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(短編集)

夫婦一年生



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【この小説が収録されている参考書籍】
夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)
夫婦一年生 (小学館文庫)

夫婦一年生の評価: 3.44/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

ひょうひょう感

この本には主人公とその夫の会話部分が多くあるのですが、
私はこの二人の口調が気になりました。
例えば「きな臭い雰囲気になりつつあるようだが?」とか。
「だが」ってなかなか口に出しては言わないと思うんだが。
この夫婦は始終こんな感じです。

ひょうひょうとした感じやドライな感じを出したかったのかもしれませんが
私は最後までなじめなかったので星をひとつ減らしました。
この「ひょうひょう感」が魅力的にうつるかどうかで、
この作品の好き嫌いは分かれると思います。

それ以外は好きでした。
それまで他人だった2人が「じゃあ今日から夫婦です」ということになった時の
気恥ずかしさや戸惑い、嬉しさがよく伝わってきました。

夫婦という関係は盤石なもののように思えるけれども、
相手が死んでしまったり、別れてしまう可能性もいつも秘めていて
幸せの中にいてもその事をふと不安に思う気持ちが繊細に描かれているところが
良かったです。
夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)Amazon書評・レビュー:夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)より
4093862214
No.2:
(5pt)

目に青葉

主人公・青葉の新婚生活での試行錯誤や
あんまり素直じゃないところが、
実にかわいらしく描かれていて
とっても面白く読みました。

特に気に入った章は、
夫の両親が新居に泊まりに来た際に
青葉が酔っ払って演説するくだり。
自分が嫁になりたてだったら、
きっと青葉と同じように
義理の両親をどうもてなそうかと
あれこれはりきっちゃうんだろうなぁと、
うなずきながら読みました。

メーターが振り切れるほどの“愛情全開系”ではない
やさしい温度感が私には心地よかったです。

そして、物語のトーンにぴったりの
さかざきちはるさんのイラスト(Suicaのペンギンも手がけたイラストレータ)と4コママンガにも和みました。

ちょっと結婚を意識してる人が読むには
タイムリーでチャーミングな本だと思います。
夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)Amazon書評・レビュー:夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)より
4093862214
No.1:
(5pt)

読んでてとてもくすぐったかったです。

新婚時代を面白おかしく綴ったよくあるエッセイなのかと、思っていました。違いました。
私は結婚して12年経ちますが、これは小説ですが、自分と重なるところがあって、ページをめくるたびにくすぐったいような切ないような気持ちになりました。
近頃読んだ小説の中では一番面白かったです。

「よしまさこ」のマンガが小説になったような感じ?
ふわっとした“仕合せ”に包まれるそんなお話です。
夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)Amazon書評・レビュー:夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)より
4093862214

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