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かがやき荘西荻探偵局(かがやき荘アラサー探偵局)



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【この小説が収録されている参考書籍】
かがやき荘アラサー探偵局
かがやき荘西荻探偵局 (新潮文庫)

かがやき荘西荻探偵局(かがやき荘アラサー探偵局)の評価: 3.27/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

手を変え品を変えの新キャラで

東川氏の最近やたらニューキャラで単発で出す傾向の流れの一編。
今回も短編集で4編を収録。
トリック的にはやや緩いがこの人の揺ぎ無い本格ミステリーに拘った作風なのでファンならばまあそこそこ楽しめる。
ただ、主人公のキャラが3人もいてさらに男性キャラもいるため、やや散漫な印象を与えてしまうか。
このネタの傾向なら普通に謎解きはディナーの後でのシリーズとして発表してもいいくらいだ。
かがやき荘アラサー探偵局Amazon書評・レビュー:かがやき荘アラサー探偵局より
4103503815
No.1:
(3pt)

少女でも魔法使いでもライオン女でも?

タイトルの通り,アラサー女性三人組が奇妙な事件に挑む四篇の中篇ミステリですが,
おかしな方言だったりコスプレだったり,いろいろキャラ作りへの苦労は窺えるものの,
どれも取って付けたようで,主役である彼女たちにあまり魅力を感じることができません.

また,依頼者側の女性実業家や,秘書で語り部の青年の指示があって動く流れのため,
どうしても『受け身』になりがちで,登場が遅くなるのも影の薄さに繋がっている印象.
これらの問題が露見してしまうのが,皮肉にも彼女たちが主導となり進む最後の四篇目で,
雰囲気が変わる分,見え方も違うのでしょうが,それまでの三篇に比べると物足りなさが….

肝心のミステリについては,気になる点もありましたが殺人から日常系までよく練られ,
これまた大事な(?)ユーモアも,ファンにはおなじみのツボはしっかり抑えられており,
伏線と論理の積み重ねと笑いどころ,期待される部分は概ね満たしているのではと思います.

その一方,ずっと続いているキャラクタ重視の作風はかなり限界に来ているようにも映り,
本作も彼女たちでなく,でもでもでも回りそうな様子は否めません.
取っつきやすさも大事なんでしょうが,そろそろ中身で勝負する長篇を期待したいところです.
かがやき荘アラサー探偵局Amazon書評・レビュー:かがやき荘アラサー探偵局より
4103503815

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