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きりこについて
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きりこについての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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この作品の主人公の女の子、ブスなきりこ、インパクトありますねぇ。こういうキャラクターを主人公にして作品を書ける西加奈子さんは凄いですね。今回の作品のテーマは、美人とブスの基準は曖昧、人と猫では大違いだし、そもそも、人の価値は外見ではなく、中身ってこと。正解かどうかは不明ですが、そんな印象を受けた大変興味深い作品でした。 | ||||
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ぶす、な主人公きりこが、ぶすであることに気付き、ひきこもり、そして発見した真理。 人は外見じゃない、といっても現実は厳しい。美人と比較され傷ついたこともあれば、自分だって外見で人のことを見ていたりする。 この「外見か中身か問題」に対する最上級の答えをきりこは示してくれる。 それだけではない。きりこの優しさに注目してほしい。 きりこは人の気持ちに敏感で、傷ついた人まるごと包み込んで認めることができる愛情深い子だ。 近所に住むちえちゃんはセックスが好きで出会い系サイトを利用する女の子。ところが、強姦にあってしまう。周りは「そら、あんたが悪いわ」という反応をするけど、それはやっぱり違う。それがわからない人、この本を読んでほしい。この女の子の感じる純粋な怒りを、もっとみんなにわかって欲しい。男性にも、女性にも。 このほかにも、女性が社会に感じるもやもやした悩みをうまく言葉にしてくれていて、「ああ、そうやねん、こういうこと、あるよなぁ。めっちゃむかつくねんなぁ。。。」と共感できる。諦めないでって励ましてくれてる気がする。 元気が出る本。 全体的には、ねこが語り手で、かなり軽く読めます。サラサラっと読めるのに、本質をズバッと突く文章は流石です。 | ||||
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猫が嫌いな人は読まなくてよいと思います、私は好きなので「その通りだ」とラムセス2世に賛同しながら読みきりました。 | ||||
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新品同様のきれいな状態でした。毎日通勤電車で読んでます。 今までに読んだことの無い文章表現がおもしろい。 | ||||
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ぶすなきりこが自分はかわいいと勘違いしたまま成長。 …まあいつかは気づくよね。世間って案外正直だから。 両親の愛情はすごいな。 いろいろな人の人生がパラパラ語られて。 きりこにも結論が。 外見だけでも内面だけでも…ね。 なんか後半が、いまいち。 | ||||
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年代的にずれがあるからだと思うのですが、私が小学生の頃とは相当違うようで、私の小学生の時は、かわいい少女がリーダーではなく、むしろボーイッシュで、成績が良くて、体育も得意な女の子がリーダーでした。今はきっと違うのでしょうね。傍目に見て、全く可愛くない娘を、両親だけは「かわいいかわいい」と言って育てるのは、微笑ましいと思いますが、おそらくかなり太っていて(から首とあごの境目がはっきりしていないのでしょう)目が小さく眉が太くて、歯並びが良くない。という描写から、相当個性的な顔立ちを想像させ、それに似合わない、ひらひらした少女趣味の洋服が好きだという主人公の少女は、見た目かなりグロテスクな感じだと想像しました。ちせちゃんは逆に手足が長く、いかにも現代的な美少女なのでしょうけれど、出会い系サイトで一度だけ、色々な男性とセックスするのが好き。というのは、その年頃の男の子は普通できないですが、中学高校生の少女とあわよくばと思っている中高年男性は多いので、その辺を揶揄しているのだと思いました。見知らぬ男性とそんなことばかりしていたら、妊娠するか、病気をうつされるか、どちらかのは目に陥るはずですが、嫌なのに無理やりセックスをさせられるだけで済んだのは、むしろ不幸中の幸いなので、強姦といえばそうなのかもしれませんが、そういう危険もちゃんと描かないと、片手落ちだと年頃の息子たちを持つ私は思います。好きな女の子相手ですら、コンドームをきちんとつけるのを嫌がるのが日本の男性ですから。ちせちゃんはきちんと付けてくれる男性だけとしていたと主張していますが、普通にありえない話だと思います。 いくら両親が「かわいい」と言って育てても、小学5年生まで「自分はかわいい」と思い込んでいられる、と言うのも、ほとんどありえないし、引きこもっていて、中学も高校も行かずに勉強もせず、社会に出て働いたことがないのに、ちせちゃんの作ったAV制作会社の副社長が務まるわけないとも思うし、何もかも、童話なら許せるのかもしれないけれど、ずさんな設定だなと思いました。そういう荒さが目についてしまうので、 最近はこういうのも小説として成り立つんだなと思って、楽しんで読もうと思いましたけど、この作家の他の作品を読もうとは多分思わないでしょう。それなのにどうして読んだかというと「宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作まで」という本に、この小説が紹介されていたからです。 | ||||
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西加奈子さんの作品、読みたかったのになかなか読めず、 この本をやっと初めて読みました。 大阪で育ったんですが、自分の少女時代と重ねてしまいました。 親に可愛い、と私は言われたことがなかったので男友達に何度、ブス、って言われても傷つかなかったところは違いますけれど。 3歳のときに母親と歩いてると近所の人に顔をマジマジと見られ、 「お父さんに似てしまいはったんやねえ」と残念そうに言われたことを思い出しましました笑。 ゆうたら漫画家になった女の子(名前忘れた)みたいな人生送ってますけど、本の中で唯一、幸せになれてない人物のような、、笑 とにかく、泣ける作品でした。 男の人が、できる女の人を僻むところがすごく共感できました。 いまそのことでちょうど悩んでたので、 心に響きました。 猫のよくわからん大阪弁が逸品でした。 これからも西さんの作品、読もうと思いました。 | ||||
