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100億人のヨリコさん



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【この小説が収録されている参考書籍】
100億人のヨリコさん
100億人のヨリコさん (光文社文庫)

100億人のヨリコさんの評価: 4.50/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

幽霊に対する科学的アプローチ

ボロい大学の学生寮に出没する、血まみれの女の幽霊。寮生たちは「依子さん」と名付けて気にとめないようにしていた。主人公の小磯も、慣れるだろうと思っていたが、いつまで経っても恐怖感は消え去らない。その謎を探ろうと、他の寮生たちと協力するうちに、世界中を巻き込んだ大事件に発展する。
 怪しげな学説であろうと、その説に基づいて調査・研究を行うことは明らかに科学である。いくつもの学部が集まっている大学ならば、その道の専門家と行ってもいい人間が大勢いる。みんなの力を集結させれば、ヨリコさんの謎も解決方法もわかるかもしれない。その辺りが今までの幽霊ものとは大きく違う。そして、何者でもない、貧乏学生が協力して世界的な危機を救おうとする姿は、映画『ドラえもん』のようでも、伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』のようでもある。
 似鳥鶏の著作は注釈がとてもおもしろい。思わず「ニヤリ」としたり大笑いしたりする。好悪はあるだろうが、私は大好きな作家だ。
100億人のヨリコさん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:100億人のヨリコさん (光文社文庫)より
4334778585
No.2:
(5pt)

大大“小”傑作です!電車で読むときは注意をw

世界を救うヒーローになりたい!子どもの頃、誰もが夢見たこと。あるいはオタクの妄想。それがこんな形の小説になるとは。
ヒーローといっても超能力はないし、変身もしません。ド貧乏な大学生と、同じく貧乏でハミ出し者の、ちょっと変わった人たちが飄々と世界を救ってしまう物語です。
もっと深刻ぶったり、犠牲者の悲惨さをこれでもかと描けば、きっと大傑作になったかもしれないのに、あくまで軽いノリで、深刻な事態なのに深刻にならず、人知れず全世界を悪から守りきる。似鳥センセイの美学、好きだぁ!それに個性的なキャラが実に面白い! 
それと似鳥ファンにはお馴染みですが、ダジャレ、悪ノリが最初から全開で抱腹絶倒まちがいなし!!! 電車のなかで読みはじめたらクスクス笑いが止まらず、仕方なく家に持ち帰って読みました。ひと目のあるところで読むときは要注意デスw
100億人のヨリコさん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:100億人のヨリコさん (光文社文庫)より
4334778585
No.1:
(5pt)

タイトルの秘密は後半に!

多くは語りませんが、先ずお伝えしておきたいのは、装丁の印象とは裏腹に後半はすごいことになります。

愛せる登場人物達のおかげで最初からどんどん読み進められます。というか止められません。
怖いけど面白い‼︎面白いけど怖い‼︎
とりあえず読了後の気分スッキリです。
特に息抜きが必要な方、是非読んでみて下さい。
100億人のヨリコさん (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:100億人のヨリコさん (光文社文庫)より
4334778585

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