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(短編集)
おまけのこ
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おまけのこの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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しゃばけシリーズ第4弾。 前作同様、一太郎の周りで起きる様々な出来事を妖(あやかし)の力を借りて解決していく。 本書の中に狐者異(こわい)という妖が登場する。 狐者異に関わった人や妖には、不幸がおとずれる...というなんとも恐ろしい妖である。 しかし、現世の人間社会でも関わった人を不幸にする(騙す)人間が多くいるのではないかと思う。 彼らは妖なのだろうか.... | ||||
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「しゃばけ」シリーズ四冊目です。 「こわい」「畳紙」「動く影」「ありんすこく」「おまけのこ」の五話。 屏風のぞきがメインの「畳紙」、若旦那の子供の頃のお話になる「動く影」、鳴家が主役の「おまけのこ」と、番外編のようなお話がが多い一冊だった気がします。 中でも表題作になる「おまけのこ」はとってもかわいらしかったです。 一巻目にはそれほどパーソナリティのなかった鳴家の目線では若旦那はこう見えてるんだ、と思うと、なんとも言えずいじらしい気がしました。 そのほかのお話も、いつものとおりキャラクターが立っていて楽しめました。 | ||||
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しゃばけシリーズの中で一番好きなお話です。 今まで一番若だんなのそばにいながら、一番日陰の身であった鳴家が主役の話もあります。 この鳴家の冒険のお話が一番ほんわかして好きです。 このシリーズはほのぼのしている所がよかったのですが、だんだんとダークになりつつあり、これから少し心配になっています。 ただ、このシリーズを読み始めてから、時代小説が抵抗なく読めるようになりました。 ほのぼの、ほんわかしたいときにおすすめの本です。 | ||||
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「しゃばけ」シリーズ第四作。「気合の入った病人ぶり」と評される若旦那やレギュラー陣の"妖"達は相変わらず健在だが、四作目とあって、"屏風のぞき"や"鳴家"に主役級の活躍をさせたりと読者を飽きさせない工夫を凝らしている。二、三作目で見せた短編ミステリ集の趣きは薄れている。 「こわい」は孤者異(こわい)という"妖"を通して、「人の不幸は自らの欲望が招く」と言う教訓と、誰にも相手にされずに一人で生きて行く事のどうしようもない寂寞感を描いた印象的な作品。「畳神」は"塗り壁の孫"と陰口を叩かれるお雛の見舞いシーンから始まり、お雛が持ち帰った印籠を取り戻しに行った"屏風のぞき"とお雛の掛け合いが抱腹絶倒。"屏風のぞき"のズケズケとした物言いと若旦那の知恵で、お雛の心と化粧が溶けていく展開が爽快。「動く影」は若旦那と栄吉が友達になるキッカケとなった昔話。"影女"がそのキッカケなのだが、京極夏彦氏の作品にも出て来る"飛縁魔"、"雲外鏡"を登場させているのは大サービス。少年探偵団風の展開が微笑ましい。「ありんすこく」は若旦那が吉原の女(禿)の足抜けを計画していると言う突飛な出だしから始まり、若旦那の女形話で笑わせ、すったもんだの騒動の末、人の心の不可思議さを説く話。タイトル作「おまけのこ」は"月の玉"に魅せられた"鳴家"が大冒険をする痛快談。本作では珍しく若旦那の推理が冴える。 若旦那の幼少の頃の話や"妖"を主人公にした話を入れるなど一作々々に工夫の跡が見られて、作者の懐の広さを感じる。これからも先の楽しみなシリーズ。 | ||||
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いつも通りのお約束の展開。 マンネリとも言えるが、安心して読める。 | ||||
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本シリーズも4冊目の文庫化です。 シリーズも4作目にもなると、 読者も多少の飽きがくることはよくあることです。 本作はその点、畠中氏よく考えてくれてます。 栄吉や鳴家のエピソードが登場します。 ひとひねりが効いています。 「ああ、そういう手があったね」と頷いてしまいました。 飽きずに楽しく読み切れます。 可愛い話が多いんです。 一番のお勧めは、栄吉をストーリーの中心に据えた「こわい」。 栄吉に焦点が当たる話って、今までなかなかなかったですが、 ここでは「ええ!」と思わず感嘆します。 栄吉、いい味出してます。 「おまけのこ」は、 作風は変わってません。 でも登場人物の活躍ぶりが、多様になってます。 今まで読み続けてきた読者にとっては、面白い作品です。 そういう点で、ファンサービスが感じられます。 新しい読者は、「しゃばけ」からお読みになる方がいいなあと・・・。 | ||||