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こんなにブスを連呼する作品は、今まで見たこともない。 だからと言って、不愉快な事は何もなく、清々しささえ覚える。 こんあに素敵な猫との関係は、西加奈子ならではの作風ではあるのだが、映像化出来そうにないのが残念無念 | ||||
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不細工な女の子のきりこ。 猫と、きりこ視点で書かれています。 鈍感な女の子なので、自分がぶすなことに気づかずに成長するのですが、良い題材だと思うのですが、 ただ、だらだらとした感じが否めません。 読み終わった後に、もっとパンチが欲しかったなーと感じました。 ゆったりとした話が好きな人にお勧めですが、早い展開やドロドロとした心理戦や考えさせられるような ヘビーな題材などが好きな人にはだめだと思います。 特にテーマのない日常が描かれているような作品が好きな方にお勧めです。 | ||||
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きりこがいかにぶすであるかという長々とした描写から始まり、以降もユーモアあふれる文章が小気味よいです。それでいて男女のことについて毒を含んだ鋭い洞察も多いです。また表紙のとおり猫小説としてもある意味論理だって書かれており、非常に優れています。 そう長くない小説の中で結構な数の登場人物が出ますが、著者がそれらの人物を愛して書いていることが伝わってきます。主人公のきりこだけでなく、それらの人物のそのままを愛する、という姿勢が素晴らしいです。 | ||||
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書き出しから引き込まれます。強烈なキャラの登場人物たちにも、何故か共感してしまう不思議な感覚は、西さんマジック? | ||||
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西加奈子さんの「サラバ!」を読んで、すごく感動しました。 そして、中古で本書を購入したのですが、期待以上! 読みやすい。そして抜群に面白い。 あっという間に読み終わりました。 猫さんが大好きになったし、西加奈子さんの本をもっと読みたくなりました。 私の語彙力では上手く感想を書けないのですが、素直に、良い作品でした。 この作品から得たものもあります。 ありがとうございました。 | ||||
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おもしろい! 私は中学生ですが、親に面白かったら見せてと言われてますが、見せれませんね… すごく面白いし、良いはなしですが。 | ||||
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面白い拾いねこのを通しての世界観からの展開に脱帽きりこ ラムセス猫かしこいの面白い展開 | ||||
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性の表現をもうすこし抑えてあれば、 ま、キリコのブスについて、これ以上ない表現をおもうと、 | ||||
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「まぁ、なんと...変わったお話だなぁ。」 というのが、読み始めて数ページの感想。 なにせ、冒頭2ページで”ぶす”という言葉が6回も出てくるので、読んでいてたじろがないわけにはいかず、 読み進めるうち、幼少期に少なからず私自身も経験したような日々を、まるで複写したかのようなストーリーに、 苦々しい思い出を今更、無理やり回想させられた気分にさえなり、 「んっ?この本なに?著者の西さんってどんな人?」とGoogleさえしてしまったほど、物語前半3分の1は嫌悪感を持ちながらページをめくっていましたが、 ちょうど83ページから、主人公きりこの人生もあわせて、物語の様相が変わります。 そこからは、ほぼ最後までノンストップで読んでいき、 「あぁ、思いがけなくとんでもない本に出会えたな」という感想です。 著者の西さんと黒猫ラムセス2世に、感情を操られ、導かれるように話が進んでゆき、 一言で言えば”大切な事を再確認させてもらえた”、そんな一冊です。 ”悲しさを背負って、喜びに気づく”という言葉が、一番この本の中で好きな言葉です。 | ||||
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猫の世界感、そんなもんあるとは思えない。でもこの作品を読むと「もしかして…猫ってこんなかんじちゃう?!」と思わせてしまう、なんともいえない西さん得意の「ことばづかい」とでもいうか、やわらかい言語力、すばらしくおもしろい。 そして、女の「性」やら「価値観」が題材の話はまあよくある。 いかにその個性が輝いているかだと思うのですが、この作品のきりこ。そしてきりこの世界。圧倒的です。 西さんの本に出てくる「女の子」は最初からちゃんとそれぞれ「女」である生々しさがある。それぞれに苦悩し、ひとりひとり違う生き方で大人になるというあたりまえのなかにうずまく泥のようなまた宝石のようなストーリーがものすごい存在感。 きりこ、それからちせちゃん。「会いたい!彼女らはどこにいるのですか!」と言いたくなる。 | ||||
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子猫と共に成長する、少女の姿が微笑ましく、やぱり面白い。 大人の創り上げた価値観を、違った観点で覆していく展開が気持ち良い。 すごく面白いので、あっという間に読み終わってしまいました。 | ||||
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これぞ、西加奈子さんだ、という内容でした、 最後の最後で、どんでん返しという感じです 迷っている人は、お勧めです 購入して、良かったです 値段も、安く手に入ったので、お得でした | ||||
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とても綺麗な商品でした まだ読めていないのですが、楽しみです ありがとうございました | ||||
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