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(短編集)

ため息の時間



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【この小説が収録されている参考書籍】
ため息の時間
ため息の時間 (新潮文庫)

ため息の時間の評価: 4.33/5点 レビュー 21件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

女性たちの復讐

女は男に従っていて当たり前、俺は今までお前らを養ってきた、などと考えている男にとって、女はこんなことを考えているのかということを痛感させられた。「バス・ストップ」では浮気する亭主に料理、洗濯、掃除と最高のもてなしをする妻、それに慣れされたところで突然離婚を切り出し男も同意するが、新しい妻は料理、洗濯、掃除ともにできず、離婚した妻の復讐と考えるとぞっとしてしまった。また、「終の季節」では、夫が仕事をくびになると同時に離婚を迫るという話だったが、ここまで妻、娘に相手にされない男がいると考えるとひどく悲しくなってしまった。いろんな話があり、どれもおもしろく読めたが、どれも結末が容易に想像できてしまったためちょっと残念だった。
ため息の時間 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ため息の時間 (新潮文庫)より
4101334277
No.1:
(3pt)

懲りもせず

ステキな恋の物語とはかけ離れているけれど

「懲りもせずに、また恋をしちゃうんだよなぁ」ってしみじみ感じてしまう。

9篇全てが男性の視点から男女の関係を捉えたもの。

唯川さん自身は女性なのに、よくもまぁこんなに男性の事が書けるなとも思うし、逆に、女性から見る男性ってやっぱりこんな感じなんだなっていう気分にもなる。

人間の弱さや、計算高さ、愚かさ、そんな部分もありのままに描かれていて、全作品がなかなか面白い。

この物語をお手本にしようとは思わないけど、また頑張って生きていくかぁ・・・という気分になる本でした。
ため息の時間 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ため息の時間 (新潮文庫)より
4101334277

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