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今回は、若旦那が少し「成長」したなと、思う1冊でした。 妖も、それぞれの個性がはっきりと。 手代ファンにはものたりないかな? 「こわい」の悲しさや、どうにもならない人間の心の葛藤など、おとなっぽくなったかな? 鳴家ファンが増えますね。 かわいらしい。 我が家にもいてほしいな。 | ||||
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江戸の大店の病弱な跡取り息子、一太郎と 彼を過保護なまでに守る、妖怪の手代・仁吉と佐助たちが 活躍する、時代ファンタジー。 今回も引き続き、短編集。 五本入りです。 人にも妖怪にも嫌われる妖・狐者異が登場するほろにがいお話「こわい」、 以前登場した厚塗りの少女お雛さんと屏風のぞきがメインの「畳紙」 二人の手代が現れる前の、幼い一太郎と栄吉の冒険話「動く影」、 吉原の禿の足抜けを一太郎が手伝う「ありんすこく」、 大粒真珠の盗難と一人の鳴家のかわいい冒険の「おまけのこ」です。 「こわい」のお話の中で、佐助たちが栄吉を褒め、 一太郎がうらやましがる場面など、 一太郎が成長したがっている様がリアルに感じられました。 「ありんすこく」での活躍ぶりといい、とても甘やかされていても 自分の力で算段をつけられる一太郎が、すごくいいです。 小さいころの一太郎たちの冒険話や 屏風のぞきが活躍する話などの、イレギュラーなお話も あたたかく、どこかリアルで切なく、しみじみ楽しめました。 | ||||
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「しゃばけ」シリーズの第4弾です。 おおむね,このシリーズの骨格は固まってきた印象を受けますが,毎回異なる趣向は盛り込まれています。 本作では,「ありんすこく」において,主人公の「一太郎」の行動範囲が吉原にまで広がるのですが,表題作の「おまけのこ」より,小説としては面白いと感じました。人の‘慈しみ’‘嫉妬’‘葛藤’といった相矛盾する心情が表現されていると思うからです。もっともその分,あやかしの活躍が霞んでしまった感は否めませんが。 表題作の「おまけのこ」は,いつもは脇役であった「鳴家」に焦点をあてた作風であり,「一太郎」と「鳴家」との交流に,ほのぼのとした思いを抱かせます。 また「動く影」は,「一太郎」の少年時代を舞台にしており,江戸川乱歩の「少年探偵団」を彷彿とさせるわくわく感はあるのですが,「影女」の掘り下げが不十分な点が,個人的には残念でした。 とはいえ,多くの方が親しめる作品であることには変わりません。 | ||||
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御仏でさえ嫌うという狐者異(こわい)と若だんなが関わると...「こわい」、お雛と屏風のぞきのやりとり「畳神」、幼い頃の若だんなの冒険「動く影」、若だんなが吉原の禿(かむろ)と逃げる!?「ありんすこく」、鳴家(やなり)の大冒険「おまけのこ」 若だんなと妖怪たちのほのぼの推理帖。第四弾。 表題作「おまけのこ」は、普通に読んで楽しめる作品。いつもはぱっとしないその他大勢の鳴家の一匹が事件に巻き込まれて、大活躍。小さいからだでよく頑張ったね、とほめてやりたくなる。気になるのは、「ありんすこく」。吉原の女郎の足抜けを巡る騒動だが、主人は、その女郎をわが子のように思い、「娘」として「助けてやりたい」と思うと同時に、彼女が「商品」であるから、特別扱いはできないと身動きがとれない。彼女の生命に係るので、逃がしてやりたい、と気をもむのだが、健康であれば、使い捨てたのだろう。そして、彼女の朋輩の気持ちが私にはよくわかる。「どうしてあの子だけ...」運命とは常に不公平、などとふっと考えさせられたりもしました。妖怪ものの短編ですが、なかなか、それだけじゃないです。次も楽しみです。 | ||||
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しゃばけシリーズ第4弾。 今回も病弱一太郎は周りの妖に助けられながら元気に過ごす。 今作が一番バラエティに富んでたかな、と思う。 幼い一太郎の大冒険。 屏風覗きの人生相談。 一太郎が駆け落ち? 栄吉との大喧嘩。 そして、おまけのこ。 最後のおまけのこが一番良かったな。 鳴家の大冒険と一太郎の鳴家を思う気持ち。 こんな一太郎だから 周りの妖たちも手を貸したくなるんだろうな、と 感じさせられる一編でした。 | ||||
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このシリーズ、妖の世界だけに何でもありで、矛盾も何もかもすっ飛ばして、 ただただ娯楽のためだけに読んでいたのだけれど、その場限りを楽しむだけ で後にも先にも何も残らなかった。 でも、今回の第4弾はなかなか印象に残る作品に仕上がっている。こんな奇 想天外な物語、ネタ探しだけで大変だと思うけれど、作者の創作の苦労など 感じさせないくらい読者を存分に楽しませてくれる。 長崎屋以外の人物が再登場して屏風のぞきとやり取りする「畳紙」は痛快。複 雑な女心や、家庭環境での悩みなど、現代にも通じるものがある。 なかなか、屏風のぞきも男気があってカッコいい。ちょっとファンになった。 表題作の「おまけのこ」も、鳴家にスポットを当てて、キュートなこのキャラ を大冒険させてくれる。ファンタジックな1作だ。 ネタ切れしないで、ずっと続けて欲しいシリーズ。 | ||||
