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(短編集)
床下仙人
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床下仙人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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前々から、タイトルにひかれてすごく気になっていた本でしたが、ようやく読むことが出来ました。 ジャンルは、なんといえばいいのでしょうか、長目のショートショート。言葉的には矛盾しますがそんな感じで、少し変わった話を膨らませて書き込んであります。けれど基本的にはワンアイデアワンストーリーで、ホラーに走ったり猟奇にいったりはしません。あくまで安心して読める感じの作風であり、小説範囲です。 ただし、その不思議感に隠れてけっこう笑えないというか身につまされる現代社会への風刺が入っていて、そのあたりの味がけっこう好みかも知れません。例えば表題作の「床下仙人」、これも風刺がきいています。ストーリーとしては、郊外の新居に家族も知らぬうちにいつの間にか男が一人住みついているという話なんですが、これが奥さんが気付き、そして主人が気付き、気付いた以上退治でもするのかと思いきや、その男はだんだんと家族に受け入れられていくという変わった展開をします。しかし、その男のために主人は、、、というこの話のオチが非常に風刺的ですし、ばかばかしいです。 まぁ、解説しがたい雰囲気の小説で、レビューを書くとなると非常に難しいのですが、ユーモアと風刺と妙な読みやすさが結構くせになるタイプの作品です。あと何作か出ているようなのでまた読んでいきたいと思います。 | ||||
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書店のPOPに☆5つ。 期待いっぱいで読んだので落胆が激しいです。 作品は一番最後のがお気に入り。 映像化するといいと思います。 | ||||
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「これがつまらないなら、もう薦める本はありません」と啓文堂書店は断言していますが、これより面白い本を探すのは容易です。 本書にも著者にも何の恨みもありませんが、このキャッチコピーを採用して 「君のコピーのおかげで売り上げが鰻上りだよ、がははは…」とか言いながら、部下の肩を叩いている啓文堂の広報部(?)上司とコピー自体を考えた担当者の頭を力いっぱいスリッパで叩きたくなります。 | ||||
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他のカスタマーレビューの例に漏れず、僕も書店のPOPに引っかかったクチ(しばらく書店のPOPは信用しないだろうな)。 確かにアイディアや着眼点は面白いのだけど、いかんせん、オチが詰まらない。え、このまま終わってしまうの?と5話全てに対して感じた。中でも表題作が一番駄目だったと思う。 「確信犯」という言葉使い方を間違えているし、国語力そのものがまだまだ弱いと感じた。1作1作、丁寧に作りこんで欲しい。 | ||||
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念願のマイホームも購入し、通勤時間はかかるけど、 奥さんと子供と幸せに暮らしている…、はずが。 表題作の「床下仙人」は、ちょっと物悲しくなるサラリーマンの話です。 その他、派遣の社長がどんどん変わっていく話も、 とってもシュールです。 しかし、サラリーマンって、おかしい!とか納得いかない!と思っても、 現状をなんとなく受け入れてしまう生き物なんですね。 悲しい…。 「サラリーマン版、星新一」的な印象でした。 | ||||
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『これが面白くなくて何が面白い』という本屋のPOP広告に惹かれて購入しましたが、正直思っていたより面白くなかった。 発想は面白いんだけど、文体とかストーリーの進め方が古臭いというか、、チープ。 映画やドラマなど映像化しればなかなか面白い作品になるんじゃないかと思いますが、小説をして読んだ時には、、う〜ん、、厳しいですね。発想力は認めますが文才は乏しい。 | ||||
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読んでるそばからイライラ。 なんでこんなにイライラするのかと考えると、古いんですね。 何が古いって、センスというか、空気というか、においです。 この小説の持つにおいが。 表紙カバーには「新奇想小説」って書いてありますけど、全然、新しくないんですね。 仕事を理由に家庭を省みない男と、その妻の会話。 こんなテーマ、もう小説で語るのはやめましょうよ。 古臭いテーマだから、最後に何かあっと驚く仕掛けがあるのかと思って読み進めても、期待に応えるオチはなし。 ああ、がっかり。 | ||||
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平成13年に初版が出て、絶版間近だった文庫本。 ところが、「これが面白くなくて何が面白い」というPOPで人気沸騰、大増刷! 私もそのPOPの魔力に引っかかった一人。 社会風刺をうまく取り入れたユーモアあふれる短編集。 「家の中で変な男を見た」と怖がる妻を相手にもしていなかった。 仕事の忙しさで、そんな妻の訴えを真剣に取り合う余裕がなかったのだ。 そんな夫と妻、家族の在り方、一緒にいる意味を皮肉たっぷりに表現した表題作を始め、 「てんぷら社員」「派遣社長」「シューシャイン・ギャング」どれもすばらしい。 短編でこんなに面白いと思ったのは初めてだ。 | ||||
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忙しすぎる仕事人間を夫に持ち、なおかつ自分の中にも「仕事中心人間」を飼っているわたしとしては、なんだか、奥さんの気持ちも床下仙人が発生する根拠も、、、わかるかもしれない、、、そして、わかってしまうことが恐ろしい。社会の仕組み、、、もう少し、、、人間が幸せになりやすいように、、、変わってほしいと思いつつ、、、仕事人間にしかわからない人生の醍醐味ってやつも捨てがたい気もして、、、人生って深いなあと思いました。 | ||||
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