月の満ち欠け

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評判

月の満ち欠けの評価:

3.43/5点 レビュー 238件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全265件 201〜220 11/14ページ
No.65
(5pt)

何度も読みたくなります

ほかの作家に類を見ないとても不思議な本ですが、3回読ました。読むたびに新しい発見があります。4番目の瑠璃の積極性に驚かせられます。2回目は登場人物の相関図や接点を、3回目は登場人物の年表(どの時代にだれとかかわりをもったか)を紙に書き出しながら読み進めました。物語が立体的に浮かび上がった感じです。実際には起こりえないけれど、心の中では起きている可能性があるから読者をひきつけるのかな。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.64
(5pt)

何度も読みたくなります

ほかの作家に類を見ないとても不思議な本ですが、3回読ました。読むたびに新しい発見があります。4番目の瑠璃の積極性に驚かせられます。2回目は登場人物の相関図や接点を、3回目は登場人物の年表(どの時代にだれとかかわりをもったか)を紙に書き出しながら読み進めました。物語が立体的に浮かび上がった感じです。実際には起こりえないけれど、心の中では起きている可能性があるから読者をひきつけるのかな。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.63
(5pt)

佐藤正午の真骨頂

直木賞受賞おめでとうございます。1984年すばる文学賞を受賞した「永遠の1/2」でデビューして以来、賞とは縁の無かった作者が前作「鳩の撃退法」で山田風太郎賞を受賞したのが2年前、そして今作では直木賞受賞と、ようやく世間は佐藤正午を認知した?全作品を読んでいる私としては、気付くのが遅すぎるぞと言いたくなるほどではあるが、とにかく最近では一番嬉しいニュースだった。当作も4月に出てすぐに読んでいるが、直木賞受賞が嬉しくてレビューしたくなった次第。

 さて内容である。前記の前作「鳩の撃退法」とは打って変わった作品。当作者の中では「Y」のような雰囲気といっていいかもしれない。有り得ない話をさも有り得るように言葉を紡ぎ、物語を作っていく、作者が「書くインタビュー」の中で述べているとおりの作品作りで、しかも読みやすい。既にいろんなところで広まっているのでネタバレにはならないだろうが、一人の女性の生まれ変わりの話。この女性が生まれ変わった際の、子供時代の仕草、雰囲気が本当にかわいらしく、いじらしく表現されている。またエピソードの数々が非常に効果的で、作品全体に膨らみを与えており、最後も希望を感じさせる終わり方で、心が温まる。唯一気になったのは、そんな何度も生まれ変わって逢いたい相手との最初の恋愛場面が比較的穏やかで、そこまでの愛を感じ難いところか。ただ全体の中では欠点とは言えず、とにかく面白く読み終えた。

 ところで「鳩の撃退法」は年末恒例の「このミス」で初めてランクインしたが、今作はどうなるか?同誌では評論家の香山二三郎氏が常に当作者を好意的に取上げており、その香山氏が今作をどう評価するのか、多分激賞するのではないかとその熱い文章が今から楽しみである。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.62
(5pt)

佐藤正午の真骨頂

直木賞受賞おめでとうございます。1984年すばる文学賞を受賞した「永遠の1/2」でデビューして以来、賞とは縁の無かった作者が前作「鳩の撃退法」で山田風太郎賞を受賞したのが2年前、そして今作では直木賞受賞と、ようやく世間は佐藤正午を認知した?全作品を読んでいる私としては、気付くのが遅すぎるぞと言いたくなるほどではあるが、とにかく最近では一番嬉しいニュースだった。当作も4月に出てすぐに読んでいるが、直木賞受賞が嬉しくてレビューしたくなった次第。

 さて内容である。前記の前作「鳩の撃退法」とは打って変わった作品。当作者の中では「Y」のような雰囲気といっていいかもしれない。有り得ない話をさも有り得るように言葉を紡ぎ、物語を作っていく、作者が「書くインタビュー」の中で述べているとおりの作品作りで、しかも読みやすい。既にいろんなところで広まっているのでネタバレにはならないだろうが、一人の女性の生まれ変わりの話。この女性が生まれ変わった際の、子供時代の仕草、雰囲気が本当にかわいらしく、いじらしく表現されている。またエピソードの数々が非常に効果的で、作品全体に膨らみを与えており、最後も希望を感じさせる終わり方で、心が温まる。唯一気になったのは、そんな何度も生まれ変わって逢いたい相手との最初の恋愛場面が比較的穏やかで、そこまでの愛を感じ難いところか。ただ全体の中では欠点とは言えず、とにかく面白く読み終えた。

 ところで「鳩の撃退法」は年末恒例の「このミス」で初めてランクインしたが、今作はどうなるか?同誌では評論家の香山二三郎氏が常に当作者を好意的に取上げており、その香山氏が今作をどう評価するのか、多分激賞するのではないかとその熱い文章が今から楽しみである。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.61
(4pt)

