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ドナウの旅人



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ドナウの旅人の評価: 3.86/5点 レビュー 56件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 1~20 1/2ページ
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No.36:
(4pt)

素敵な昼ドラマ

知り合いに勧められて、読みながらこんなにお昼のドラマにぴったりなストーリーはないと思いましたが、既に昔ドラマ化されたようです。それもとてもゴージャスな旅。
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.35:
(5pt)

作者の守備範囲の広さ。

上巻は純文学風、下巻はミステリー的要素を付加するという内容で、作者の作家としての懐の深さを見せつけられた思いである。旧西ドイツから、ドナウ河に沿って黒海に到る4人の長旅であったが、最後の哀しい結末が逆に、物語に余韻を与えている。
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.34:
(5pt)

人と人との関係の深淵さ。

夫に愛想をつかし旧西ドイツに、17歳年下の男と共に出奔した母。そして、母を探しに向かった娘と、彼女と2年ぶりに再会したドイツ人の男。この4人を中心に物語は展開されていくのだが、作者の、心情の機微の細やかな描写には感服した。下巻を読むのが愉しみである。
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.33:
(5pt)

良い

良い
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.32:
(5pt)

良い

良い
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.31:
(5pt)

自分の人生を大きく広げてくれたきっかけになった本

20歳のとき、学生で初めて
ヨーロッパに行き、そのときに
滞在したのはポーランド。

大変な目にも色々遭いましたが、
「ヨーロッパっていいなあ」と思い
帰国後、大学生協の本屋で
買ったのが、この本でした。

恥ずかしいながら、当時は
ドナウ川がどのように
流れているかもしらず、
読み進めていっても
ポーランドは一ミリもかすらず、
残念な思いに駆られたものです。

しかも、この本のテーマは
複雑な事情が絡み合う
大人の恋愛(不倫?)。

当時弱冠20歳の自分には、
文面はなぞれるけれど
イマイチ何を言っているのか分からない…
という、まことに
「踏んだり蹴ったり」な本なのでした。

しかしそれから8年後、
ワーキングホリデーを使って
ハンガリーに住むことになります。

ハンガリーを選んだ理由は
いくつかありますが、
この「ドナウの旅人」の舞台に
なっていた、ということは
間違いなく1つありました。
(昔から宮本輝が好きだったので
 氏の本はよく読むようにしていたので
 ずっと記憶には残っていたのです)

そしてハンガリーが好きになり、
2019年には、この本の別の舞台であった
レーゲンスブルク、パッサウとウィーンも
旅行で巡ることに。

僕の人生も、複雑に糸が絡み合って
ここまでたどり着くことができたわけですが、
そのさなかには間違いなく、
この本の存在がありました。

歳が過ぎると、
昔は分からなかったことも
少しは理解できるのかな、と思い
ときどき読み返している本です。
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.30:
(5pt)

夫婦の有り様・旅を通しての成長

いくつかの夫婦の有り様と旅を通しての母の成長が興味深かった。結末は驚きでした。東欧旅行を考えていたので読んだのだが参考になった。
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.29:
(5pt)

夫婦の有り様・旅を通しての成長

いくつかの夫婦の有り様と旅を通しての母の成長が興味深かった。結末は驚きでした。東欧旅行を考えていたので読んだのだが参考になった。
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.28:
(4pt)

すばらしいけれど・・

2度読み直しました。行く先々での出会いがまた出会いとなってと、宮本ワールドにはまりました。
ちょっとマサコは好きになれそうにないのと、みんながみんなすぐにセックスへと反応するのに辟易しました。
そのあたりが、男性目線なのかもしれません。
それと、各地でかなり長い逗留しているはずなのに、ホテルやレストランでの食事は詳しく書かれていますが、
朝食に何をとか、絹子が用意した料理についての具体的な解説がないのが残念でした。
市場で〇〇を購入しとか、洗濯の洗剤がどうだとか、生活面でのリアルさを感じないのが残念でした。
それも男性目線かしら。
でも、すばらしいです。ドナウを旅したくなりました、だからこそ、各地の細かい情報が欲しいと思いました。
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.27:
(4pt)

