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(短編集)

ヴィーナスの心臓



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ヴィーナスの心臓の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

七篇の犯人当て小説

◆「達也が嗤う」

  日本推理作家協会の前身である日本探偵作家クラブの懇親会
  「土曜会」で行なわれる「犯人当て」企画のために書かれた作品。

  ミステリ作家の集まりで朗読された作品ということで、そのような催しに合わせて
  著者が細部(特に題名「達也が嗤う」がw)に至るまで工夫が凝らされているのには、
  ただただ脱帽です。

  窓だけが開いた部屋での銃殺事件なのですが、銃声があった直後には、
  窓の外に居た人間が、室内を見ていたという密室状況にあった現場。

  犯人は、果たしてどこに消えたのか……?

  不可能犯罪かと身構えていたところ、巧緻な叙述トリックで足元を掬われました。
ヴィーナスの心臓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ヴィーナスの心臓 (集英社文庫)より
4087500993
No.1:
(3pt)

犯人当て

1960年に講談社から出た『薔薇荘殺人事件』の改題・文庫化。
 「達也が嗤う」「ファラオの壺」「ヴィーナスの心臓」「実験室の悲劇」「薔薇荘殺人事件」「山荘の死」「悪魔はここに」の7篇が収められている。
 犯人当ての形式を取っていて、まず問題編が出され、読み終わったところで読者への挑戦がなされる。しばし考えさせられたのち、巻末の解答編を読むという構成になっている。
 「達也が嗤う」、「薔薇荘殺人事件」、「悪魔はここに」などの有名な作品が収められており、充分に楽しめる一冊だろう。ただ、他の短編集にも収められている作品が多いので…。
 昔は律儀に犯人当てをする読者がいたのだろうか。
ヴィーナスの心臓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ヴィーナスの心臓 (集英社文庫)より
4087500993

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