誰も僕を裁けない

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誰も僕を裁けないの評価:

4.10/5点 レビュー 20件。 A ランク

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平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

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全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(5pt)

やはり斜め上をいくエロ&社会派ミステリー

前作のRPGスクールが設定の奇抜さに負けてイマイチミステリーとしては不発だったのを反省したのか、デビュー作のらいち探偵シリーズの長編2作目として書かれている。
デビュー作の人を喰ったようなトリックが印象的だったが、本作はエロ社会派ミステリーだそうだ。
らいちの新本格志向のパートと高校生が主人公のシリアスっぽいパートが交互に展開する。
勿論あっけらかんとしたエロ描写も健在だ。
らいち部分はいわゆる館ものになっているが、冒頭の館の見取り図からもう予想通り、作者も確信犯的にあのトリックだと開き直って書かれている。
読者の興味は何が社会派ということなんだって事に絞られるが、この作者の事なのであくまでもパロディとしての社会派ということである。よくある社会派っぽい殺人動機が大げさに展開する。
逮捕抑留の過程が実際と異なると指摘している人がいるが、この作者の作品に真面目にそんな事指摘してもお門違いだろう。
バカミスのように思わせて直球の新本格系を受け継いでいこうというこの作者の冷めていながら真面目な本格スピリッツが今のところ最もうまく結実した作品と言えるだろう。
誰も僕を裁けない (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)より
4062990695
No.4
(4pt)

説明のしようがない

仕掛けありきだと怒っている人がいるけど、ちょっとした地理的な知識があれば「ひょっとして、そういうことか」という見当は簡単につくはずだ。
「まさかそれで終わりではあるまい。社会派とはどういうオチなのか」と思いつつ読んで、ちゃんと落ちていることに感心した。
先行作品を色々思い出しつつ「まさか、そんなアホな」「いや、そうなんだろうな」「だとしたら、どう落とすのか」「なるほどなぁ、そう来たか」とマニアがニヤニヤしながら読むような小説。
一般の方には面白さが説明しづらい。
誰も僕を裁けない (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)より
4062990695
No.3
(5pt)

あっさり騙されてスッキリしてみよう

エピローグを読んだ後、タイトルの意味を知った読者は、再びプロローグを読んでニヤリとすること必至。
早坂氏お馴染みのエロミス要素も満載な「らいちシリーズ」3作目は、社会派と本格の融合。

とても読みやすい文章で、一気に読破してしまえるスピード感がたまりません。
社会派で本格でエロミスなのに、読後は妙に爽やかな気分を味わうのではないでしょうか。
「やられた」と思うより「やりおったな」と思うような、作者をどこか身近に感じられる一作だと思います。
誰も僕を裁けない (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)より
4062990695
No.2
(5pt)

「エロミス」と「社会派」の融合に偽りなし!

辻真先さんが「これまでの最高作」と書いていたので、早速読んでみた。
メフィスト賞受賞作『○○○○○○○○殺人事件』はいろいろな意味で
インパクトがあったが、この作品は、エロだけでなく「法」
にも挑んだ「社会派」であり、よくできた本格ミステリーでもあり、と
こちらもインパクト充分。
文章もわかりやすくなって、一作ごとに進化している印象です。
「援交探偵」のらいちが、この事件に挑んだ理由も納得できる。
傑作です!
誰も僕を裁けない (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)より
4062990695
No.1
(5pt)

新たな試みがここにも

援交探偵上木らいちシリーズ3作目。今までの2作は「おぉ?!」というサプライズが中心だったが、今作は「ほぉ、こうきたか…」と思わず納得させられてしまう内容になった。ただ、上木らいちというリーダビリティ抜群のキャラクターをつかって、新たなミステリの試みをしようという意気込みが感じられるところは共通。
社会派パート(公平)と本格パート(らいち)が同時並行で進み、どう2つのパートが融合するのかが一番の見どころ。手垢のついたトリック(著者も認識の上)を上手くアレンジしているし、読了後におぼえるタイトルの皮肉も良い味が出ている。
著者に対してはどうしてもエロミスの印象がついてまわるので、それ以外の魅力ある作品にも今後期待したい。
誰も僕を裁けない (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 誰も僕を裁けない (講談社ノベルス)より
4062990695