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(アンソロジー)

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自薦 THE どんでん返し



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【この小説が収録されている参考書籍】
自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)

自薦 THE どんでん返しの評価: 3.62/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

面白かったです

好きな作家の作品が載っていたので買いました 普段あまり手にしない作家さんの作品も読めて良かったです 内容も私には読みやすくて良かったです
自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)より
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No.12:
(3pt)

”自薦”とある時点で明白なのですが…

本作のための書下ろしではありません。
綾辻行人先生「再生」、有栖川先生「書く機械」、各氏の著作で読んだことがあります。
タイトルを見て内容が思い出せないこともありますので(私がそうだった訳ですが…)
本作掲載諸氏のファンの方はご注意ください。
逆に読んだことがない方は楽しめると思います。
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No.11:
(4pt)

流石に一流作家の皆さんが自薦された傑作集とあって様々な面で「そう来たか!」と感嘆させられました。

冷静に考えると「どんでん返し」は非常に困難な命題ですが流石に一流作家の皆さんが自薦された傑作集とあって様々な面で「そう来たか!」と感嘆させられましたね。私のベストは文句なしに異色ホラー「再生」です。『再生』綾辻行人:そっちかい!整形手術があるさ。『書く機械』有栖川有栖:大作家養成ギプスだ!『アリバイ・ジ・アンビバレンス』西澤保彦:殺人動機が異常過ぎ!『蝶番の問題』貫井徳郎:行動の僅かな違和感。『カニバリズム小論』法月綸太郎:食事時に読まないで!『藤枝邸の完全なる密室』東川篤哉:アバウトな探偵に敗れる皮肉。
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No.10:
(4pt)

自薦か

綾辻行人「再生」、有栖川有栖「書く機械」、西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」、貫井徳郎「蝶番の問題」、法月綸太郎「カニバリズム小論」、東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」の6篇が収められている。
 自薦ということで、たしかに優れた作品が集まっている。綾辻行人「再生」とか、ホントに嫌な感じのどんでん返しだ。
 ただ、ある程度のミステリ・ファンにとっては、すでに他所で読んだという作品も少なくないのではないか。
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No.9:
(3pt)

少々期待外れ

どんなにすごいどんでん返しがつまっているのかと、期待して読んだのですが、少々期待外れに終わりました。
冒頭の、綾辻行人「再生」は確かにぎょっとさせられました。
しかし、あざやかに決められ「まいった」の声をあげたのは、それだけでした。
あとはごく普通のミステリという印象でした。
期待しすぎたのかもしれません。
単なるミステリとして読めば、西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」や東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」などがまずまずおもしろかったです。
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No.8:
(5pt)

どんでん返し

好きな作家が結構入っているので購入しました。どんでん返しの物語は好きです。秋の夜長に読みます。綾辻氏、東川氏を読むのが楽しみです。
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No.7:
(3pt)

タイトルに惑わされてはいけない

小説や映画などにおいて、すばらしい「どんでん返し」のある作品には、私は最大限の称賛を惜しまない。私にとって名作の要素の一つは
どんでん返しと言っても過言ではない。ということで、この作品のタイトルもそうだが、文庫の帯にも客が思わず買ってしまいたくなるような
キャッチコピーが書かれてるので、思わず読み始めた。だが、私は大いに失望した。シチュエーションは作者が何とか読者を驚かせてやろうと
するあまり、ややわざとらしい、結論も全然どんでん返し感などない。それでも、こういうミステリーの短編が好きな人は、それなりに満足する
んだろうが、私は残念ながら駄目だった。同じ短編でも、「クライムマシーン」などはその結論に十分どんでん返しや、読者をあっと言わせる
仕掛けがあった。まあ、売らんがためにこのようなタイトルやキャッチコピーをつけることは理解もするが、その都度次回、読者はもっと慎重に
なってしまうということを発行者は考えておいたほうがいい。
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No.6:
(3pt)

タイトルが……

今までどこかで発表された作品の再録もの。読んだことがないけど、ちょっと見てみたいという自分はそれなりに楽しめましたが、「どんでん返し……かな?これ」と思った作品もあった気がします。
また、全体的にグロテスクな話が多かった印象。
東川篤哉さんは今まで読んだことのない作家さんでしたが、これで興味を持ちました。
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No.5:
(4pt)

タイトルで損をしているのでは

「どんでん返し」と言われて想像するよなミステリ形式の物は少なかったです。
どちらかというと、怪奇・SF寄りのナンセンスなショートショートに近いような、ちょっと題名からすると肩透かしな印象を受けました。
個々の作品は、どんでん返し物(?)と思わないで読めば、それなりに楽しいです。
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No.4:
(4pt)

タイトルが誤解を与えているのでは??!!

