■スポンサードリンク


屍衣の流行



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
屍衣の流行 世界探偵小説全集 (40)

屍衣の流行の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

行間、間接的

自殺一件と殺人二件。 自殺はある人物に追いこまれての行為なので、なかば殺人とみても良さそうである。 これら一連の事件そのものは大して複雑ではない。 しかし、アリンガム独特の筆すさびが事態の紛糾を招いている。 フーダニットと動機について、読者が文章から間接的に、あるいは行間で汲み取るよう、計算尽くかつ突きはなした態度で 以って物語を描出する。 往時のアパレル業界の内幕、人物造形の生々しさ、登場人物の洒脱な会話、そして手に汗握るクライマックスなど 著者の筆力と余裕がうかがえる作品だ。
屍衣の流行 世界探偵小説全集 (40)Amazon書評・レビュー:屍衣の流行 世界探偵小説全集 (40)より
4336044406
No.1:
(5pt)

華麗な傑作

日本では信じられないほど軽視されているが英国ではクリスティやセイヤーズと並び称される大家。
派手なトリックの面白さではなく、精緻な人間描写の積み重ねの中に散りばめられた伏線の妙が堪能できる。
当時の英国の世相や風俗を華麗に描いて、邦訳作品中では最高傑作。
屍衣の流行 世界探偵小説全集 (40)Amazon書評・レビュー:屍衣の流行 世界探偵小説全集 (40)より
4336044406

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!