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空飛ぶタイヤ
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空飛ぶタイヤの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全701件 541~560 28/36ページ
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| 池井戸さんの小説はぐんぐん入り込んじゃいますね。 相変わらず面白いです。 | ||||
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| 走行中のトレーラから外れたタイヤが母子を直撃。夫と子供を前に病院のベットでその母親は息を引きとる。わずか従業員90人の赤松運送は警察の捜査を受け、マスコミが大々的に報じた事故原因はトレーラの整備不良。社会的信用を失墜し、被害者の家族と世間の憎しみの中で窮地に立つ小さな運送会社。影響は大口顧客、運転資金融資をあてにしていた銀行、さらには小学校に通う子供にまで及ぶ。絶体絶命の危機に追い込まれる2代目社長の赤松徳郎。 一方、トレーラーの製造元である大会社であるホープ自動車。大企業の組織の理論。社内抗争。過去の不祥事。内部告発。隠蔽工作。かぎつける雑誌記者。グループ企業支援をめぐるメインバンク内部の争い。そして。。。 いやー、これは面白い。非常に面白い。実際に発生した自動車会社のリコール隠し事件を題材にして書かれた社会派小説。事件をめぐり、中小企業の赤松運送と、大企業であるホープ自動車の2つの企業を軸に、様々な人間の思惑が、悲しみが、怒りが、苦しみが、文字通り渦を巻き、交錯し、ドラマチックに展開してゆく。見事な傑作である。 | ||||
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| 今の日本は閉塞感が強い! 本書の前半は、溺れる者藁をも掴む情況で、どうなるものかと思えてしまう。 一筋の光明に向かって主人公らはガムシャラに突っ走る… 不屈の闘志がやがて報われる… 読み終えるとある種の清々しさを覚える、良作である。 | ||||
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| サラリーマンとして、非常に現実味のある小説。 身につまされる。 | ||||
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| 整備不良ではなくホープの構造欠陥に問題があると信じ続けたこと、責任の所在が当社になくとも 事故を起こした結果責任に対し、真摯に遺族に接し続けた姿勢には感銘を受けた。 風評被害から取引先、社員の離反、取引銀行の裏切り、それだけでなくPTA会長の重責等 次から次へと火の粉が降りかかってくる。 実社会でもこういう理不尽なことが起こりうるし、いつ自分がそういう立場にたたされるかわからない。 どんな時でも逃げてはいけないんだということを教わった気がする。 そうすることで周りの応援(家族や専務をはじめとした社員、はるな銀行を紹介してくれた物流会社、はるな銀行、弁護士等々) も得られるのだなと思いました。 | ||||
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| 時間を忘れて読んでしまいました。 面白かったし手に汗を握る話でした。 買う時は、上下まとめて買う事をお勧めします。 なぜ直木賞が取れなかったのか不思議です。 リアルすぎて事実だと思ってしまうからでしょうか? | ||||
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| 一気に読み切らないと切なく苦しく、本当にゾッとする。 読み終わった後の爽快感と、この世で成すべき事を示してくれた本でした。 | ||||
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| (上巻) 池井戸潤と言えば今最も乗っている作家の一人であり、私もよく読む。 そんな氏の大ブレイク作だけに面白くない筈がない。評判通り一気に読める。但、好きな作家だからこそ気になることもある。 この小説のモデルとなった事件を知らない人でも、本書を読めばホープ自動車がどの会社をモデルにしているか一目瞭然である。 実際にあった事件を元にミステリを書いても小説の内容をそのまま信じる人はいまい。しかし企業小説はミステリより一歩ノンフィクションに近い。 同じことは山崎豊子の『沈まぬ太陽』を読んだ時にも感じた。事実と創作の閾がやや曖昧。 (下巻) 後半戦に入って話は益々ヒートアップ! 整備不良疑惑に苦しむ赤松運送にとって状況が好転するかなっと思うと必ず新たなる障害が生じる。 そしてこの展開がくどいほど繰り返される。読者を離さない連ドラ的手法か? 人物造形は善玉/悪玉が分れていて分り易い。 但、その分登場人物に深みはなく、読み易さとストーリー展開の妙で引っ張るタイプの小説。 勧善懲悪のエンディングを望むなら、ホープ自動車の完全解体となるが、その社会的影響を考えるとフィクションとは言え現実的でない。 どうするかと思っていたら、最後に大技を持ってきました。余は満足! | ||||
