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(短編集)
床下仙人
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床下仙人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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10年くらい前ヤフオクの落札品の中におまけで入っていた本です。 仕事を辞めて時間に余裕もでき、ようやく読むことができました。 星新一さんと比べてる方多いけど、似てるのは短めってだけでちょっと違う気がします。 社会人10年以上経験してたら色々感じることがあると思います。 夫婦共にブラック務め経験あり、ワンオペ育児の末に離婚の危機もありですが、どの作品も共感できてしまいました。 家事育児ノータッチの夫への態度が悪くなって来た息子に、いかにお父さんが仕事で頑張ってるか話したばかり。 勿論働くお母さんだって大変です。 父母どちらの目線でも楽しめました。 | ||||
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読んでみたが好みが分かれると思う。 | ||||
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社会人一年目のサラリーマンです。 書店で店員さんのオススメコーナーに置いてあり、目に止まったので購入しました。 5つの短編から構成されていますが、一つ一つの作品の冒頭のつかみが素敵で 興味をそそられます。そのままどんどん読み進めてしまう作品です。 内容はシンプルで非常に読みやすいですが、どこか現代社会を風刺している感覚が あり考えさせられるような場面も多々あります。 社会人、特に男性社会人に是非読んでほしい本です。 | ||||
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仕事、仕事で、せっかくの新築マイホームにあまり帰れないサラリーマン。いつのまにか床下に見知らぬ男が住み着き、妻と子がその男と団らんしていた。 激務の会社人間ばかりが主人公の、五編のサラリーマン風刺短編集だ。残念ながらオビが強調するほど奇想天外な面白さではなかった。それなりに面白い発想なのだが、筒井康隆並みの奇想とか、星新一バリの斬新さというほどでもない。 それでも「床下仙人」は座敷童系かと思いきや皮肉なオチだったり、「派遣社長」はありえない設定を強引に読ませてしまうのだからそれなりの話術はある。 しかし日本のサラリーマンは、悲しい生き物だ。何度もこの小説に出てくるセリフなのだが、「妻や子のために身を粉にして働いているんだぞ」という常套句。家族のためにマイホームを建て、重いローンを抱え、すべてを犠牲にして会社のために尽くした挙句、定年前にリストラされ、肝心の家族にまで見放されたサラリーマン。こんな身につまされて笑えない設定の話を、現代社会の風刺画のように辛辣に描くのだから。 | ||||
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初めて利用しましたが、中古とは思えないレベルです。これから新刊は買えませんね(笑) | ||||
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新しい切り口ではあるが、軽すぎ。筆者のそれ以外のの作品を読みたいとは思わなくなった。 | ||||
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少し前テレビで、ドラえもんの作者・藤子・F不二雄のSFは〈サイエンス・フィクション〉ではなく、〈少し・フシギ〉と捉えて、その手の作品を執筆していたという話をしてしていた。 しばらく忘れていたのだけれど、本作を読み終えたときふとこのことが頭に浮かんだ。 まさに本作は〈少し・フシギ〉なものばかりだ。 それだけでなく、実際にあってもおかしくないようなものばかりというのが、また上手い。 どれもそれを感じたが、特にそう思ったのは、床下仙人』、それから『派遣社長』。 『床下仙人』からは、一人の心がけ次第で、簡単に壊れてしまうし、円満にすることのむずかしさを感じた。 『派遣社長』からは、実際にありそうだと思ったことや、マリエの言ったとおりになったとしたら、怖い話だと思った。 原宏一の作品は初めて読んだけど、まあまあ良かったと思う。 近いうちに違う作品も読みたい。 | ||||
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「床下仙人」(原 宏一)読了。短編集。表題作の発想はたしかに奇抜ですがそれだけ。本の帯にある「現代版カフカの『変身』だ」というのに釣られて買ったものだから余計に内容の軽さに落胆し且つ騙された感に苛つくのかもしれない。この本読んでほんのちょっとでもカフカを連想する人はまず居るまい。 | ||||
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《世にも奇妙な物語》で取り上げられるような、不思議なお話が5つ書かれています。 すべて、絶対にありえないだろー…これは…って感じのストーリーではありますが、個人的にはとても面白かったし、楽しめました。 | ||||
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小説に限らずフィクションの醍醐味は、1つのウソを百の真実でホントのことのように塗り固めるかだと思っている。 その1つのウソが奇想天外であればあるほど、フィクションは面白くなると思っている。 この小説には「新奇想小説」という肩書きがついている。 だいたい肩書きなんて、実態に地震のないときに付けるモノだと相場が決まっているのだが、どうやらこの本に限っては的外れなやっかみでしかなかった。 面白かったのである。 突飛な発想が、見事にも百の真実でもって、リアリティのある、説得力のある、そして最後にちょっと考えさせるできに仕上がっている。 シューシャイン・ギャングいちばんよかった。タイトルはわかりにくかったけど。。。 | ||||
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他のレビューにあるように世界観は星新一のショートショート風。いくつか収録されているけど、どれもサラリーマン社会を風刺したちょっと不思議な物語で、たんたんと話がすすみます。自分自身忙しさに追われてる身の上なので、いろいろ考えさせられます。 | ||||
