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グッドモーニング
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グッドモーニングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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もしも夢の 世界を憶えて いたならば 最果タヒの 詩に入れるか 読後にこんな歌を詠んでしまいました。 タヒさんも短歌を詠まれていたのですね。 私はタヒさんの親御さん世代の人間で詩と短歌を書いています。地方ではある程度評価されていますが、全国区にはなれません。 中原中也賞を受賞された部分より、初期作品として掲載されている散文詩のほうが朗読していて気持ちよかったです。 やはり詩は声に出して味わうものだと再確認させてもらいました。 正直、私には難しかったのですが、なんとなくこのひと月、この詩集をトートバッグの中に入れたままになっているのは、発想の飛び具合に参ったからでしょうか。 | ||||
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最果さんの詩集はこれが3冊目です。最果さんや、詩のことが気になってしまうので、初詩集となる本書を手に入れました。読んでもまず、これいいなあと本当のところ思えないのですが、それでもどうしても気になるので、また読んでしまうのです。詩集を持ち歩いていた時期もありますが、その程度のことでこの詩に共感できるわけもなく、いまだに気になるけどこの詩は何がいいんだろう、なんて思いながら読んでいます。しかし、赤ちゃんが突如として言葉を理解し始めるように、いつか最果さんの詩が自分に染み込んでくる日があるのではないか、という希望だけは持ち続けていようと思っています。 | ||||
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最近は地元の新聞の文芸欄でしか詩を見る機会は無かった。新聞に載る詩は、高齢者の自己紹介文みたいで、まるで読む価値は無かった。 例 ここまで生きてきた80年 あなたが天に旅だ立って5年 私は孫に囲まれ畑に生きている と、言うような。 それらに比べると、最果さんは明らかに詩心がある。 個人だけの心ではなくて、普遍性が感じられる。 あんまり言葉のノリは無いけど。 でもそれは、言葉のリズムで勝負しないというだけで、マイネスではないと思う。 | ||||
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日本語ではないと考えて、その音などを感じるのだろうか?どのように鑑賞したらよいのか?ただ、なんか心の中に渦巻くものであるというのは感じられる。この人にしかできない表現なのだろう。 三好達治はどう評価するんだろうか?とその評論を伺いたいところだ。 日本語の持つ表現の可能性を示したという点(どういう点かは具体的にはわかりませんが)は良いのかも。 | ||||
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あの傑作「死んでしまう系のぼくらに」を書いた最果タヒさんのデビュー作ということで読んでみた。 文学極道で評価された作品とかも入ってるけど 正直言うと、この本に載ってる作品自体には、それほど感銘は受けなかった ただ、10代の頃に書かれた作品という事で ほとばしる才能の芽生えと、既にキラリと光っている隠しきれない個性は感じられた。 それと、後書きがとにかく素晴らしいです。単行本版も文庫版も素晴らしい 文庫版を買うと両方読めるので文庫版がオススメです | ||||
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僕は最初は意味がわからなくて苦しんだけど「君の言い訳は最高の芸術」というエッセイを読んでいるうちになれてきてこのすばらしい発想の連続体がよくわかるようになった。このシュールな発想と比喩は読んでいるうちに頭がスカッとする。すごく爽快な感じだ。僕の少ない読書量でもこの詩にはボードレールや宮沢賢治の思考の跡がみてとれる。それと大江健三郎の母親の言葉やフォンタナのナイフで切り裂いた絵画も散見される。この人だって勉強なくしては書けなかったのだろう。 | ||||
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ふらっと本屋に入り、ぼーっと本棚を眺め、何となく手に取って、パラパラ拾い読みして、面白そうな、興味の向いた本を買うのがいつものスタイルなら、めったに外すこともないのに、ブックなんちゃらいうアプリのお薦めに乗っかり、近頃人気らしいこれともう1冊を試しに買ってはみたのだけれど、たった1行心に響く言葉が見つかればそれで納得がいくのに、・・・・・だめだあ・・・理解できないのか、理解したくないのか、ずぶずぶと泥沼にはまったまま、這い出せない。ごめんね、好きになれないみたい。 | ||||
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"過去には、今より未来より、強くて残酷であってほしい。未来なんかに、生きてきた時間を、過去を否定させないで。グッドモーニング。これからも、どこまでも、いつまでも、私に生きてきた数十年を突きつけてください。"当時史上最年少の21歳で著者が中原中也賞を受賞した本書は日本語のリズムが素晴らしい。 個人的には、学生団体のフリーペーパーのインタビューを通じて、最果タヒという印象に残る名前を初めて知り本書を手にとったわけですが、生や死をイメージさせるストレートで強い言葉を選びつつも、言葉それ自体の存在を楽しんでいるような感じさせる奔放さが楽しい読後感でした。東京メトロCM曲ハナウタの作詞なども手掛けているのも納得ですね。 シューティングゲームに映画化など越境する若手詩人、メディアアートに関心のある誰かに、また、かって学生時代にこっそり詩を書いていた誰かに【わかるより感じたい】誰かにオススメ。 | ||||
