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浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ
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浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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キレイな梱包でした | ||||
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状態も良いので 読むのを 楽しみにしています。 | ||||
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数学の推理小説のような感じです。探偵系とか考えるのが好きな方にもおすすめです。 | ||||
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ニガテだった数学が楽しく読めてます。 待ち時間に気軽に読めるのがうれしいです。 シリーズ全踏破したいです。 | ||||
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どうでもいいけど、新刊出ると読んでしまうシリーズ。「(-1)x(-1)は、なぜ+1なのだろう?」をオイラーの180°回転で、エジソンが退学する契機になったという「1+1は、なぜ2なのだろう?」を"ペアノの公理"で、説明してます。 円を小円で埋め尽くす「アポロニウスの窓」は初めて知りました。放浪の天才数学者:エルデシュなど、話の端々の小ネタが、くすぐったい感じです。 日本の伝統:家族/ムラ主義を超える普遍的な数学が、共謀罪の対象となり、日本で禁止となった、この本のような時代、もうすぐ本当に再来してしまうかもしれません...。 | ||||
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敵組織の目的を明らかにし,対決ムードを煽るなど動き出した感のある本作ですが, そのボスとの対峙へと話を向けておきながら,先延ばしにしことはともかくとしても, 旧ボスを割り込ませ,「新たな戦いが」と締めたことで焦点がぼやけたように感じます. また,一部の話では淡泊な様子が目立ち,次への『繋ぎ』であることが露骨に覗き, このほか,前半でのキーアイテムの扱いが消化不良だったり,無理のある行動や設定, さらには,簡単に発砲,もしくはその行動に移る語り部の刑事にも違和感は拭えません. 『赤穂浪士』のパロディについても,『』のミュージカル回に似た微妙さで, サブタイトルも,二つの話に出てくるものを繋いだだけといささか捻りに欠ける印象. 「そういうものだ」と教え込まれた『常識』を,思わぬ発想やたとえで説明するなど, この巻でも興味を惹くエピソードが多かっただけに,本筋での物足りなさが残念でした. | ||||
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Amazonで購入させていただきました。 本書はシリーズの通算8冊目にあたるので、本書を買われる方は著者のことはよくご存知のことと思いますが、本書ではじめて浜村渚シリーズを購入される方がいらっしゃるかもしれないため、まずはじめに以下に著者紹介を書きたいと思います。 著者の青柳碧人(あおやぎ・あいと)さんは、1980年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒(教育学部数学科卒かどうかは寡聞にして存じあげません)。本書『浜村渚の計算ノート』の第1巻にあたる小説で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞して小説家デビューを果たします(2009年7月)。一躍人気作品となって、シリーズ化を果たします(2017年2月17日現在、『浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理』を含めて本書で8冊を数えます。2013年9月22日付の『日本経済新聞』によると累計発行部数は40万部を超えるそうです)。 次に、本書の内容について書きたいと思います(ネタバレを含むかもしれないので、ネタバレに敏感な方はご注意ください)。 まず(簡略的な)目次を以下に列挙します。 log10.深夜マイナス1 log100.不可能彫刻の森 log1000.プレゼントにリボンをつけて log10000.数学手本忠臣蔵 エピローグ 裁判 著者あとがき 解説 辻真先 目次は以上です。 まず第1章にあたる「log10.深夜マイナス1」ですが、「著者あとがき」に青柳さんが書かれているように、章のタイトルはギャビン・ライアルの『深夜プラス1』(ハヤカワ文庫、2016)のもじりです。 この章で扱われる数学の問題は、①(-1)×(-1)の答えがどうして1になるのか、②ギリシアの三大作図問題の1つ(立方体倍積問題:与えられた立方体の体積の2倍に等しい体積をもつ立方体を作ること)です。 第2章にあたる「log100.不可能彫刻の森」では、ギリシアの三大作図問題のうち2つ(円積問題:与えられた円と等しい面積をもつ正方形を作ること、角の三等分問題:与えられた角を三等分すること)が取りあつかわれます。 第3章にあたる「log1000.プレゼントにリボンをつけて」では、①誕生日のパラドックス(「何人集まれば、その中に誕生日が同一の2人<以上>がいる確率が、50%を超えるか」という問題)、②充填問題のなかの特に球充填の問題(互いに重なり合わない球を並べて空間を充填するとき、出来るだけ隙間なく球を詰めこむときの最適な詰めこみ方は何なのか、という問題)を取りあつかっています。 第4章にあたる「log10000.数学手本忠臣蔵」では、ペアノの公理(自然数のルールを決めた公理。数学的帰納法を用いる)を取りあつかっています。 「エピローグ 裁判」では、「関数y=T(x)を考える。y切片の値を2倍し、これに"実数全体”と”虚数単位”を並べる。この町はどこだろう?」という問題が提出され、次回作(8さつめ?)で解答が明かされる、ということになっています。 以下、本書に対する個人的な感想を綴りたいと思います。 やっぱり本シリーズは面白いですよね。 確かにミステリとしてみたら(たとえば本格物と比較したら)出来はよくないのかもしれません(「出来がよくない」という言い方は適切ではないですが、うまい言葉遣いが思いつかなかったため使用しています)。 でも、扱う対象が数学ですから(それまで数学を謎として使う類書があまりなかったように思うので)、数学の問題の提出とその鮮やかな解法(小学校の算数レベルの解き方)という形での「ミステリ」としてみたら出来は非常にいいのではあるまいか、そう思います。 そして、その数学の要素をうまくストーリーに組みこむ手腕にも脱帽です。 あとキャラが立ってますよね。ぼくは特にキャラクター小説(古い表現でしょうか)に耽溺する者ではないのですが、やはり浜村渚という女の子には魅力があります(かわいらしいだけではなく、性格がよさそうですしね)。浜村渚だけではなく、どのキャラも立っているような気が、ぼくにはします。 最後に青柳さんの書く文章(文体)について書きます。 純文学作家と比べるとそこまでうまくはない、という評価もあるにはあるとは思いますが(ぼくは<基本的に>純文学しか読まないのでそのような評価もわからないではないですが)、こういうエンターテイメント小説においては「読みやすさ」が一番重要なポイントだと思われます。その点、青柳さんは読んでいてつっかえるところのないスムースな文章を書かれるので、文章はうまいと言えるのではないでしょうか。 本書は「解説」まで含めて341ページです。 一章一章「読み切り」の形ですし、全体をとおして読んでも2時間程度あれば読めてしまいます。そのため、通学途中や通勤途中でも気軽に読めると思います(文庫本サイズですから持ちはこびにも便利です)。 数学嫌いの方でもこの小説ならおもしろく、興味深く読めること請けあいです。数学嫌いが一転、数学好きに変わってしまうかもしれません。 オススメです。 *「解説」を書かれている辻真先(つじ・まさき)さんはアニメや特撮の脚本家かつ推理冒険作家など複数の肩書きがあるようです。 **本レビューのタイトルは「著者あとがき」からの引用です。 ***ぼくは数学等について門外漢ですので、本レビューに間違い等散見されると思いますが、文責はぼくにあります。 | ||||
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