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私も確か、新聞の広告かPOP広告を見て読んでみました。 作品は読みやすい印象ですが、文体はいかにも古臭く、結 末も陳腐なイメージを持ちました。 作品自体に「落ちがない」と言ったら言いすぎでしょうが、 読者は結末ではいつも「どんでん返し」を望んでいると思 います。それが自分の予想通りだと確かにガッカリしますね。 表題作の「床下仙人」は予想通りの平凡な結末、「てんぷら 社員」は一見面白そうな展開を期待しましたが、社員以外を 会社に忍び込ませるのはどう考えても不可能だと思います。 「戦争管理組合」は言わずもがな、「派遣社長」は発想こそ 斬新ですが、私も二番目の社長が出てきてからはあーやっぱり、 このパターンかと一気冷めてしまいました。 「シューシャイン・ギャング」も平凡な結末であたかも安っ ぽいホームドラマを見ているようです。 ただ、いずれも企業で働くサラリーマンを主人公にした作品で 随所にサラリーマンの悲哀を感じることはできる。お疲れビジ ネスマンには清涼飲料水的な役割があるかもしれません。 | ||||
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アイデアというか、発想そのものはそこそこ面白いとは思いますが、その調理がイマイチこなれていないというか、 プロの技ではないなという気がしてしまいます。「派遣社長」なんかも、目の付け所はけっこういいセン行ってますが、 展開が単調で途中から飽きてしまいます。特に元・飲み屋チェーンの社長から次のすました社長に代わってからなんて 完全に読む気が萎えてしまいました。結末も意外性のないつまらないものでした。 プロットの甘さ以外にも、キャラクター造形というのでしょうか、人物の描き方もなんだか魅力的でなく、 感情移入など到底できなかったので、おのずと物語にも没頭できませんでした。 本屋さんがリキ入れて勧めてたようですが、ちょっと首を傾げてしまう内容でした。 | ||||
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星新一のショートショートのような世界観☆ 短編集がユニークで、どれもこれも設定がおもしろい。 日常に潜む不思議な出来事の数々をたっぷりの皮肉とユーモアで描いている。 読みやすく、私と同じく活字離れのひとにもオススメ★ とにかくおもしろい。 | ||||
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書店員たちがつくったヒット作品「床下仙人」は4作の短編から成り立っている。それぞれが奇想天外だ。ストーリーの中に謎めいた部分がありそれぞれそのミステリアスな部分を解決するために一気に読み進めた。現代版星新一ショートショートと個人的には思っている。 | ||||
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最近、本屋さんのお勧めとして大変話題の本なので、読んでみた。 サラリーマンの悲哀を題材とした短編集で、一歩間違うと痛い感じになると思うのだが、この本はとても面白く一気に読み進めた。 自分がサラリーマンの人が読むと、イタ面白く読むことができると思う。自分もそのくち。 そして読み終わると、説教くさくなく、ちょっと自分のサラリーマン人生や家庭生活について自然に考えさせられる。 その読後感が、非常に独特で、かつ気持ちの良い本だった。話題になるのも納得。 | ||||
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最初タイトルだけを見たときは、座敷童子の仙人バージョンか何かだと完全に勘違いしていたのですが、内容を見ると短編どれもが「仕事中心サラリーマン」が主人公で、現在ニッポンに対する風刺小説のようですね。 風刺小説は嫌いではないのと、発売されてからだいぶ経ち、いまだにベストセラーランキングに入っている所に興味を持ち、手にとってみました。 「新奇想小説」と自ら呼ぶだけあって、現実にありえない話の展開がでてきますが、どれも「珍しいことを考えたなぁ」程度で特に引き込まれる内容とは言えません。 また、登場人物も全く魅力を感じず、特に表題作は、極端に仕事中心な夫と、夫の仕事の大変さを全く思いやることもない妻のいずれにも感情移入できず、結末は呆れるほどくだらない。中でも最悪でした。 「てんぷら社員」がかろうじて楽しめたため、オマケで星2つ。 | ||||
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オビの「現代版カフカ」は違うなあと思いました。 どちらかというと、星新一ですね。ちょっと長めの。 5編が収められていますが、どれもサラリーマン(元もあり)が主人公の、ちょっと「変」なお話。 でもその「変」さはなんというかストレートな印象で、話の展開にそれほど斬新さとか意外性はありません。 では、つまらないかというと、結構面白いです。 なんというか、作品全体に漂うユルさが、読み手の肩の力を抜いてくれる感じです。 積極的に読みたい、とはあまり思わないのですが、たぶん時間が余った時に本屋によって、この作者の本を見つけたら、また買ってしまいそうです。 | ||||
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社会風刺っぽい、軽妙小説集。なんか、なつかしい哀愁を 感じますね。小津安二郎の映画に登場する市民っぽい匂い。 私は、個人的には、『シューシャイン・ギャング』が好きですね。 次に、『てんぷら社員』の、今日的、かつ、独創的な発想がウケル。 『派遣社長』は、絵空事というには、リアルすぎだけど、おもしろかったな。 タイトルにもなっている、『床下仙人』は、仕事一筋で、仮定が崩壊 している社会では、笑えない話。ちょっと、「ワークライフ・バランス」 を勉強してみようかな、なんて思ったりしましたね。 | ||||
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私も書店のPOPを見て誘惑に負けてしまいました。 約10年前に書かれたものですが、開いたページ全体から立ち上るこの饐えた臭いは何でしょうか? 読んでいると4,50年以上も前に書かれたものではないかと思うほど古い空気感で満ち溢れていました。 題材でしょうか、文体でしょうか、安易な結末でしょうか、とにかく全てが黄ばんでいるのです。 戦前の白黒映画を見ている感じと言うのでしょうか、レトロ感が好きな方には心地よいかも。 あのPOPを見なければ一生巡り会わなかった作家でしょうが、あと数冊読んでみたくなりました。 | ||||
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