人生は、長い旅

映画のように、風景の美しさが目に浮かび、いろんなエピソードも満載で、途中なかだるみしそうにはなったが、

作者の意気込みが伝わってきた。

宮本作品は、登場人物のセリフを通じて、人生訓をちりばめてる。

ステラ「人生なんて挫折して当たり前じゃないの。うまくいくほうが不思議なんだ。(略)いいことが

あったら、手を叩いて喜ぶんだ。悪いことが起こったら、まあ世の中こんなもんだって、口笛吹いて

笑ってやるのさ。」

長瀬「俺がこの旅で得るものは数限りないだろう。その中で最も重要なものは何だって質問されたら、

俺は、人間はみんなおんなじだって判ったことだ(略)風土や民族が違ってもその人間たちが

求めてるものは、幸せだよ。」

長瀬「矢でも鉄砲でも持ってやがれ。」

そうなんだよね、みな幸せにはなりたいが、一直線の最短距離で、かりになっても幸せを実感するのはできない。

遠回りして七転八倒しながら、自力で這い上がろうとする人間にしか本当の幸せの景色は見えないんだろうな。
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.26:
(4pt)

下巻はウィーンから

なぜかドナウ川に沿って旅をすることになった人々。
下巻はウィーンから始まります。
人間の物語に少しミステリーも加えながら旅が進みます。
当時の共産圏に入国できるのでしょうか。
そしてどこまで旅は続くのでしょうか。
黒海は真水ではなく海水ですよね。
ドナウの旅人 (下)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (下)より
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No.25:
(5pt)

初めから引き込まれます

まだドイツが東西に分かれ、ユーゴスラビアもチェコスロバキアも分裂していない時代。
なぜかドナウ川に沿って旅をすることに。
上巻は西ドイツからウィーンまで。
文章からだけですが、牧歌的なドイツ南部も見てみたくなります。
それにしても最初からぐいぐいきます。
宮本氏は川をテーマに書くのが得意なのでしょうか。
さて下巻はどうなることやら。
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.24:
(5pt)

ドナウを見に行きたくなりました

ドナウ川沿いの国々についての描写が美しい。衝撃的なラストと美しい景色がより一層悲しみを増したような気がします。
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No.23:
(5pt)

ドナウ川クルーズ

これを読むと、ドイツや東欧に旅してみたくなります。作家の表現力も素晴らしい。
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No.22:
(5pt)

あの時代のドナウ川流域

宮本輝の水のかたちを読んでファンになりました。これを読みながらドナウ川に沿って旧社会主義の国を旅してみたくなったのと、その地方の歴史にも興味が湧きました。
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No.21:
(5pt)

さすが宮本氏ですねぇ!宮本節全開の恋愛トラベル小説って感じの秀作です

二組の異色のカップルがドナウ川に沿って旅する物語です

宮本輝崇拝者としては
設定とか何故とかの理由は抜きにして考え素直に読んで楽しめました

登場人物も皆個性が有って
所々で出てくる宮本節には感嘆致しました

いろんな名所や遺跡なども出てくるので
スマホで検索して画像などを見ながら読むと
自分もそこへ行ったような気分になれてとても楽しかったです

熊吾の世界とは又違った世界を読ませて頂き
有難う御座いました
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.20:
(5pt)

ドナウを旅しながら再読

学生時代に初めて読んだ。そして話の筋をほとんど忘れた20年後にドナウを旅する機会に恵まれ、この本をKindleで携帯。
フライトや長時間のバス移動の間に再読。贅沢だった。

さまざまな事情を抱えつつ旅をともにする男女の一団が、旅を通じそれぞれに再生していく物語。

再読するまでに馬齢を重ねたせいで相当読み口が変わったように思う。
また、20年後は違った読後感を得られるような気がする。
せいぜい沢山しんどい目にでも遭っておこう。