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| 池井戸作品の中で、一番好きです 他の作品も、七つの会議も面白いですが やはりこれがベストです 何度読んでもその度に新たな感情が出てくる どの視点から読んでも心が動かされる作品 年を重ねるとなかなか心が動かないので こういう作品は貴重なのです | ||||
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| 久々に眠れない数日を過ごしました。 著者との出会いは「下町ロケット」。それを凌ぐ快作。 恥ずかしながら、人知れず内緒でシコシコと小説を書いている身としては、こんな凄い作品を知って以降、書く気が失せてます・・・この作品を恨みます(笑) | ||||
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| とても味わいのある青春作品。 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などの作品はかつて読んでいたが,今回の『ルパンの消息』は,横山の作家デビューを飾る作品とも言えるであろう。 彼の作品構成の原点がここにありそうだ。 高校の職員室の陰の世界を描いているともいえるが,昭和の高度成長期の高校生たちの姿を,その鬱屈した心理を踏まえて描き切ったミステリー傑作品ともいえる。 共犯者橘の「アポロの月面着陸を見たときほどがっかりしたことはなかったな。 もう世の中行きつく所まで行っちまったって感じでさ。 」と言ってため息をつく感じが今の鬱屈した時代精神を反映しているような気がした。 | ||||
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| 2000年に起こった三菱ふそう自動車のリコール隠しが,横浜の母子親子脱輪タイヤ直撃死を招いた事件を題材にしたと思われる小説。 大企業の自動車会社が,中小企業の運送会社に犯罪を押し付けて自分たちの罪悪を逃れようとした内幕が暴き出されてゆく。企業の人事管理,組織,システムがもたらす人間の非人間化に対して憤りを抱かせる表現は,実に生き生きとしていて自然と物語に引き込まされてしまう。この直木賞作家はうまい書き手だと思う。ホープ自動車は三菱ふそう自動車を思い起こさせるし,フィクションでありながら実際におこった出来事のドキュメンタリー小説であるかのように読ませてしまう。経済小説でありながら,感動させ,泣かせ,爽快感を味あわせなど,まさに本格的なエンターテインメントの味わい深さを堪能できた。 | ||||
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| 経済小説は今まで読んだ事がなかったが、面白い! 人が1人死んでいる。誰が悪かったのか?事故を起こしたトラックの運送業会社社長赤松なのか?トラックを作ったホープ自動車なのか? 主人公は零細運送業の赤松徳郎。赤松運送は事故で信用をなくし得意先を失い、窮地に立たされる。整備不良と事故が片付けられたからだ。彼が大企業ホープ自動車と相手取り、真相を粘り強く解明してゆく。事態は好転したと思えば、万事休すの状態になったり、とてもハラハラしながら読んだ。 赤松以外にも、ホープ自動車の沢田、杉本、ホープ銀行の井崎などそれぞれの視点から物語が語られるのが、一層深みを加えている。 この小説の悪役はホープ自動車だ。その大企業精神は、読んでいて怒りを感じるほど。 事故で愛する家族を失った柚木父子のやるせなさも胸に迫った。 一人一人のキャラクターが丁寧に描かれている。読み進めるうちに正義をかかげ、自分の信じた真相を暴こうと邁進する赤松と一緒に一喜一憂していた。 | ||||
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| 「バブル組」シリーズで池井戸ファンになり、題名が面白そうだったので内容を知らずに手に取ったので、読み始めてから「空飛ぶタイヤ」の意味に気がつきました。 フィクションですが、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにした小説です。実際にあった事件をベースにしているため、山崎豊子の「沈まぬ太陽」第3巻(日航機墜落事故)ではありませんが、 並々ならぬリアリティがあります。事故を起こしたトラックの運送会社社長を中心に物語が進みます。中小企業の気概、社内論理一辺倒の財閥系企業、モンスターペアレントに振り回される学校、 場面を変えながら、様々な人間模様を描き、最後には胸のすく結末につながるあたり、池井戸小説の真骨頂かと。長編ですが、土曜の夜から日曜の昼間にかけて、一気に読んでしまいました! 内向き、顧客無視の企業体質が人命すら奪い、無実の中小企業を倒産寸前まで追い込む。大企業に勤める企業人として、胸にとめておきたい学びでもあります。 | ||||
