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君の話
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君の話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 21~40 2/4ページ
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一行日記! ここから、猛烈にのめり込んだ。 | ||||
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義憶買いたいな。 | ||||
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読みやすい。孤独に関する描写は秀でている。但し、登場人物の台詞が幼すぎる所あり。其れを除けば、買って損なし、夢中に読める。 | ||||
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普通に話の内容は面白い。 文章力が高く非常に読みやすいし話の構成も先の展開が気になるような作品だった。 | ||||
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この話の嘘にすがりたくなるような、 綺麗な作品でした。 太陽の下では生きられなくても 月明かりの下でなら生きてゆける。 | ||||
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すべてはレビュータイトル通り。一見矛盾している様に見えるが、でもそうなのである。時は架空の記憶(義憶)を買うことが出来る時代。主人公の大学生 天谷千尋はある日、何かの手違いで頭の中に架空の100%の幼馴染 夏凪灯花の甘い'義憶'が存在してしまうことになる。すると間もなく彼の隣のアパートに実在しないはずの 夏凪灯花 が現れる。その彼女の登場により主人公の天谷の気持ちは激しく揺らぐ。そして理想と現実の間に挟まれ疑心暗鬼になった千尋は最大の過ちを犯してしまう。さてその過ちとは?そんなお話です。 | ||||
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特別でいたい。純粋でいたい。妥協したくない。平凡なんていらない。運命じゃないなら、いっそ孤独を選ぶ。それなのに、ありふれた幸福が羨ましくて仕方がない。本当は自分もそれを手に入れられたはずなのに……僕はなにを間違えたんだろう?どうして僕は僕なんだ? ひどく幼稚だ、自己愛だ、幼い自意識の塊だ。それなのに、どうしても読むのがやめられない。心の柔らかい部分に優しく触ってくる。この小説は僕にとって100%の物語だった。ありがとう。 | ||||
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一部の人の心にはズドンと響くような作品。 現代人は本質的な部分で、作者と似た思考回路の人が多いかと思います。 私自身、無駄に過去を反芻したり、将来を悲観することが多く、ある種の鬱病かもしれません。 一方で、悪魔の証明的な希望や妄想にも囚われていたりします。 つまるところ、ネガティブバイアスのかかった思考の持ち主の心には響きます。 逆に言うとそうでない人には、あまり響かないかもしれません。 しかしこの作者は、おそらくそれを分かった上で、会心の1冊を書き上げてきます。 私はこれまでの作品を通して、今この瞬間を大切にしたいと思うようになりました。 内容の受け取り方は人それぞれですが、それでいいのです。 | ||||
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“ぼっち”。この話しはこれに尽きると思う。 寂しい。とにかく寂しい。そんな中の唯一の愛、恋愛対象にすがってしまう描写がいい。 ジャンルは、ミステリーと言いたくなるほど、前半に張られた伏線を見事に回収していく。 05章で、寂しさに堪えられなくなって一旦本を置いてしまったんだけど、最後まで読んで良かった。 他の作者のアニメ、SAOアリシゼーションで仮想空間で何年も生活する話しがあったけど、この話しも、 脳内の情報と現実世界に差異がある状況っていうのが、近未来SFとしてではなくリアルな未来にも感じられて想像が沸き立つ。 | ||||
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ストーリーの中に没頭する自分を物語として成立させている事に惹きつけられ、 最後には儚い物語に飲み込まれる。 | ||||
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三秋縋さんらしくよく作り込まれたレベルの高い作品だと思う。しかし三秋縋らしさがファンの自分からしてみれば新鮮味にかけるところがあった。どこかで見た主人公、ヒロイン。ヒロインは作品により多少イメージが変わるところもあるが、主人公は一貫して物事を斜に構え、世間から1歩引いたところでひねくれた考えを持ってる青年というイメージが変わらない。設定は違えど展開は似たようなものでインパクトにかけてしまう。 物語としては美しく丁寧に纏められていた。記憶を扱う設定上どうにでもなる感じがしてしまってイマイチ入り込めなかったのが残念。これは題材が難しかったのではないかなと思う。 | ||||
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私が読んだ小説の中で、一番気に入った。 三秋縋先生の今後の飛躍が楽しみだ。 | ||||
