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(短編集)
ころころろ
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ころころろの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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「しゃばけ」シリーズの第8弾。 最近のシリーズはキャラクターに頼った話が多くなってきていたので少し飽き気味だったが、本作は原点に戻って神や妖とは何かを探る旅のような構成になっている短編連作。 若旦那の目の光を取り戻すための顛末を面白く、可愛らしく描いている。 「桃太郎」と「浦島太郎」のその後の話は面白く、考えさせられた。 | ||||
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「しゃばけシリーズ」第8弾です。 いつも通りの短編集ですが,各作品に通底するなぞが最後で解けるようになっており,連作集でもあります。 シリーズを重ねるのはたいへんなことだとは思いますが,前作あたりで少々中だるみをしてきたかなと感じていただけに,今回の作品はよい意味で期待を裏切られました。 難を言えば,シリーズの読者には冒頭話に違和感があることでしょうか。 今よりさらに若いころの「若だんな」の話ですが,そのことの前置きや説明なしに書かれているので,「あれ?」と思いながら読み進めなければならないからです。 また,「若だんなの目から光りがうばわれた」という因縁の設定に,やや無理がある気がします。 とはいえ,シリーズ中でも1,2を争う面白さであると思います。 | ||||
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畠中氏の作品自体全く初めてで、いきなりこちらを手に取ってしまったのですが、シリーズ8作目だったんですね(汗) ただ、そんな私でもすんなり話に入っていくことができました。 「江戸の町が舞台の摩訶不思議なお話」というだけで、かなり興味を持ったのですが、何より若だんな・一太郎と、彼を取り巻く妖(あやかし)達のキャラクターがものすごくいいですね。 若だんなの世話を焼く兄やの仁吉と佐助、そして「鳴家」と呼ばれる身の丈数寸の小鬼達、「屏風のぞき」と呼ばれている妖(あやかし)など、摩訶不思議だけど憎めないキャラクターばかりです。 そして内容は、連作短編が5作収録されており、ある日突然目が見えなくなってしまった若だんなの目に光を取り戻すべく、妖達が奮闘するお話です。特に「ころころろ」のラストがちょっと切なくなり、続く「けじあり」のあたりから、特に話にのめりこんでいきました。 「けじあり」は、お江戸版「世にも奇妙な物語」のよう。そして「物語の続き」は、登場人物達のやりとりが特に面白い一話です。 ぜひこれを機会に、同シリーズの他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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ころころろと転がされるところなんかそっくりだと思うんですが・・・体の弱い若だんな、あいかわらず頭は切れます。 いい推理してます。 佐助と仁吉は本当に献身的だと思います。 何をおいても若だんな、若だんな幸せだねー若だんな。 ちんぷんかん (新潮文庫) | ||||
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「しゃばけ」シリーズは楽しく読ませていただいています。前にテレビで放送されたのを見てからしゃばけファンの仲間入りをしたのでまだ日も浅いんですが・・・。今回の「ころころろ」も今までのお話同様楽しく読ませていただいたのですが、「はじめての」でちょっと頭がこんがらがってしまいました。前作などでは「若旦那」と手代の兄やたちから呼ばれていたはずなのに、「はじめての」を読み始まったら「ぼっちゃん」呼び!!できれば、冒頭に「今から数年前の・・・」とか「まだぼっちゃんと呼ばれていた頃の・・」とか入れてくれたらなぁ〜としばし困惑しながら読み進めてました。のでお話はおもしろかったのですが、★★★★にさせていただきました。 | ||||
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目が見えなくなった若だんなに、光を取り戻すまでの短編連作。 ここ数作、話そのものより妖し達の魅力に頼ったような表現が多くて ちょっと飽き気味だったのですが、 今回は面白いしゃばけシリーズが読めました。 1つ1つの話の設定にひねりがあって、飽きません。 ほとんどの話が、うっすらと恋心を感じさせるものだったのも新鮮。 ほのぼのさせていただきました。 | ||||
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もう「しゃばけ」シリーズも8作目。 早いのか遅いのかわかりませんが、少しずつ移り変わる日常(時間の流れ)が感じられるシリーズなので気に入っています。 今回は短編なのですが、お話は繋がっています。 個人的に長編作が好きなので、楽しく読めました。 「ころころろ」では仁吉が、「けじあり」では佐助が主人公になっています。 仁吉は若だんなの為に河童を探していたのに、次々と妖たちに助けを求められ困ってしまいます。 けじありでは佐助に奥様が!目が離せない展開続きですが、笑いあり、涙ありのお話で一気読みしてしまいますよ。 | ||||
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しゃばけシリーズの第8弾です。 「はじめての」「ほねぬすびと」「ころころろ」「けじあり」「物語のつづき」の5つの短編が収められています。 ですが、今までの短編集のように1話完結ではなく、それぞれの話がつながっており、連作集のようになっています。 今回は若だんなの目が突然見えなくなってしまいます。そこで、若だんなの目を治すために妖たちががんばります。仁吉、佐助、屏風覗き、家鳴りなどお馴染みの妖達はもちろん、ろくろっ首、五徳猫など新顔の妖たちも登場し若旦那のまわりはいつも以上に大騒ぎ!!・・・と思いきや、若旦那は目が見えないので長崎屋でいつも以上に気合いを入れて寝込んでいます。 ということで、「ころころろ」「けじあり」はそれぞれ仁吉、佐助の話です。シリーズが進むごとに若旦那は成長してきましだが、この2人も若旦那と過ごすうちにいろいろと変わってきていたということがわかります。 私は、仁吉が活躍する「ころころろ」が一番好きです。若旦那からの手紙を読んだ時の仁吉の様子に胸がジーンとしました。 文句なしの☆5つです。 | ||||
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病弱な若だんなと妖が奮闘するしゃばけシリーズの第八作目です。 ある日目覚めると突然目が見えなくなってしまっていた若だんな。原因もわからぬまま、長崎屋の妖達は光を取り戻すための方法を探すために奔走します。 一応、短編で区切られてはいますが、各々の短編では彼らの冒険が様々な視点で語られており、雰囲気としては長編に近いです。 人とは何か、妖とは何か、そして神とはなにか。思えば、しゃばけシリーズでは度々これらを問うてきました。そして、今作では第3の問いに焦点が向けられています。その答えに辿り着いたとき、果たして若だんなは光を取り戻すことはできるのでしょうか。 作者の新しい挑戦が垣間見られる本作は、それでも相変わらずの面白さです。シリーズのファンは元より、初めての方も是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。 | ||||
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