銀河鉄道の父
評判
銀河鉄道の父の評価:
4.51/5点 レビュー 116件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 101〜104 6/6ページ
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銀河鉄道の父の評価:
4.51/5点 レビュー 116件。 A ランク
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勤勉で優秀、地元で質屋を営み信頼も厚く頼りになる父の政次郎。そんな父の期待を一手に背負った長男賢治の生き様が、政次郎の視点から鮮明に描かれていて読み応えがあった。
賢治のために一家の主が自ら病院へ行って泊まりで看病をする、子どもの意を汲み選択を支持しお金も環境を惜しみなく与えるといった「父でありすぎる」きらいがある政次郎。そこには賢治に対する惜しみない愛情が詰まっていた。
一方、賢治の目からは、命の恩人で、保護者で、教師で、上司で、抑圧者でなによりも絶対者であり、大きな存在である父のようになりたいという想いをもちつつも、そうなることはできず、経済的にも精神的にもひとり立ちができない。そんな苦悩と葛藤が痛いほど伝わってきた。
様々な生き方を模索し、苦悩し、考え続けた賢治だからこそ他の誰にも描けないような詩や童話を描くことができたのだと思う。
絵本や国語の授業などでしか読んでことのない宮沢賢治の苦悩を知ることができる一冊だった。