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最近になって、詩集を読み始めた「詩」初心者の戯れ言です。 いま現在でいえば、一番人気のある詩人なのではないでしょうか。たぶん。 ぶっ飛んでる、と言ってしまえば簡単だけど最適ではないような気がして、容赦がないと書いてみました。 茨木のり子さんの詩しか知らないぼくにとっては、あまりにも色が違いすぎて最初は面食らって、置いてけぼりにされてしまいました。素直にいえばよくわからなかったです。これが、「詩」なのか……と。 でもリズムがすごく良かったです。なにが良いのかわからないけれど。笑 唯一読んだことのある茨木のり子さんの詩は、そよ風のように滑らかな、感覚でいえば「~」こんな感じ。でも最果タヒさんの詩はポンポン跳ねて、かと思えばじっと止まってこちらを睨みつけているかのような。たぶん「\√__°」こんな感じ。 ぼくが彼女のことを容赦がないと言ったのも、そこまで書くのか……と思うほどに自分をさらけ出しているような気がしたからです。自分に対しても容赦がなく、読者に対してもガードの隙間を狙い打つようにしてガンガン突いてくる。途中でギブアップしても関係ない、心臓を穿つまで連打してきます。 作品のなかで大きく2つに別れています。「yoake mae」と「good morning」。作品のタイトルにもなっているグッドモーニングですが、ページの占める割合はほぼ1割ほど。ほとんどが夜明け前で埋め尽くされています。 夜明け前の詩は、「詩」初心者のぼくには解説不能。いろいろと目まぐるしい。最果タヒさんがまだ10代の頃に書いたものだからか、痛さ爆発(良い意味)で、恐れ知らずに突き進み、全身をずたぼろにされたような文章が続きます。 そして長い長い夜明け前が終わってのグッドモーニング。ぼくはこちらの方が圧倒的に好きでした。夜明け前にあった大人と子供の狭間で揺れ動く激しい感情が少し引いて、冷静に自分を見つめ直し感情を押さえつけたかのような文章。 ああ、と。自分もあの頃はこんなんだったのかな、と。よくわからなかった文章の数々も、そう思うとなんだかわかるような気がしてきて。まあわからないんですけど、なんというか文章ではなく気持ちの面で共感できたような気がします。 大人の仲間入りをしているぼくだけれど、本当の大人から見ればまだまだ若い。未来の確証なんてないけれど、本当の大人たちのように懸命に生きている。少なくとも懸命でありたいと思っています。そんないまのぼくがこの作品と出会えたことは良かった。もっと大人になりきってしまったら、この詩集の読み方は大きく変わっていた気がします。 あとがきに、過去の私は未来の私より強くあって欲しい、的なことが書かれていて、妙に納得してしまいました。でなければ確かにこんなものは書けない。最果タヒさんのその精神、見習わねば。 あとがきも良かったけれど、他の誰かの解説を期待していた自分がいる……笑 | ||||
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中原中也賞は、こんな感じの詩が多いけど。果たして、心にとどくのかなあ?わからないのがいいなんでいう人まででてくるから恐いもんだ。あたまがどうかしてしまっているんではないかなあ。裸の王様、知ってますか? どこまで迷路に入りこむんだろう。 | ||||
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近代詩・現代詩の違いはあれど、 中也らの詩に比べるとそれほど言葉の連なりとして訴えるものはない。 「+」や「*」といった記号の使用やスペースの多様は活字としては新しかったのかもしれない。 しかしテキストサイトなどを見てみればこの詩集が発表された頃には表現として陳腐化している。 それらを積極的に取り入れる作風は前衛的というよりはいわゆる「中二病」的に感じられる。 詩壇はどちらを向いているのかと思わせられる。 | ||||
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からだにすっと入ってくる言葉のチョイスがとても良いです。おすすめです。 | ||||
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言葉の組み合わせが斬新で、 不思議な世界に迷いこんだような感覚でした。 | ||||
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読んでみてよくわからない部分が多いけど、訳の分からない気分を味わうのも現代詩の醍醐味かもしれない。 | ||||
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本読みでよかった。この詩を読む感覚は うたでも映像でも得ることができない。一番近いのは白昼夢として活字がうかぶとき。「詩」というジャンルを知らないので、文芸的に良いのか悪いのか見当がつかないけれど この本は手元に置きたい。目で追って得られるこの感覚が 欲しい。 | ||||
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ぶっ飛んだ言語感覚 赤い表紙の赤い女の子(年上だけど!) のとても前向きな気分にさせてくれる詩集でした。 果たして朗読可能なのか? 分からないないけど気の合う友達と二人で試してみるのは多分すごく楽しいと思う。 俺と感じることの全然違うはずのでもほのかな共感は思い込みなのか、 そこにゾクゾクするような「かっこいい!!」が生まれるのだと思います。 今を生きる素直な人達にお勧め。 そうじゃない人にも。 ホームページで一つ二つ読めます。 | ||||
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