荊の城

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評判

荊の城の評価:

4.05/5点 レビュー 61件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 21〜40 2/4ページ
No.44
(3pt)

パクチャヌクの映画版を先に見てもよかったかな。。。

まー、元ネタといってもいいディケンズやウィルキー・コリンズと比べるのは酷だけど、エピーゴネンとしては健闘しているほうだと思います。
ディケンスをよく研究した人らしく、サスペンスの構築には目を見張るものがあるし、ヴィクトリア朝時代の風俗描写も換骨奪胎してそれっぽく仕上げている。
大団円の解決の仕方はいささか芝居気が勝ち過ぎるものの、悪役二人に思いがけない人間性が寄与された分、救いのない話にいくらかの光が見えたのがせめてもの救いだった。

あえて難癖をつけると、二部になって視点が変わってから、基本的に一部と同じ出来事を語り直す手際にあまり創意工夫が感じられなかったこと。
ツイスト先行の思考に縛られた結果、辻褄合わせに終始してしまい、説明を与えるというほかにたいしたことをやっているように思えなかった。
その際、一歩間違えると通俗なメロドラマに堕するような表現の安易さに、この作家の限界が見えた気がした。
たどえば、「げらげら笑う」みたいな薄っぺらな表現を類似の状況で何度も使われると、紋切り型の印象しか残さなくなる。

三部の精神病院の下りは、この手の虐待ものとして既定路線から大きく逸脱するものが見れなくて残念。
すべてが終わってしまってからのラストの決着の仕方もとって付けたようなところがあって、決定的であるはずのヒロインの心情変化に説得力が感じられなかった。
著者は書いている途中も最後の最後まで決められなかったんだろうなと思わせる一貫性のない幕締めでした。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039
No.43
(5pt)

秋の夜長の読書に最適な一冊

昼ドラにありそうなストーリーではありますがドキドキワクワクできる内容。3日間夜更かしして上下巻一気に読みました。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039
No.42
(4pt)

思いがけない百合

なんとなく美しいタイトルにつられて購入。読み進めるうちにおや…?お…?おおおお⁉︎おおおおおそうきたか!となります。笑
個人的には好きな展開だったので嬉しい喜びでした。が、けっこうアダルトな内容なので苦手な方は注意。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039
No.41
(5pt)

よかった

面白かった。次々予想外の事が起きてあっという間によみおわってしまいました。
荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)より
4488254047
No.40
(2pt)

頭の訓練になりました。

読みにくい文調でした。途中で斜め読みになってしまい、評価がで来るほどには読んでいません。
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4488254039
No.39
(4pt)

興味深い本です

BBCのドラマ化を見て面白くて、英語版で読んではまった本です。訳があったんですね。サラ・ウォーターズさんの本はこの傾向で面白い本が多くてお薦めです。内容を書くと面白さがなくなるので書きません。プロットが面白いのに加えて、19世紀の身分社会をうまく生きていこうとする庶民の生活力には関心しました。
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4488254039
No.38
(2pt)

私には合いませんでした

全体的に冗長で、なんだかとても胃もがもたれました。読む前の期待が高かったせいか、かなり肩透かしをくらいました。展開も「うん、だと思った…」という感じです…。エロティックや暗い雰囲気はもともと好きな方なのですが、私には文体が合いませんでした。個人的に淡々と、サラッとした読み口が好きなせいだと思います。上下一気に買わず、まずは上巻だけ買ってみるのがいいかもしれません。
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4488254039
No.37
(3pt)

耽美?歴史もの?ミステリ?

面白いのだが、同性愛嗜好がちょっと前面に出すぎで引いてしまう場面もあった。ラストが特に…
この邦題はいまいちです。原題の方がずっとセンスがいい。
作者本人もレズビアンとのことですが、もうちょっと抑えてほしかった
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4488254047
No.36
(1pt)

評価まちがえていませんか?

