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その時は彼によろしく
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その時は彼によろしくの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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男女の間で本当に愛し合える相手はこの世でただひとりしかいないという。その人が愛し合うべき第一番目の相手だ。しかし、誰もが、一番目の相手と巡り合えるとは限らない。多くの人が二番目の人ならまだしも、もっと結ばれるべきでなかった相手と結婚し、一緒に暮らしている。そこから世界の最大の不幸と諸悪が生まれると言えなくもない(ドメスティック・バイオレンス、子供の不良化、いじめ、人類愛の欠如など)。 これは、一番目どうしの愛を描いた悲しいぐらい美しい純愛物語。主人公ふたりの恋愛を中心に、三人の友人たちの厚い友情と、多くの人たちの大きな人間愛が描かれる。主人公二人の愛は、とてもスピリチュアルだ。男女の愛であるから当然フィジカルな面は不可欠であるけれど、フィジカルな愛は、スピリチュアルな愛と一体になっている。自分のことよりひたすら相手のことを思いやる。 そのような愛は広く大きな愛につながる。主人公智史のお父さんは息子にいう、「いいものを食べられるようになんかならなくたっていい。金のかかった身なりなど必要ない。いつも清潔にしていればいい。ひとを喜ばせるような仕事をしなさい。いつも優しくありなさい。」(470頁)と。だから、愛し合う夫婦の子供に悪い子は生まれない。 作者は、汚濁に満ちた今の世のなかで、本当の愛のありかたを主張している。ここに書かれたようなやさしさは、人間の心の心奥に触れ、神の世界にも近づく。あちらの世界が出てくるが違和感はない。とてもやさしい気持ちになれる最高の愛の物語である。 | ||||
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ちょっと現実ではないような、そんな物語。 だからと言って取っつきにくいとかそんなことは全くない。 話の全てが、最後の場面のためにあったような気がします。 あー、でも読み終わったらちょっと(いい意味で)鬱になったかもw | ||||
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