辛口のレビューが多いので、書くのが少しつらいのですが・・・・・。
 本書は、タイトル通り、著者自身が選んだ「どんでん返し」のある短編が、6篇収録されたアンソロジーです。
 収録作品は、以下の通りです。  1:再生(綾辻行人)  2:書く機械(有栖川有栖)
 3:アリバイ・ジ・アンビバレンス(西澤保彦)  4:蝶番の問題(貫井徳郎)
 5:カニバリズム小論(法月綸太郎)  6:藤枝邸の完全なる密室(東川篤哉)
 しかし、この本どう考えてもタイトルがいけませんよね!
 読む前に、最後にサプライズがあると教えていますから、読者は身構えますし、
 読んで、意にそぐわなければ、なんやこれは、となりますから!!
 以下、ネタバレがありますから、未読の人は、注意して下さい!!
 1:これは綾辻さんの特質がよく出たホラー、あるいは、スプラッタ系の作品です。
 内容にあまり触れると、面白くなくなりますが、不幸な生い立ちを持った女性の物語です。
 彼女の身体は切ってもトカゲのように再生するというのですが・・・・・。
 2:本作は、タイトルからある程度内容が想像できます。
 中途半端な作家が、大ベストセラー作家に変身する物語ですが、有栖川さんは、担当の編集者何かうらみでもあるのかな?
 勘のいい人なら、結末は大体わかると思います。
 3:いかにも西澤さんらしい作品かな、と思います。しかし、女性は怖い!!
 しかし、西澤さんには、短編という枠を外せば、もっといい作品がありますが・・・。
 4:安楽椅子探偵の種のような作品ですが・・・・。
 5:これは面白いと思いました。作中でカニバリズム論がとうとうと解説されます。
 結末は少し御下劣ですが、本当の衝撃は最後に??
 6:これも面白い!!東川さんらしいユーモアミステリー風です。完全な密室を作ったつもりですが、
 天はもっとすごい仕掛けをしたということですか??
 最初に書いたように、本書はタイトルが誤解を与えて損をしています。
 また、各作品の選者が作者になっていますが、通常アンソロジスとは、作者に自薦作品を複数選んで、その中から選択するか、
 あるいは選者自ら作品を選択して、短編集を編みます。 
 そこでアンソロジスとの力量が発揮されるわけです。
 本書では、そのアンソロジスとがいないということが、大きな欠点にもなっています。
 しかし、それでも私は本書をかなり楽しめましたが!!
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No.3:
(4pt)

タイトルが残念

収録作はどれも面白く、簡潔なのでサラッと読めました。おなじみの探偵が出てきたりして楽しいです。
ただ、どんでん返しって感じの作品はむしろ少数で…書籍のタイトルから、あっと驚く結末や、叙述トリック的な世界がひっくり返る感覚を期待していたので、少し物足りなかったです。
普通にミステリ短編集と銘打ってあれば、作家陣も贅沢だし、軽妙でユーモアの効いた作品が多く、大満足で楽しめたと思います。
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No.2:
(2pt)

これが一応名の通ったミステリ作家達の「自薦No.1<どんでん返し>」かと思うと、お寒い限り

綾辻氏「再生」、有栖川氏「書く機械」、西澤氏「アリバイ・ジ・アンビアレンス」、 貫井氏「蝶番の問題」、法月氏「カニバリズム小論」及び東川氏「藤枝邸の完全なる密室」の6つの短編から構成される、表題通り(?)、<どんでん返し>をテーマとしたアンソロジー。この手のアンソロジーには失望させられる事が多いのだが、残念ながら本作もその例に漏れなかった。各作家の特徴は良く出ている様だが。

「再生」は単なるスプラッタ・SFホラー。「書く機械」は単なる出版業界の自虐ネタ。「アリバイ・ジ・アンビアレンス」は一応作者らしいロジックの遊びは楽しめるものの、<どんでん返し>とは無縁な上に、本短編のテーマ「犯行時刻にはアリバイがあるのに......」をいとも簡単に無視してしまう全体構成は如何なものか(警察の鑑識はそんなに甘くない)。「蝶番の問題」は途中で事件関係者の手記を挟む等、<どんでん返し>と言うよりはむしろ叙述トリックものに近いが、その粗雑さと浅薄さとはデビュー作「慟哭」を想起させる程に稚拙。「カニバリズム小論」は詰まらないの一言に尽きる。「藤枝邸の完全なる密室」は作者のホ-ムグラウンド烏賊川市を舞台としたユーモア・ミステリでマズマス楽しめるが、<どんでん返し>とは無縁だろう。

これが一応名の通ったミステリ作家達の「自薦No.1<どんでん返し>」かと思うと、お寒い限り。<どんでん返し>の妙とは、例えば、連城三紀彦氏「夜よ鼠たちのために」中の各短編が持つ、黒白を一瞬にして反転させてしまう技巧にあるのであって、それを考えると、本アンソロジーは寂しく虚しい企画としか思えなかった。
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No.1:
(3pt)

「どんでん返し」と名乗るには、非常に物足りない。

編集者というのは、詐欺の才能が無いと出来ないと思わせる内容である。

一般的に「どんでん返し」というと「読者が、こう思っていたのに対し、真実は全く違った」という時に使われる表現だと思う。単に、不明だったトリックが種明かしされたという類のものではないはずだ。