良・・・とありましたが、黄ばんでいるどころか茶色に日焼けした状態で、触るのも厭わしく新品を書店にて購入しなおしました。過去、最も酷い状態の本を送っていただいた次第です。
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4488254047
No.35
(5pt)

英国文学の伝統

児童文学も含めて、英国文学ってこういう伝統がありますよね。上手く表現できないんですけど、マードックの『鐘』とか、ディケンズもそうだし、W=メインの『砂』とか。ストーリーテラーっていうんでしょうか。そういう伝統的なお家芸ともいうべき流れ。ドイルのシャーロックホームズもそうかもしれない。時間を忘れてリッチな一時を体験させてくれると言ったらいいのか。ノーベル賞とかの世界とは違う文学の世界ですよね。
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4488254039
No.34
(3pt)

子供用

子供からのリクエストで購入しました。
本人は満足しているみたいです。
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4488254047
No.33
(3pt)

子供用

子供からのリクエストで購入しました。
本人は満足しているみたいです。
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4488254039
No.32
(3pt)

ゴシックロマン

ミステリというよりゴシックロマンの趣が強いです。

「半身」もそうですが、当時のイギリス上流階級の暮らしぶりを
堪能でき、独特の暗さが心地よいところがあります。

物語自体は、最初の勢いと比べると後半は失速感があったかと思います。
全体的に可もなく不可もなくといった感じの作品でした。
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4488254047
No.31
(3pt)

連載小説として読んだら面白いのかも

圧倒的に強いヒキによって、独白で世界観を描き切る筆者の筆力は素晴らしいと言わざるをえない。
とはいえ、あとがきにもあるように、これは推理小説というよりは冒険小説として読んだほうが面白いだろう。

一本道のように見えるが、選択肢は幾つも存在しているのは明白なので物語を作者が自分の望むように進行させる為に作り出された感が下巻を読み進めていくうちに明らかになってきて、そうなるとこの濃密な描写がおなか一杯感をさらに強めていくように感じる。

「続きとエンディングが気になる」ので読んだけれど、上巻の真ん中以降から感じられるものは下巻にない。
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4488254047
No.30
(4pt)

ミステリーではなく、冒険小説としてなら面白い

三部構成に分かれた同書だが、個人的に一番おもしろく読めたのは第一章のエンディング~第一巻の終わりまで。
何故かミステリーの本として人気が高いようだし、読みようによってはミステリーと言えるようにも思うのだけれど、これがミステリーなら24もミステリーでしょう、という感じ。

とはいえ、上巻は比較的面白く読めたので☆4個です
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039
No.29
(5pt)

ミステリ?サスペンス?ゴシックロマンス?ジェンダーがテーマ?

最初は、あまり教養のない貧民街出身でスリの少女スーザンの視点から語られているため、どうしても言葉使いが単純でブツ切れのようになっていて、少し読みにくいと思いました。この調子で最後まで行くのか?と危ぶんでいたら、途中で1人称で語る人物が変わるため文体も変わります。上巻の真ん中あたりから次から次へと展開が予想外に二転三転、えっいったいどうなるの?ええ?そうくるか・・・と思いながら読み出したら止まらなくなって、上巻に続いて下巻も一気読みしてしまいました。8時間くらいぶっ続けで読んでいたのかも(^^;。

ものすごい階級差のあった社会、ごみごみしたロンドンの雰囲気、切り裂きジャックが跋扈し、エレファントマンやロボトミーなどが話題になったいびつで怪しいヴィクトリア朝時代のイギリスの雰囲気が大変よく出ています。
漠然とゴシックロマンスかと思って読み出したのですが、ジャンル分けがむずかしい小説ですね。ミステリよりはむしろ一般小説の側に傾いているかも・・・謎解きではなくてサスペンス要素が強いです。今やクラシックの域に入るデュ・モーリアの「レベッカ」や「レイチェル」を思い出しました。

