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新任巡査
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新任巡査の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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元警察官僚が執筆した警察小説(一種の"お仕事小説")なのだが、"お仕事小説"としては一級品、ミステリとしては三流以下というアンバランスな作品。上原ライト、内田アキラ(女性)という二名の「新任巡査」の見習い訓練を中心に描いているのだが、冒頭から、"女子高校生連続失踪"事件の話が言及されるので、この二名の「新任巡査」がこの事件を解決する体裁の物語という事は初めから容易に類推出来る。特に、アキラの方はこの事件を解決するために警官を志願した事が(ほぼ)明記されている。 そして、その見習い訓練を通した警察機構・捜査手法の解説部分の描写は素晴らしい。幾ら元警察官僚だからと言って、ここまでツボを心得た描写は至難の技で、その点は評価出来る(交番の"おまわりさん"に親近感が湧く程)。しかし、この解説部分が如何せん長い。長過ぎる(全体(650頁超)の5/6)。この長い見習い訓練描写の中に伏線を埋め込むのはミステリの常道だが、読者の眼を逸らすためとは言え、流石に長過ぎるだろう。技巧の代りに長さを利用している感が否めない。しかし、不思議なもので、上述の事件の犯人が誰かは自然と分かってしまうのである。ただし、私が読んだ限りでは物的証拠はない。これを如何にして合理的に解決に導くかが、ミステリ作家としての作者の手腕なのだが、これがお粗末極まりないのである。まず、アキラが「***」という設定には驚き、呆れ果てた。真面目な"お仕事小説"(ミステリ)にSFを持ち込んではアカンでしょう。更に、冷静(冷酷?)かつ聡明な筈の犯人が納得し難い行動を取るのである。 (1) 立場上、アキラについて知悉している筈なのに、何の対処も取らない。 (2) 検死のプロでありながら、自分が襲った人物の生死を確認しない。 (3) 挙句の果てに、TVドラマ「相棒」(「刑事コロンボ」でも良いが)で良く見られる様な、見え透いたワナに簡単に引っ掛かる。 ミステリ作家としては力量が低く、特に"幼い"印象を強く受けた。これなら、いっそ"お仕事小説"に徹して、ライトの成長物語とした方が遥かに良かったと思う。 | ||||
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文字通り、二名の男女新人警察官の奮闘記です。 交番勤務のおまわりさん、落とし物の扱いひとつとっても とても手間が掛かるのですね。 そのほかに立番やバンカケなどおまわりさんを見る目が 変わりましたね。 ただ、品行方正な面もあれば実際の話としての裏金作り など裏の面が有ることも事実なんですね。 | ||||
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