青春時代真っ只中の方にも、枯れはじめた方にも、おすすめです。
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No.19:
(4pt)

なつかしかった

20年前大学生の時に読んだ。久しぶりに読んで面白かった。今はあまり語られなくなった社会主義国家の話も興味深い。
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No.18:
(4pt)

旅に連れて行ってくれます

名作との出会いはいつも偶然である。だからこそ余計に運命を感じる。この本は読むべくして読んだという感じ。職場の本棚の片隅に目立つことなく並べられていたのがこの本でした。タイトルにも表紙にも何のインパクトもないし、裏表紙のあらすじを見ても少しも心を動かされなかった。よくあるさえないB級小説ぐらいに思っていた。読み始めたのも活字に飢えていて日本語の本なら何でも良かったからだったし。しかし、読み始めてすぐに私はこの本のとりこになりました。読み始めて一週間ちょっと、私は登場人物と一緒に生活したようなものでした。物語が純粋に面白いのと同時に、文章の語り口がすばらしいのです。

ストーリー

女主人公の麻沙子の母親はある日突然ドイツに旅に出ると夫に手紙を残し姿を消してしまう。しかし麻沙子の元に届いた手紙には別のことが書いてあった。夫とは離婚するつもりで帰る予定のない旅であると。麻沙子はそんな母親の勝手な行動が許せず、自らも5年間すごしたドイツの地へ単身赴く。ドイツには麻沙子が以前結婚に踏み切れずに別れた男シギーがいた。友人の計らいで再びシギーとの愛を確かめ合った麻沙子。2人は友人の力を借りてあえなく母親と対面するが母親は17歳年下の男と一緒であった。日本で金融業を営む才気にあふれたこの男が何を考えているのか。そのなぞが解き明かされてもなお4人はドナウ河をくだり、河口へと長い旅を続ける。

この物語のすばらしさを一つ一つ取り上げてみる。

・心理描写の細かさ。はじめは主人公は麻沙子だけだと思っていたら、章が変わるごとに4人の主要登場人物の心情がかわるがわる描きだされる。一人一人の思惑が違っているから余計に面白い。

・スケールの大きさ。旅は(旧)西ドイツに始まりオーストリア、ハンガリーを横切り最後にルーマニアの最果ての町にたどり着く。それぞれの国でのエピソード、国民性を象徴するような言動や出来事などがそれぞれの国を舞台に繰り広げられる。まったく違う人生観に驚かされる。まるで自分がヨーロッパを旅したような印象を受ける。これは実際に作者が取材旅行をして集めた資料に基づいているそう。

・人とのかかわりや友情・恋愛がふんだんに取り込まれている。どれだけたくさんの人が登場したのわからないくらい旅での出会いが多い。出会いこそが旅の醍醐味だということを思い出させる。

・そして、サスペンス。ここまでくるとやりすぎだという感もあるが、なぞの男が長瀬(母の恋人)を追跡して日本からやってくる。でもこの男の正体が最後までわからなくて本当にハラハラでした。

こんなたくさんの要素が詰まったこの作品。上下二巻に分かれているので長すぎる感もあるけど、文章が平易なので何の抵抗もなく読めます。それもそのはず、この作品は新聞小説としてかかれたものなんだそう。読んでいるときの感じは、まさに朝の連続テレビ小説を見ているときと同じ気分。先が気になって、いても立ってもいられなくなる感じ。そして、これを読んでからヨーロッパに旅に出たくなりました。この小説が書かれたのは20年も前だけど、出てくる人たちの生活や人柄なんかはきっと変わっていないんじゃないかと思います。
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
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No.17:
(5pt)

ありがとう

宮本輝を読み始めるきっかけになった本です。確かテレビでドラマ化されていてそれを楽しみに見てから原作を読んだと思います。今回は今だったら配役はだれが良いかと考えながら別の楽しみ方をしました。
ドナウの旅人 (上)Amazon書評・レビュー:ドナウの旅人 (上)より
4022553596

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