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(短編集)
日曜の午後はミステリ作家とお茶を
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日曜の午後はミステリ作家とお茶をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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それほど重くない、というよりはまったく重くないミステリー。手触りとしては「日常の謎」タイプの語り口で、そうでありながらも殺人事件も登場する、というものだ。だからといって謎そのものやその解決にそれほどの驚きはないので、軽い読み物として最適なタイプの物語だろう。全部で14の短編が収録されているが、長いものでも40ページ足らずなので空き時間に一編ずつ読むこともできる。いやむしろその方が本書には似つかわしい。そして重要なのは、事件の解決ではなくてあちこちにちりばめられたシャンクスの実にウィットに富んだレトリックだと思うのだ。 | ||||
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これまでに無かったミステリー本、初めてのスタイルで、読み始めて少々戸惑った。 短編集で、しかも一つ一つが軽いタッチなので、のめり込めず、かといって放り出すわけにもいかず、なんとなく台所のテーブルの脇に置いて、思い出した時、ちょいと読む。そんな感じで最終頁まで辿り着きました。 なので、他の一冊を見付けるまでの隙間とか、何もする事もなく、やりたいことも見付からないぼんやりした時間に開く、という感覚で、読了まで結構時間を要したのが実情だけど、読み難かったわけじゃなく、むしろ、さらりとしてるから、いつでも隙間に開いて読める稀有な一冊でした。 | ||||
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魅力的とは言えない退屈な中年の主人公、推理は消去法、トリックなし、ちょっと自己満足的なあとがき、90年代風の「トレンディーな」タイトル。期待しないで・・・ | ||||
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ミステリー作家が探偵役になるちょっと洒落た感じの連作短編集。主人公の身の回りにあれやこれやの事件が起こるのだが、うーんたくさん起こりすぎだと思いつつ、アメリカだったらこんなものかなとも思ってしまう。作家もパーティーやチャリティーだとか、作家仲間やエージェントとの関りやゴーストライターの問題やら、いろいろ大変そうだなあと他人事ながら心配してしまう。主人公のシャンクスはロマンス作家の奥さんにもいろいろ気を使っていて大変そう。「幸せな結婚生活がこんなに長くつづいている理由のおよそ半分はシャンクスにあったので、『だからいっただろう』などという言葉が口をついて出ることはなかった」という文章があって見につまされる。続編が出ているらしいので楽しみだ。 | ||||
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設定は、名探偵コナン君の両親に似ています。そう言われて、「?」と思われた方は聞き流してください。 かつて、黒後家蜘蛛の会をめぐるアイザック・アシモフの短編集が数巻ありました。それに匹敵する軽さと面白さがあります。また、総括して、「推理パズル・ストーリー」という分類が的確なものとなりました。 面白いですよ。 | ||||
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短編のはじめの1〜2作はキャラクターのお約束や全体の雰囲気に慣れずとまどったところもありましたが、慣れると楽しくなりました。本物の犯罪もありますが、おしなべて軽い「謎」が多く、寝る前に心地よい刺激をもらってやすめるような軽い作品群です。 ドラマにしたら誰に演じてもらいたいかな、と考えるのも楽しく、続編が楽しみです。 | ||||
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タイトル通り、紅茶でも片手にゆっくり楽しめる短編集です。作家さんの日常も描かれていて、ハリウッドからお声がかからない、などと色々愚痴っているところが親しみが持てます。作家仲間とのやり取りも楽しいです。派手なアクションも大きな犯罪も描かれていませんが、しゃれた雰囲気で、もっと読んでいたいと思える本だと思います。 | ||||
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コージーミステリの雰囲気(必ずしも描かれる事件はコージーでもないが)の連作短編集である。 ロプレスティ作品は初読。というより、解説など読むと本邦初紹介のものらしい。書店で平積みになっているのを見て、へぇ~と思ったのが第一印象。 内容はというと14編の短編(一部ショートショート風のものを含む)を収録。主人公はいまいちブレークしないミステリ作家レオポルド・ロングシャンクス氏。切れ者の奥様であるコーラも、ミステリ分野ではないが同じく作家、という設定である。描かれる事件は、殺人がからむものから、ちょっとした紛失物の謎まで幅広い。いくつかは犯罪すら起きていない(未然に防げた)という話。著者が各編末尾のメモにも書いているが、これら作品は主にアルフレッド・ヒチコック・ミステリマガジンに掲載されたものを集めた形である。 で、これが読んでいてやたらと面白い。古典ミステリにありがちな超絶トリックが駆使されて、とかそういう話ではもちろんないし、シャンクス氏(なぜか苗字を略して皆からシャンクスと呼ばれている)が超人的な洞察力を発揮する、という話でももちろんない。本作の舞台は現代のアメリカで背景理解はまったく問題なし。(おそらく翻訳者の腕もあるのだと思うが)すらすらと読めて、ふむふむと納得して、最後にはウィットに富んだオチでクスッと笑う、そういう読書体験を存分に楽しめた。個人的には、「階段」「タクシー」あたりは、この最後の最後でこうきますかというヒネリで吹き出しそうになってしまった。 短編で気軽に読みはじめられるし、ミステリ小説のお約束的な面倒な話は出てこないし、ましてやきわどい描写など皆無なので、通勤電車の中などでも読みやすい。オススメ。 | ||||
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ミステリ的な切れ味よりも、キャラクターで読ませるタイプのユーモア・ミステリです。 ベストセラー作家というわけではないけれど、ベテランのミステリ作家で、年寄り扱いにはショックを受け、妻の尻に敷かれているロングシャンクスが主人公。 巻き込まれる形や、ミステリ作家で頭がいいんだからと強引に依頼される形で事件に関わってしまことが多いのだけれど、 ミステリ作家だけに好奇心も強く、その観察力を生かして能動的に関わっていくことも。 各話の終わりに作品についての著者のコメントもついています。 | ||||
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