に寄り添ってくれるし、逆撫でしてもくれる!そんな音楽は一定の規則でできている。 人間は自由なのか? 組織に所属する人は、その組織のルールに縛られる。現代の人間は生まれながらに国家に所属している。自由とは何か? 生成AIが一般的になった2024年に、文章中に出てくる【お孫さん】が現実社会に実装されている2024年に、とてもハラハラドキドキ一気に読んでしまった。 | ||||
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自分であり続けるために出世を拒否し、昔ながらのロックにこだわる53歳巡査長と凄腕過ぎるハッカーがスピーカの音へのこだわりから友となり、納得できない社会悪、政治家・警察の犯罪に挑戦する。政治家を殺すには、生命だけでなく、政治家としての人間性まで抹殺する必要があった。政治家本人、奥様も人間、自分の手は汚さない公安、面白かったけど、やっぱりむかついた。 | ||||
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レイモンドチャンドラーやロバートBパーカーなどいわゆるハードボイルド系な殺伐感と少しの悲壮感は感じられない だが8割過ぎた頃からハードボイルド感が増してくる 大河ドラマみたいなありきたりの展開や毎度繰り返される演出に飽きた方向けの小説です キャラが醸し出す雰囲気に心地よく身を委ねる これこそがハードボイルドだろう | ||||
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「この歳でヒラ?」のマイペースな主人公が秋葉原で知り合ったハッカー黒木と近代的な謎を追う。理屈っぽい説明が、語り口が軽妙さで引き込まれる。シリーズを続けて読みたい。 | ||||
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どこかで聞いたセリフですが、 「まだ読んでいない人は幸せです。この本を読んで充実した時間を過ごせるのですから」 「すでに、読まれた方は、もっと幸せです。再読すると、新発見があることが保証されているのですから」 僕は、榎本さんは、現代日本の「ホセ・オルテガ・イ・ガセット」だと思っています。 榎本さんの関心は、形而上学にとどまらず、文明論や国家論、文学や音楽など多岐にわたっています。 | ||||
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文章はうまい。音楽が聞こえてきそう。ITの知識も盛り込まれ新しい。また、ありそうな政治と政治家。ともかく面白い。 | ||||
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久々に一気に読んだ推理小説です。 異色の警察小説、という触れ込みで手に取ったので、 最初は王道の展開に首をかしげました。 アウトローの「巡査長」。 理解のある上司。出世街道に無縁ながらキレ者。 ただ、AIロボットが発端の小さな事件から、じわじわと日本全体を覆う 巨大な闇へ連なる展開は、なかなか先を読ませません。 ハッカーという存在を使いながらもその手口は意外と地道。 「もしかしたら、ありえそう」というリアリティを被せてくる描写 (『お孫さん』の存在、FacebookやTwitterなどオープンSNSから 個人を特定するなど)、 また、シリーズものでは?前作があるのでは?と思うほど、 深みがあり魅力的なキャラクター群に引き込まれます。 そして、冒頭が終幕に収斂してゆく様が見事。 大団円ではないのに、作者の手腕にまんまと酔わされ 爽快感すら感じるラストは、満足の読後感です。 | ||||
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やっと時間が出来たので、榎本憲男さんの最新作「巡査長 真行寺弘道」を読んだ。さすがに物語への引き込みが上手く、あっという間に読了。「圧倒的なスケール」ってのはちょっと大げさだろう…と思いながら読んでいると、本当に壮大なスケールの話になってビックリ。 前作(エアー2.0)と同じく、思想や政治にも大胆に踏み込んでいて、エンタメ小説でありながら「訴えたいこと」があるのがいい。オーディオや音楽といった著者の造詣の深さを活かした設定は男ゴコロをくすぐるし、クラッキング等に関する設定も、きちんと検証されているのも素晴らしい。 「巡査長 真行寺弘道」にはいろんな楽曲が登場するのだけれど、その度にHomePodに話しかけて(英語しか通じない)、かけてもらうのもまた楽しい。良い時代になったものです。 | ||||
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「一気読み必至の○○小説」とは、 よく警察小説の帯の謳い文句に使われる文言だ。残念ながら年をとるとそれが不可能になる。眼が疲れてしまっていいところでも、途中で辞めざるを 得ないのだ。だから、辛抱強く何日かかかって読了することになる。 この小説も好きな警察ものだが、相棒にに天才ハッカーを持ってきたところが目新しいところ。 予想通り、主人公が彼の力を借りて事件の真相に迫るのだが・・・。 果たしてシリーズものとなるのか? なかなか登場人物もよく描かれているように感じたが。 途中まで読んで、投げ出してしまうことも珍しくない昨今、この小説はそういったこともなく読み終えた。 ということは、「一気読み必至の異色の警察小説」という謳い文句があながちオーヴァーではないということか。 | ||||
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読売新聞の文化面に載った紹介記事に「タイトルだけを見て、ありがちな警察小説と思ってはいけない」「自由というテーマに切り込んだ意欲作」とあるが、まさにその通り。かなりとんがった警察小説である。 長編としてはボリュームがあるものの、北上次郎さんの解説にもあるように、「一気読み」させられてしまう。 53歳のヒラ刑事は、飄々としていながら、時に熱い。彼はこれから、どこへ向かうのだろうか? | ||||
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