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鳴家が自分の存在を大切に思ってくれる、若旦那に対しての気持ちの描写に感動しました。 この若旦那の頼み事ならなんでも叶えてあげたいと思う、妖達の気持ちが分かります。 とても優しい気持ちになれます。 未読の皆様、ぜひ一巻からお読み下さい! | ||||
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うーむ。シリーズ4弾目にして、著者の筆致にいささかの陰りも見られないと言ったら、それは嘘になってしまう。もともとこの著者に時代考証的なことは期待していないが、ストーリーにしても、これが時代物でなくて妖(あやかし)の登場がなかったとしてもさして差し障りのないテーマで、時代と妖をとりのぞけば、あまりに凡庸すぎる展開が気になった。 しかーし!!!本書中5作のうち最後に収められた「おまけのこ」は、すごく良かった。病弱でいつも人様のお荷物的な一太郎なのだが、流石、大妖の孫、やはり彼は只者ではなかった!!!これぞしゃばけの本領といいたい。最後まで読んで良かったと思えたので、極めて星4つに近い星3つにした。それと冒頭の「こわい」にでてくる普段3枚目の栄吉も男前の一面を見せる。 でも、時間がないからと言って、本書の5番目の話だけ読んでも感動は出来ません。シリーズの3作と本書を全部読んだ上で本書の最後の「おまけのこ」を読むと、感動します。 | ||||
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天城屋が真珠を預けた櫛職人の八介が何者かに襲われた。襲ったのは 誰なのか?そして真珠も行方不明。おまけに鳴屋も迷子になって、 長崎屋は大騒ぎ。若だんなの一太郎が事件解決に乗り出すが・・・。 表題作を含む5編を収録した「しゃばけシリーズ」4作目♪ 一太郎は体が弱く、佐助や仁吉はそんな一太郎を大げさなほど心配 する。栄吉は菓子作りが下手だ。みんないつもの通りなので、読んでいて ほっとする。起こる事件は何だか不思議な事件ばかりだが、一太郎は 持ち前の鋭さで見事に解決していく。5編の中では「こわい」の話が よかった。人の心の隙にすっと入り込んでくる「こわい」は、その名の 通り怖かった。だが、シリーズ4作目となるとちょっとマンネリ化の ような気がしないでもない。でも、それでもこれからも読み続けたいと 思う魅力がこの作品にはある。このシリーズがこれからもずっと続く ことを願っている。 | ||||
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このシリーズは肩の凝らない、ほのぼの作品です。 ふとんの中で就寝前に読むのが、丁度いい感じで、私のお気に入りの睡眠導入剤代わりです。 著者の畠中さんも、ほのぼのした方なのでしょうか?登場人物の性格も単純明快で、安心して読めます。 ストーリー的には、富商の病弱な若旦那とその若旦那を守る妖たちが江戸の事件を解決する話です。 著者の着目が優れているところは、妖怪たちを登場させることで、個性豊かな物語を作る事ができることです。 偉大なるマンネリと評されるまで、これからも続編を次々出してください。 | ||||
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しゃばけ、若旦那シリーズ第四弾。 若旦那と周りで若旦那を守る数多の妖たちが繰り為す物語。 この第四弾は、今までよりも切ない事象に若旦那が遭遇する。 嫌われ者の「弧者異」、塗り壁のように化粧の濃いお「雛ちゃん」の悩み、若旦那が幼いころに出会った「影女」、若旦那がついに大人に??吉原の女子と手に手をとっての逃亡作戦!?、長崎屋の「鳴家」の大冒険。 と、ばたばたと妖たちは今日も元気に若旦那を守り抜く。 長生きしてくださいね、若旦那! | ||||
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前作同様、若旦那と妖たちのやり取りが面白く、あっと言う間に読んでしまいました。 今回は鳴家が活躍(?)する話があり、これがちょっとキュンとする話でした。 鳴家、可愛いです。 早く次回作が出て欲しい限りです。 | ||||
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今回も若旦那と妖たちのやり取りが面白かったです!あっと言う間に読んでしまいました。 本作では鳴家が活躍(?)する話があり、ちょっとキュンとさせられました。 鳴家、可愛いです! 早く次回作が出ないかと待ち遠しいです。 | ||||
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おなじみの登場人物が短い話の中に出てくるので、楽しんで読めましたよ(^^)。 今回は鳴家も主人公に! | ||||
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