瑠璃がもっと魅力的な女性だったら感動が違った

月の満ち欠け、瑠璃にまつわる格言、美しい言葉が織りなしていく純愛ファンタジー。伏線を繋ぎ合わせながら次の展開が知りたくて最後まで一気に読み終えてしまったが、個人的には、最初の人妻瑠璃があまり魅力的な女性に描かれているとは思えず感情移入できなかったこと、瑠璃と三角の過ごした時間が夫に不満を持つ寂しい既婚女性と女性を知らなかった純真な大学生のいっときの性愛にしか思えなかったことで、何度も生まれ変わりながら再会を果たそうとする時空を超えた純愛というテーマに乗れなかった部分がある。
夫や自分に不満を持つ少しだらしない既婚女性がほんのいっとき夢を見せてくれた歳下の男性に時空を超えて執着する物語といってしまえばそれまでになってしまう。少し残念。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.60
(4pt)

瑠璃がもっと魅力的な女性だったら感動が違った

月の満ち欠け、瑠璃にまつわる格言、美しい言葉が織りなしていく純愛ファンタジー。伏線を繋ぎ合わせながら次の展開が知りたくて最後まで一気に読み終えてしまったが、個人的には、最初の人妻瑠璃があまり魅力的な女性に描かれているとは思えず感情移入できなかったこと、瑠璃と三角の過ごした時間が夫に不満を持つ寂しい既婚女性と女性を知らなかった純真な大学生のいっときの性愛にしか思えなかったことで、何度も生まれ変わりながら再会を果たそうとする時空を超えた純愛というテーマに乗れなかった部分がある。
夫や自分に不満を持つ少しだらしない既婚女性がほんのいっとき夢を見せてくれた歳下の男性に時空を超えて執着する物語といってしまえばそれまでになってしまう。少し残念。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.59
(4pt)

不思議な物語を読む

生きかえり。
真夏の夜、不思議な物語を読む。

 「もう一度生まれ変わる。
月のように一度欠けたら
月がもう一度満ちるように」
どうして生まれ変わりたいのか。
どうしたら生まれ変わるのか。

「奥さんだって愛の深さは全然負けていない。
有資格者の一人だよ」
資格....そんなものか。

 不思議な恋物語を読む。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.58
(5pt)

最後の一文に涙が溢れる

文章は意外に文学的ではない。
易しい文体だけど、展開はミステリーじみていて、やや複雑。
それでも最後の一文に涙が溢れる。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.57
(5pt)

懐メロ。でも見方によっては気持ち悪いかも

東京ステーションホテル、虎屋のカフェ、生まれ変わりの子供から聞かされる今は亡き人からの思いは、古くて新しいもの。昔日の高田馬場あたりの風景を思い出すると、懐メロを聴いているような印象でした。
やや後半部は説明的で冗長かなと感じるところもありましたが、一気に読めました。
およそ設定人物と同時代を同じような風景の中で暮らしてきた自分が今味わっている喪失感への、ある種の安らぎでしょうか。

年の差カップル物語やロリコン小説にならないように工夫されてますが、やっぱり、客観的みれば、こういう中年って自意識過剰でキモイだろ、という気もしなくはない。ただ、主人公の連れ合いの娘が前妻の生まれ変わりの高校生ってあたりは具体的な男女関係に発展しかねない微妙な設定にしているのは、作者のいたずら心でしょうか。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.56
(4pt)

不思議な物語を読む

生きかえり。
真夏の夜、不思議な物語を読む。

 「もう一度生まれ変わる。
月のように一度欠けたら
月がもう一度満ちるように」
どうして生まれ変わりたいのか。
どうしたら生まれ変わるのか。

「奥さんだって愛の深さは全然負けていない。
有資格者の一人だよ」
資格....そんなものか。

 不思議な恋物語を読む。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.55
(5pt)

最後の一文に涙が溢れる

文章は意外に文学的ではない。
易しい文体だけど、展開はミステリーじみていて、やや複雑。
それでも最後の一文に涙が溢れる。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.54
(5pt)

懐メロ。でも見方によっては気持ち悪いかも

東京ステーションホテル、虎屋のカフェ、生まれ変わりの子供から聞かされる今は亡き人からの思いは、古くて新しいもの。昔日の高田馬場あたりの風景を思い出すると、懐メロを聴いているような印象でした。
やや後半部は説明的で冗長かなと感じるところもありましたが、一気に読めました。
およそ設定人物と同時代を同じような風景の中で暮らしてきた自分が今味わっている喪失感への、ある種の安らぎでしょうか。