執筆陣の他の短編の中には「なるほど、どんでん返し」と思わせる作品もあるのに「何でこの作品を?」と疑問を持ってしまう作品が多い。本当に自薦かと疑ってしまう。

特に、論理的などんでん返しを期待している人には向かないと思う。

では、一つずつ簡単に……。

---------------
■ 再生

内容的には、どんでん返しと言えると思うのだが、いかんせん、容易にオチが推測できてしまう。むしろ「何で、もうひとつの可能性を考えないの?」と感じてしまう。初出の年代も関係するのかも知れないが、今、出版するのだから、今の読者はどう感じるのかを考えて欲しかった。

■ 書く機械

どんでん返しでもなんでもない、妄想レベルのコメディのように思えてしまう。何でこんなのを自薦したのだろうか……。

■ アリバイ・ジ・アンビバレンス

これも、どんでん返しと言うには無理があるのではないか。

結局「問題の美少女にはアリバイがあるのに、何故自分が犯人だと主張するのか」を解明するのが主題になるのだが、(小説中で)誰が見てもそう思えるような客観的な事実をひっくり返すわけではないので、どんでん返しとは呼べないと思う。

また、主人公が美少女のアリバイを証明する事になるのだが、当の美少女自身はそれを意図したわけではないし、恐らくはその事を知りすらしない。それに主人公とは直接の面識もない。

つまり美少女の主張や狙いや計画と、主人公が彼女のアリバイを証明した事に直接の関連性が無いので、ストーリーの流れとしてはチグハグな印象になってしまっている。

また、全てが主人公ともう一人の推測の域を出ていない。結論に至るまでの客観的事実の「固め」の作業が都合の良いように語られており、根拠の乏しい「~だとしたら」が濫発される。

どんでん返しというのは、様々な状況が突き詰められていて「これ以外の結論は考えられない」という所をひっくり返してこその爽快感だと思う。色々なところがぼやけたままで推理が展開されるので「そういう可能性もあるかもね」という段階で終わってしまっている。

また問題の美少女の人間性のような部分は全くといっていいほど語られていないので、精神的な意味でのどんでん返しにもなっていない。

全体として、机上の空論めいた印象を受ける。

■ 蝶番の問題

この作品は夢オチに通じるような「どんでん返し」であり、またそれに到る確固たる作品上の説得性も無いので、唐突感が否めない。

何か作者が「物足りないので、こうしちゃえ」と、付け加えた蛇足のようなオチである。

もしくは問題の手記と、それを持ち込んだ登場人物の説明との整合性を取るための理屈を思いつかなかったので、強引に「終了ww」させてしまった感が否めない。

よって、探偵役と共に推理を働かせるタイプの読者には噴飯ものな気がする。結局、中途半端に「解決した事」になってしまうのだ。

手記の中身だけ見た場合のとりあえずの解決にはなっている。しかし動機ははっきり語られない。また前述したように、それを持ち込んだ登場人物の説明との整合性も全く語られない、というか語られなくてもOKなズルイ展開になっている。

どんでん返しと唐突の区別がついていない作品。

■ カニバリズム小論

本書の中では、どんでん返しという意味で比較的まともな作品。人肉を食べたかつての知り合いの犯行動機を「私」と友人である「法月」が議論する内容なのだが、その動機の解明と、その後のオチのいわば2段オチになっている気がする。

動機の解明に到っては、色々な知識を怒涛の如く披露する事により読者を(良い意味で)煙に撒こうとしているようであり、その事が最後に語られる動機の唐突さを逆に説得力のあるものに演出している気がする。

ただ、2段目のオチは推理小説を普通に読んでいる読者なら割と最初の段階で気付くレベルのもの。

また突き詰めれば、何故「私」がそういう設定を了解していたのかが説明されていないので、よく言えば幻想的、悪く言えば不自然な印象が残ってしまう。

■ 藤枝邸の完全なる密室

巻末の解説にて「真のどんでん返し」とある部分については、洒脱という意味ではそうかも知れないが、タイトルから読者が期待する「どんでん返し」とは明らかに違うと思う。

犯人が最初に分かる倒述ものであるが、犯行の露見の仕方が「単に運が悪かっただけ」のような拍子抜けしたオチである。探偵役が、僅かなほころびを丹念にほぐして行くような話ではない。運が悪かった場合でも、その事象に何か運命的なものがないと話としては全く面白くないのだが、それもない。

また、小説そのものの出来が少し稚拙に感じられた。それに他の作品に比べ一番新しい出典らしいが、妙に古臭さを感じてしまう。
----------------
結論として「どんでん返し」というタイトルに関しては羊頭狗肉と言わざるを得ない。ただ作風としてはそれぞれの作家を比較的表していると思うので「一冊で複数の作家を」という目的で読むのには良いかも知れない。
自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)より
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