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ラストワンマイル
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ラストワンマイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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サプライチェーン関連の方から勧められて読みましたが、発行からかなり年月が経っていることと、典型的な働く男たちの物語で、あまり響きませんでした。 | ||||
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企業人を主人公とした読み応えのある作品は、たとえば城山三郎の「毎日が日曜日」、山崎豊子の「沈まぬ太陽」、直木賞をとった深田祐介の「炎熱商人」など多数ありますが、背景には経済活動や企業内環境があるもののいずれも主人公の内面の葛藤や決断を描くことに焦点が当てられています。それに対してアメリカではA・へイリーの「マネーチェンジャー」や「自動車」、あるいは実際の取引の失敗で銀行を破産させたことがあるP・アードマンにしても、企業間の策略に満ちた買収活動や乗っ取り劇そのものが迫力たっぷり描かれています。 本作品はその点から言うとアメリカ的なイベントフルな展開となっています。民営化で進出してきた郵政により宅配便の大得意を横取りされた大手運輸会社の課長 横澤 哲夫、急拡大した資金調達力により、まるでライブドアがフジテレビに仕掛けたようなテレビ局買収をもくろむネットショッピングのオーナー武村慎一の二人を主人公とし二人のそれぞれ目的に向かってのアクションをおったストーリー展開に仕立て上げられています。 株価という経済環境に敏感な指標に焦点を当てている着目は今日的なセンスですが主人公達の虚虚実実のやり取りやその緊迫感があまり伝わってきません。最近の楽天とTBSの話もありますし、ネットショッピングという新しいITビジネスの内幕も書かれていますので、このあたりに関心がある方には面白いかもしれません。 タイトルのラストワンマイルはかってIT業界では電話局からユーザー宅からにいたる接続回線の最後の部分を意味し、基幹が高速化されてもラストワンマイルの混雑がボトルネックになるなどと使われていました。ところが最近ではインターネットの家庭内環境の高速化も進んだためこの意味で利用されることはあまりなくなってしまったのです。本のタイトルとして久しぶりにお目にかかったので読んでみましたが、IT業界とは少し違う意味でした。 | ||||
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