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(短編集)

嘘は罪 (夏の最後の薔薇)



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏の最後の薔薇
嘘は罪 (文春文庫)

嘘は罪 (夏の最後の薔薇)の評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

女は、というより人生は見かけによらない

ミステリーのジャンルに「日常の謎」というのがありますが、

これは日常の謎・大人の恋バージョンと言えるものかもしれません。

なぜ、若い男が通りすがりの中年の女性にバラの花束を渡したのか。

夫の愛人と仲良くなろうとする妻の、本当の目的は何なのか。等々。

12の物語は、日常でありがちなシーンで静かに始まり

意外な展開を経て、人の心の深さや危うさをあらわにします。

どれも短いストーリーなのに、スリリングで読み応えがありました。

ずっと昔、「恋文」を読んで「けっ!」と思って以来、

連城氏の小説は避けていたのですが、

本書を読んで、かつての自分はこの人の小説を読むにはあまりにもガキで

描かれていることを理解できなかったのだ・・・と痛感しました。

というわけで、酸いも甘いもかみ分けた大人にお勧めの短編集です。
嘘は罪 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:嘘は罪 (文春文庫)より
4167420155

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