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(短編集)
鴨川食堂おかわり
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鴨川食堂おかわりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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鴨川食堂の謎は、飛び込みの客へも、 品数豊富なご馳走を饗せること、 料理人は一人なのに、揚げ物、焼き物、煮物、蒸し物などが、一度に、(たぶん)熱々で出てくること、 来る予定のない客のために、仕入れと下ごしらえをしていること、 依頼があると店を休むのに、休みの日に依頼者が来ないこと、 など、多々ある。 さらに、昔の東京(東北?)の、おでんに「青唐」が入っていた、などと、書いていること。 京都には入っていても、東日本では長く使わなかった素材は、山ほどある。 言葉にしても、京都で一般的に使われる野菜の名詞が、東日本では通用しない例は、山ほどある。 こうした店を、作者は(編集者や校正者も)まったく無視しているのが、気になる。 最初は「おまかせ」で豪華な膳になる。その描写は、とても細かいが、食べてみたい、とか、美味しそうには感じられない。 料理の表現に、湯気や熱さ、香りが感じられないのだ。 また、歯科医であれば、喫煙の擁護も控えるべきだろう。 禁煙を推奨すべき、とまでは言わない、喫煙について書かなければいいだけだ。 味に敏感で、舌が超えていて、何でも再現できる料理人が、喫煙というのは、無理がありすぎるが。 | ||||
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食の探偵、リターンズ! 食べる=生きていく ということなんだなと思う。だからこそ、食の探偵に依頼は尽きないのだろう。 しかし、お礼の額って、いくらぐらいなのだろうか・・・・ | ||||
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柏井氏の本は初読です。装丁とタイトルで興味を惹かれたので、前作も読んでません。 が、大変に美味しく頂けました。「探す」過程が余り描かれていないのが少々物足りなくも感じましたが、多分このお話はそういう部分を欲するのではなく、美味しい部分を単純に美味しいと感じられれば良い類のお話だと読後了解した次第です。 ただ、第一話の恭介に一言。海苔弁の海苔に切れ目が入っている時点で「面倒だから海苔弁」ではなかった事くらい気付けw!これだから男子ってのは…と言いたくなりましたw | ||||
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ああ、今日も大変な一日だったなあ・・。ちょっとホッコリして鴨川食堂のページを開きます。 ちょっとやわらかな気持ちになって良く眠れるのです。 幾度読み返した事でしょう。 「おかわり」が出て大喜びです。 主人公の流の食堂に「この思い出の食べ物」を再現して欲しいと訪ねて行きたい素材は誰の心の中にもあるの です。自分ではできないけれど、誰かが再現してくれるなら、してみたい。そんなドラマを短編に閉じ込めた一冊です。 再現された食べ物と共にいろんな回想が巡らされ、依頼者はありえぬ誤解があったことや、気づかぬ愛があったことや、 人として生きている意味を知らされ、背中を押され前に進むことが出来る。 うーむ。少し熱く語りました、著者は「へっ?」と思ってらっしゃるかもしれません。 是非一話ずつ読まれる事をお薦めします。 | ||||
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現実にこんな食堂があったら、こんな親子がいたら、どんなに素敵だろう。 「○○食堂」と名の付く小説やマンガ、料理人を主人公とする短編集の類は現代物にも時代物にもたくさんあるので、どこかで読んだようなストーリー集かと思っていたら、それは大変失礼な思いこみで、鴨川食堂には鴨川食堂ならではのしっかりとした味わいがありました。それぞれのストーリーのロケーションも目に浮かびます。 もう一つの魅力は、流さんやこいしさんの話す言葉。作り込みすぎたわざとらしい京言葉でなく、とても自然です。もしも桂枝雀さんが存命でおられて、この作品が映画化されるなら、是非枝雀さんに流さんを演じて欲しかったなあ。そう言えば、作品の中でもとても生き生きとして存在感があったのが、亡くなったおかあさんのお仏壇でした。 | ||||
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