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【恩田陸】
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失われた地図の評価:
2.17/5点 レビュー 18件。 D ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点2.17pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
直木賞受賞後第一作!
ダークファンタジーが好きな人にお勧めです
180度というくらいジャンルが異なり、こちらも彼女の得意とする一つ
不穏な雰囲気を常に纏う暗い雰囲気が特徴的。
現代日本を舞台にした異形のものとの戦いをテーマとした全6編の連作短編小説。
恩田陸女史を良く知る読者なら、遠野シリーズ、特に「エンド・ゲーム」を思い浮かべられる内容。
というよりも、いつ遠野シリーズとの関わりが描かれるのかと追っていたが、
最後まで明示されることはなかった。
現代ファンタジーであるが、舞台が上野、川崎、呉、大阪、六本木と各地を回り、
その土地土地の描写はさながら紀行小説のようで、
「まひるの月を追いかけて」を連想させる。
とりわけ、上野そして花見に関する知性に基づいた多彩な表現は、
さすが!恩田陸!と思わせる描写で、こういう誰もが思う表現を文字に出来ることが、
唯一無二の才能なんだよなあと改めて思わされた。
ちなみに、本作は良く言えば不思議な、広がりのある読後感、
悪く言えば、こちらも彼女には良くある、ワールド全開の終わり方。
いずれにしても、受賞後一作目にこれをもってきたKADOKAWAには敬意を表したい。
帯や文句には「直木賞受賞第一作! “恩田ワールド”全開のエンターテインメント長編」
…うん、これ以上無い、適切な表現ですよ笑
「桜という花もうっとうしい。いつ咲くか、まだ咲かないか、咲き始めたか、いつ満開か、もう散り始めたか、まだ散らないか、ああ散っちゃった、と
視界の隅にあの薄ピンク色の花が目に入ったとたん、誰もが浮き足立ってさまざまな脅迫観念に駆られる。」(78ページより)