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終わる世界の片隅で、また君に恋をする
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終わる世界の片隅で、また君に恋をするの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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先に結論から述べておくと萬屋 直人著者の『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』とは無関係です。 本屋の新刊コーナーで見つけてあらすじを読んで歓喜しました。 『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』が数年ぶりに続編または世界観が同じ作品が出たのかと! 違いました。電撃文庫ですが作者も違いますし、本編の設定は微妙に違っています。 間違いなくレビューを見に来る人の中に気になる人がいると思うので先に書きました。 作品のレビューを読みに来た人には関係のない作品の名前を出して申し訳ない。 さて本作の感想を。 人が例外なく忘れられてしまう忘却病と呼ばれる病気が存在する世界。 忘却病の初期症状は関わりが薄い人たちから忘れられていき、最後には一番親しい人にも 忘れられ、誰からも認識されなくなります。残された人々は消えた人をはっきりと思い出すことは 出来ず、残された名前、持ち物や日記、写真などから関係を推測することしか出来ません。 主人公はそんな世界で、初期症状が現れた人の心残りをなくすお手伝いをする部活に所属しています。 忘れられていく人々に関わっていくなかで・・・といったあらすじの作品。 主人公が所属する部活の唯一の部員が女の子でその子との恋愛ものです。 一応終盤に忘却病についてのネタバラシがありますのである程度病気についても納得出来るかと? といっても根本的な原因の話はありません。 作品としては残される人に忘れられたいのか、覚えていて欲しいのか、 そんな死と残された人の気持ちがテーマの作品です。 青春の甘酸っぱさがよく感じられる作品でした。 テーマがテーマだけに最後の終わり方の好みは人によると思いますが、 主人公はこういう結論にいたっただけと考えれば納得出来るかと。 あらすじからの勝手な先入観があったので申し訳ないのですが、 ちょっと思ってたのと違うなーと。 良くも悪くも最近のラノベよりです。それでも結構理にかなってる行動は多いですが。 08年のラノベと勘違いするあたり私がおじさんになったということでしょうか・・・ ※本作の内容とは直接は関係ありませんが気になったので 34ページ一番後ろの行に主人公がある出来事から1年後と言っています。 しかし38ページ後ろから3行目ではその出来事から3年後と言っています。 ネタバレになりますので詳細な説明は避けますが中々重要な出来事で、 それが1年前か3年前かでは心境が全然違うと思います。 初版ですからまあ誤字等は仕方ないと思いますが出版社は何をしてるのかと思わず苦笑しました。 ちなみに私が読んだのは初版なのでそれ以降は直っているかも。どちらが正しいか気になります。 | ||||
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