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人体にありもしない記憶を植え付けることができる世界という、想像力を刺激する設定に読み始めた当初ドキドキしました。 義憶が生まれたことで、どんなトリックで物語を楽しませてくれるのか、この世界に生きる人にとって義憶とはどういった存在なのか、などの好奇心が引き立てられます。 主人公の前に突然現れる義憶通りの幼馴染。 でも、義者のはずの幼馴染は主人公と同じ義憶を持っている。 初めは、幼少期に幼馴染に何かしらのつらいことがあったために、耐えきれずに主人公が記憶をレーテで消したのかと思いましたが、そんな安直なストーリーではありませんでした。 物語はもっと複雑で、幼馴染の少女時代にまで及ぶ混沌とした思いが引き起こしたものでした。 義憶技工士という記憶を作る人が、自分の記憶はどんどん新型アルツハイマーに犯されて記憶が残りわずかしかないというのは意地悪な設定だな、と思いました。 自分で作った義憶のおかげとはいえ、最期に幼馴染は幸せに死ぬことができたのではないでしょうか。 恋する寄生虫、スターティングオーバーや三日間の幸福をこれまで読んできましたが、間違いなく最高の一冊でした。 | ||||
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SF恋愛作品です(^-^*)/ 記憶を改変する義憶という設定も、設定の活かし方も、両方見事ですっかり騙されました! 恋愛作品としても、孤独過ぎる魂の交錯が切なくも感動的で素晴らしい! 変わった恋愛作品を読みたい時に、オススメの名作です(^-^*)/ | ||||
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過去を過去として自身に留めず、それによって形作られた過去から産まれれた抽出物によって虚構を認めようとせずに虚構と向き合っていこうとするが、虚構であるはずの記憶に現実が混ぜこまれ、虚構を虚構としてではなく現実として捉えていくような | ||||
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久しぶりに悲しい、儚い気持ちを感じました。 今や人生の大半を仕事に費やしている現状に焦りを感じてしまった。 運命の人を信じている、少女の様な心は持ち合わせてないと思っていたのですが、どうやら間違いだった様です。 これから、時間をかけて運命の人に出会ってきます! | ||||
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なかなかどうして、非常に面白い。 お気に入りの作品の1つになりました。 お奨めします。 | ||||
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これは、何とも切ない恋愛小説だ。 ナノロボットという粉末を飲めば、それが脳に働きかけて、記憶を改変することができる。忘れたい記憶を消し去ることもできれば、服用者一人ひとりに向けたオリジナルの擬似記憶(義憶)を植え付けることもできる。義憶をつくるシナリオライターにあたるのが、義憶技工士と呼ばれる職業である。 物語の前提条件はかなりSFだが、いかにも実際に社会に根付いているかのように、細部にこだわって作り込まれている。 この物語には、主要登場人物の千尋、灯花がそうであるように、空っぽの幼少期を過ごした人たちが何人も登場する。その渇いた魂同士が交錯して、世にも美しく、優しく、儚い物語が産み出された。そしてその物語は、現実に対して作用し出す。 理性では嘘と理解しながらも、そこに救いを求めてしまう哀しさは、涙を誘う。絵に描いたような初恋のストーリーは、胸の奥のこそばゆい箇所を刺激する。 本書の主人公は、そのような力を秘めた物語そのものである。 架空のはずの物語と現実の相似の謎に引き込まれ、クライマックスでは読者を驚かせる粋な仕掛けもある。 独創的な舞台設定といい、感情の襞の描写の細やかさといい、実に心に沁みる作品である。 | ||||
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三秋縋ワールドであったけど、何かが違った。 絶望の中にある希望、幸せを書きたい といつか著者が言っていたことを思い出しては、主人公は間違いなく不幸の中にいたが絶望の中には居なかったような錯覚を覚えた。 錯覚だったことに気づくのはもちろん言うまでもない。 この先はネタバレを含みますが。 読者にヒロインを植え付けたのは義憶ではなく間違いなくこの本であること。 そして今自分が感じている空虚さを言語化して胸の奥を掴むのはこの本であること。 もう少し自分の運命を信じて、それを感じた時は振り向いてみるのもいいのかもしれません。 | ||||
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世の中には、たくさんの物語がありますよね。 古くは口承伝達に始まり、日本においては「竹取物語」により、「物語」という概念が芽を出し、平安時代には紫式部という「大人気作家」が生まれ、そして、長い時を経て、数多の小説が途切れることなく描き出され、やがてそれらは映画、ドラマ、マンガ、ゲーム、アニメ……といった形に変容していきました。 それらは種は違えど、垣根はあれど、「人に虚構を与える」という点では共通しています。 本書は、そんな「虚構」と「現実」についての話。 人の記憶を書き換えることのできる「レーテ」やら、「グリーングリーン」といった「記憶改変ナノロボット」が一般化した社会で、主人公が「会ったこともない幼馴染み」の記憶(本書では「義憶」と言われます)を手にしてしまう、という話です。 この設定を書くと、ともすれば最近流行りのAIやVRの一般化した近未来小説のような印象を与えてしまいかねませんが、本書の肝はそこにはありません。 なぜならば、作者が三秋すがるなのですから。 世の中に物語数多あれど、書き手が大勢いれど、「三秋すがる」と全く同質の書き手はいません。彼の描き出す物語は、儚くて、ねじれていて、けれどもまっすぐで、要するに1本の芯が通っています。 そして、どうしようもなく彼の物語に共感する、共感せざるをえない読者がいます。 この本の冒頭の方で、 「自分の頭の中で一番美しい記憶が他人の作り話だなんて、虚しすぎるではないか」 というセリフがありますが、 記憶改変ナノロボットやVRが発展するまでもなく、それ以前の太古の昔からそういう人間は大多数いたと思いますよ。 だって、自分たちは、ただ文字がつづってあるだけの白い紙にこんなにも、どうしようもない感情を覚えることができるのですから。 そういった意味で、三秋すがるは一流の義憶の作り手です。 | ||||
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