年の差カップル物語やロリコン小説にならないように工夫されてますが、やっぱり、客観的みれば、こういう中年って自意識過剰でキモイだろ、という気もしなくはない。ただ、主人公の連れ合いの娘が前妻の生まれ変わりの高校生ってあたりは具体的な男女関係に発展しかねない微妙な設定にしているのは、作者のいたずら心でしょうか。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.53
(4pt)

生まれ変わり

ちょっとネタバレあり。

好きだった男に会うために何度も生まれ変わる女と関わる人々のお話。と簡単に書いてしまうには複雑に入り組んだ人物相関図
何度も生まれ変わるというアイデアは面白いが、生前の初代瑠璃からは、そうまで会いたい男への執念や執着が今一つ感じられなかった。
そして会いそうになると都合よく・・・。なにか理由があるのかと最後まで読んだが特に何もなく。
最後のあのくだりもただ話をくどくするだけでピントがぼやけてしまう。
うまくまとめれば映画やドラマになりそうなストーリー性は感じる。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.52
(4pt)

生まれ変わり

ちょっとネタバレあり。

好きだった男に会うために何度も生まれ変わる女と関わる人々のお話。と簡単に書いてしまうには複雑に入り組んだ人物相関図
何度も生まれ変わるというアイデアは面白いが、生前の初代瑠璃からは、そうまで会いたい男への執念や執着が今一つ感じられなかった。
そして会いそうになると都合よく・・・。なにか理由があるのかと最後まで読んだが特に何もなく。
最後のあのくだりもただ話をくどくするだけでピントがぼやけてしまう。
うまくまとめれば映画やドラマになりそうなストーリー性は感じる。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.51
(5pt)

直木賞おめでとうございます!

前作「鳩の撃退法」で直木賞受賞作家が落ちぶれてデリヘルの送迎で糊口をしのいでる設定だったけど、次作の「月の満ち欠け」で実現するとはだれが想定したでしょうか?佐藤正午という作家の巡り合わせも含めてメタ的な作品です。これを機に過去の作品もポッチってください(笑)
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.50
(5pt)

直木賞おめでとうございます!

前作「鳩の撃退法」で直木賞受賞作家が落ちぶれてデリヘルの送迎で糊口をしのいでる設定だったけど、次作の「月の満ち欠け」で実現するとはだれが想定したでしょうか?佐藤正午という作家の巡り合わせも含めてメタ的な作品です。これを機に過去の作品もポッチってください(笑)
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.49
(5pt)

母のかわりに注文しました

予定より早く届きました。ありがとうございます。
自分が読んでるわけじゃないですが、面白いらしいです。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.48
(5pt)

岩波書店から出版され、直木賞を得た、怖い怖い、結果的幼少女愛小説

本書は怖い本である。怖さの原因が、生まれ変わり(輪廻転生)というテーマや、若い女性が次々と事故死するという展開にあるわけではない。当初は、生まれ変わりの子供のエピソードを楽しく読み、体育会系の夫とその妻との性生活や、妻と学生との不倫や、妻の死後の夫の転落と再生の物語も、上手だな、と感心しながら読んでおられるのだ。怖くなってくるのは、初老になったその夫が、死んだ妻の生まれ変わりの少女を、妻として取り扱い、誘拐犯人として、逮捕投獄される辺りからである。この先は、死んでしまった女性と永遠の愛を貫こうとすれば、生まれかわりである幼少女と愛し合い、究極的にはセックスまでしなければならない。幼少女もそれを望んでいる、(281頁)という怖い怖い小説的現実が、テーマとして投げつけられるのである。さすが岩波書店の本である。
岩波文庫的 月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 岩波文庫的 月の満ち欠けより
4000014110
No.47
(5pt)

母のかわりに注文しました

予定より早く届きました。ありがとうございます。
自分が読んでるわけじゃないですが、面白いらしいです。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080
No.46
(5pt)

岩波書店から出版され、直木賞を得た、怖い怖い、結果的幼少女愛小説

本書は怖い本である。怖さの原因が、生まれ変わり(輪廻転生)というテーマや、若い女性が次々と事故死するという展開にあるわけではない。当初は、生まれ変わりの子供のエピソードを楽しく読み、体育会系の夫とその妻との性生活や、妻と学生との不倫や、妻の死後の夫の転落と再生の物語も、上手だな、と感心しながら読んでおられるのだ。怖くなってくるのは、初老になったその夫が、死んだ妻の生まれ変わりの少女を、妻として取り扱い、誘拐犯人として、逮捕投獄される辺りからである。この先は、死んでしまった女性と永遠の愛を貫こうとすれば、生まれかわりである幼少女と愛し合い、究極的にはセックスまでしなければならない。幼少女もそれを望んでいる、(281頁)という怖い怖い小説的現実が、テーマとして投げつけられるのである。さすが岩波書店の本である。
月の満ち欠け Amazon書評・レビュー: 月の満ち欠けより
4000014080