この作者の小説を読むのはこれが初めてで、作者がカミングアウトしたレズビアンだということを後になって知りました。処女作の「半神」はまだ読んでいませんが、そちらにもそういう描写が出てくるそうですね。なぜかふと頭に浮かんだのは映画の「モーリス」や「アナザー・カントリー」でした。時代設定が近く、あちらはホモセクシュアルですが、同性を愛していることにとまどいながら、自分に素直にまっすぐに進もうとする主人公たちに共通するものがあるからかも。そういう意味では、作者はジェンダーをテーマにした同性愛小説としても描きたかったのかもしれません。清らかな令嬢モードや、犯罪者の吹き溜まりのような所で暮らしながらもまっすぐな心を失っていないスーザン、そして愛情あふれた母親・・・くっきりと印象的な女性像に比べて、モードの上に君臨する暴君の伯父や、女性たちをひどい運命に陥れる詐欺師のリチャードなど、概して男性は抑圧的、暴力的な存在で、あまりいい役どころを与えられていません。

ラストはいったいどうまとめるんだろう??と思いましたが、悲惨な出来事が重なり重々しい空気の中にも、納得がいく、しかも希望が持てる結末で、後味もよかったです。主人公たちは、これから助け合って幸せに人生を送ってほしいと思いました。またすぐにでも次のウォーターズ作品が読みたいです。
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4488254047
No.28
(5pt)

訳がいい。

ストーリーの面白さはもちろんですが、訳がとてもうまいと感じました。原書を読む力はないので推量も入りますが、これだけ長い翻訳物を息もつかずに読ませるのは翻訳者の文章のうまさと当時のロンドン他、舞台になる場所への深い知識があってこそだと思います。この方が翻訳した他の本も読んでみたい、と思わせる力量も含めて星5つ。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039
No.27
(5pt)

ディケンズにも比すべき圧倒的な物語

二部のつづきと三部が収められている下巻。
一部ほどではないが、二部にも読ませどころが多く、サプライズ要素もある。三部になると、さすがに食傷気味になってしまうのが残念。読ませどころ(盛り上がり部分)はあるのだが、二部のそれとパターンが似ているのだ。
結末は思ったほどの感慨もなく、あれ? 終わり? の感が否めないが、そのあっけなさが逆に本書をエンターテインメントよりも文学色の強い読み物に感じさせなくもない。
そもそも本書がミステリなのか、という疑問はある。確かなのは、ディケンズにも比すべき圧倒的な物語的おもしろさがここにある、ということだけだ。
荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)より
4488254047
No.26
(5pt)

一部の最後の衝撃はすごい

上下巻の長いこの物語は、コンテンツとしては一部〜三部に分かれているのだが、「一>二>三」という並びでおもしろい。つまり、上巻の3分の2を占める一部が、もっともおもしろい。
僕は作者がカミングアウト済みのレズビアンであることを知らずに読み始めたので、そうした要素をチラチラと匂わせるくだりにもドキドキしたし、何より一部の最後の衝撃は久々にガツンとくるものがあった。
ちょっと大時代がかった表現が多いけれど、かえってそれが19世紀ロンドンのゴシック・ロマン的ムードをうまく演出している。むせ返りそうな濃密さ、といってもいい。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039
No.25
(5pt)

ゴシック&ドラマテック

まず最初に。
この本をミステリーと過度の期待をかけるのは正直、止めておいた方がいいでしょう。
ミステリアスぐらいがいいかな?
時代の雰囲気がいいし、少女二人の生い立ちや心理が掘り下げられて描かれています。
読みにくいかな?と思いつつけ、手をつけてみると、あれよあれよと完全読破。
敬遠は損ですね。
少々お値は張りますが、ミステリアスかつドラマテックな少女二人の物語、きっとお気に入ると思います。

好きなクラッシック音楽と、コーヒーもしくは紅茶片手にして読まれるのをオススメします。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)より
4488254039