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| 事故を起こしたトラックの運送会社社長が倒産の危機、家族の危機に瀕しながら、社長として、父として、夫としての気概を胸に踏ん張り、 また、あくまで内向きな財閥系企業の中でそれぞれの思惑で動く企業人、身勝手な学校関係者と振り回される周囲など、様々な人間模様を描き、 最後には胸のすく結末につながるあたり、池井戸小説の真骨頂かと。 顧客無視の企業体質が人命すら奪い、無実の中小企業を倒産寸前まで追い込む。 大企業に勤める企業人として、胸にとめておきたい学びでもあります。 | ||||
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| 「バブル組」シリーズで池井戸ファンになり、題名が面白そうだったので内容を知らずに手に取ったので、読み始めてから「空飛ぶタイヤ」の意味に気がつきました。 フィクションですが、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにした小説です。実際にあった事件をベースにしているため、山崎豊子の「沈まぬ太陽」第3巻(日航機墜落事故)ではありませんが、 並々ならぬリアリティがあります。事故を起こしたトラックの運送会社社長を中心に物語が進みます。中小企業の気概、社内論理一辺倒の財閥系企業、モンスターペアレントに振り回される学校、 場面を変えながら、様々な人間模様を描き、最後には胸のすく結末につながるあたり、池井戸小説の真骨頂かと。長編ですが、土曜の夜から日曜の昼間にかけて、一気に読んでしまいました! 内向き、顧客無視の企業体質が人命すら奪い、無実の中小企業を倒産寸前まで追い込む。大企業に勤める企業人として、胸にとめておきたい学びでもあります。 | ||||
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| ノンフィクションではない、とはいうものの、実際にあった事件が頭に浮かんで、リアルな面白さにドキドキしました。がんばってもがんばっても苦境に陥る主人公は、小さな運送会社の社長。その家族や取引先、銀行、他社の経営者たち、社員たちのありようの多様さが、1冊の本の中で、複雑で重厚な面白さを構築しています。その複雑さの中で一本ぴーんと通る筋が、主人公の生真面目さ。汗と涙まみれで、どんくさいような生真面目さの、これが何と美しいこと! 主人公たちの戦いは、そのまま「生真面目さ」対「不真面目さ」、「正直」対「嘘」、「信頼」対「不信」。主人公たちを心から応援し、ドキドキハラハラして、最後に快哉を叫ぶ心地よさ。文句なしにお勧め。 | ||||
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| 三菱自動車をモデルに描かれたリコール隠しをテーマとした小説。 その三菱自動車。 経営が改善してきたと思いきや、またしてもリコール隠ぺい体質が表沙汰になっている。 先に国土交通省が立ち入り検査した事件だ。 企業体質の改善の難しさを実感するとともに、再度この小説をなぞったかのような出来事に愕然とした。 リアル過ぎて、また読みたくなった。 おすすめです。 | ||||
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| いったいこの小説はなんなんだろう、と思うくらい様々なエッセンスが つまった、読み応えのある一作です。 自動車の欠陥が原因の事故に巻き込まれた中小企業社長が話の中心ですが、 それを取り巻く、銀行、リコール隠しの自動車メーカー、こどもつながりの 人間関係、被害者 ・・・ 様々な人物が登場し、次々と起こる事件。そして、どれもが違和感なく 描き切られています。さすが、としか言いようがありません。 かなりのボリュームですが、面白さに途中でやめられなくなるため、 休日前に読むのがベストです。 | ||||
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| 金融関係に興味がある方だけでなく、サラリーマンである方ならだれでも楽しめます。 | ||||
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