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銀行仕置人
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銀行仕置人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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都市銀行本部営業第三部次長の黒部一石が主人公。本心では賛成できない500億円の融資を、部長命令で肯定的な稟議書作成し実行したところ、相手企業が破綻して巨額の損失を銀行に負わせることとなった。その結果、総務部付に左遷。名簿整理という単純労務作業を与えられ、飼い殺しの日々を過ごす。しかし、500億円融資の裏取引、役員派閥と企業との癒着の構図を知り、総務部長の後押しを受けながら、完全と立ち向かって行く物語。 基本的にはハードボイルドのスタイルだが、全編を通じて暗い雰囲気が漂う。出向いて行くそれぞれの支店で問題を解決し、悪徳支店長をギャフンと言わせても、爽快感がない。結末でハッピーエンドを迎えても、カタルシスが得られない。主人公の人物造詣も深みがなく、感情移入できない。もう少し主人公の人物像を掘り下げて描いた方が良かったと思う。 悪党の手口はなるほど思わせるものがある。特に終盤に登場する闇金融の手口は凄い。池井戸氏の他の作品と比べると多少落ちる。 | ||||
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巨額融資+計画倒産+陥れられた男と陥れた者たちとの死闘。 ということで筆者の得意なエリアで、さすがに面白いっ!! 読後感も爽快です。相変わらず、最後まで一気に読めますし、安定したおもしろさといったところでしょうか。 池井戸ファンとして、あえて厳しいコメントをするならば、細かな設定は違うのだが、銀行ミステリの「水戸黄門」になりつつあるような気がする。(それはそれで安心して楽しめるのだが)力のある人なので、もっと違った設定での作品も読みたいと思うのは、勝手な読者のワガママですね。 ラストの評価(爽快ですが、ちょっと無いかなー)と得意エリアでまとまっているということで星マイナスひとつにしました。 | ||||
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