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鏡の国のアリス
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【この小説が収録されている参考書籍】
鏡の国のアリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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※ 大まかなネタバレあり。 ○ 「鏡の国のアリス」 かなり読み手を選ぶ作品だと思いました。 作品の書かれた年代を鑑みても、古さは感じられません。 そこは良いのですが、ストーリーのパートと、理論というか理屈のパートが余りシンクロしない感じです。 内容説明にある通り、ストーリーは左右が逆の世界に迷い込んだ青年の行動を描いています。しかし途中で、青年が世話になっている人物の鏡像についての考え方が延々と述べられます。 一応、学生に講義するような形式を取っているのですが、ストーリー展開そのものとは余り関係がなく、ストーリーを楽しみたい人には、かなりつらいページが続くと思います。 逆に、理屈を楽しみたい人には、いいかも知れません。 「鏡の国のアリス」は、7ページから284ページまでです。でも、主人公が左右逆の世界に迷い込み戸惑うパートと前述の理屈パートがかなりの部分を占め、ストーリーとしての「何がどうしてどうなった」といった部分は、はっきり言ってかなり平坦なイメージです。 少なくとも「異世界に入り込んだ青年が、奇想天外な冒険をする」という雰囲気ではありません。ですから異世界冒険譚のようなものを期待すると肩透かしを食らうでしょう。リアルという意味では良いのかもしれませんが、あまりにも平凡というか、日常的な展開なんですよねぇ……。 あと、個人的には主人公が余り好きになれませんでした。「もうちょっと、謙虚になれよ」ってな感じで……。 ○ 残りの三つの短編 こちらは若干、古さを感じます。書かれた年代的には、しょうがないのかも知れません。 二編については、内容的にアッと驚くオチがあるわけではありません。坦々と話が進んで終了するので、雰囲気を楽しみたい人には良いと思いますが、ストーリーの起伏を楽しみたい人には、物足りないかもしれません。 | ||||
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