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ススキノ、ハーフボイルド
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ススキノ、ハーフボイルドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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俺シリーズの番外編として軽く読めます。 | ||||
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同じ作家の作品を続けて読んでいます。読みたい時に丁度届きました!ありがとうございました。 | ||||
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北海道を舞台にして 高校3年生の 省吾君の物語。 独特の文体と省吾君の語り。 ふーむ。 こんな風に描く方法もあったのか。 とおもうが 高校3年生という感じじゃないところが微妙に変で。 それを取り巻く大人たちが それなりに 変な人ばかりで。 いまどきの高校生は こんなふうなのだろうか? 心の中の成熟度が 高いなぁ。 | ||||
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淡々と高校生の語りが続き、便利屋さんとの掛け合い以外、盛り上がりに欠けている。しかし、便利屋さんの話ってあんなにくいっけ。酔ってるのはわかるけど | ||||
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読み終えて、続編が読みたいと思いました。 もちろん、即購入しました。 | ||||
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「俺」「畝原」ファンは買って損なしですが、、本書のスペック的には☆3つですかね。。。 やはり、主人公にハマれなかったのが、難点です。著者としては、わざと魅力を半減(ハーフ)したのかもしれなせんが、、、 | ||||
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2003年発表の本作品は、ススキノ探偵シリーズの長編第6作目「駆けてきた少女」と表裏一体を成す作品、とのこと。 また、未読ですが、畝原シリーズの「熾火」ともリンクしているため、3作併せて、1つの作品ともみなせるらしい。 私は今回このうち、2作品目を読み終えました。 「ハーフボイルド」という題名が象徴するように、主人公松井省吾は、進学校とされる高校の三年生で、受験生でありながら、ススキノで働く10歳年上の女性と付き合い、しばしば彼女の部屋を訪れるとともに、彼女からお金を借りて、夜のススキノにも出没するというツワモノ。 こんな高校生いるわけない、と拒否反応を起こすかどうかが、本作品の評価の分かれ目ともいえそう。 私のように、ススキノでオジサン化して活躍中の、ススキノ探偵シリーズを読み続けてきた者にとっては、「高校生」の視点というのも、それなりに楽しむことはできました。 ススキノ探偵シリーズの<俺>を始め、常連たちがどんなふうに高校生の目に映るのか、興味深いところでしたし、実在する大学名の入った、英語の問題集を解くシーンなどは、受験を「技術」という、一種のハード・ボイルドな視線で見つめているところが楽しめました。 で、お話の方ですが、やはり「駆けてきた少女」と同様、あのおぞましい「ショー」の企みがクライマックスになっていくのですね。 本書は、巻末解説もなく、書店で偶然手に取って、購入、というパターンは考えられず、ススキノ探偵シリーズの番外編という情報を得た上で読まれる方がほとんどだと思いますので、その意味で期待を大きく裏切る内容ではないと思います。 しかし、ススキノを駆け回るのに、「高校生」はまだ若すぎるのではないかな…。 歓楽街は、「お金」を払って時間を過ごすのがルール。 そのお金を持たない人物の活躍というのは、ちょっと無理があるように思えました。 脇役ならともかく、主人公にするには荷が重過ぎるのでは…? | ||||
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ススキノ探偵シリーズの亜流というか、 近くて、別の作品。 『駆けてきた少女』と『熾火』とかかわりのある一冊。 ものすごくフィクションですが、 壮大な北海道の闇の世界が、 なんとなく、本当っぽく思えてくる。 結構、現実の事件をモデルに書いているところも多く、 そういう意味で、 興味深い部分がありました。 主人公はススキノ通いを続けている高校生の少年。 夜の店で働く彼女と半同棲している受験生。 犯罪に巻き込まれた同級生のことから、 徐々に彼も巻き込まれていく。 といっても、 この小説は探偵でもなければ、 推理小説でもない。 タイトル通り、 関わり方から結末まで、 全部中途半端。 それが狙いかもしれないが、 全体通して、 煮え切らない感じは、いまいち、でした。 | ||||
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本書は《ススキノ探偵》シリーズ『駆けてきた少女』の結末を補完するための作品と言ってよいでしょう。『駆けてきた少女』の終盤、結末までの経緯をやたら端折って書かれています。あとがきに本書にそれが書いてあると載っていたため手に取りました。作者は主人公の松井省吾をわざと、他人を軽蔑する知ったかぶりの薄っぺらな嫌なやつに描いているように思いました。たとえ未熟であっても主人公を魅力的に描くことは難しいことではありません。 このころ作者は他の出版社の作品に自分の人気シリーズの人物を登場させています。そこに目を付けた編集者から自社の作品に「人気シリーズにリンクさせて一本お願いします」と依頼を受けて、あまり気が進まないまま書いたのではと邪推してしまいました。そのため主人公が薄っぺらなガキンチョで、活躍するのは《ススキノ探偵》という図式が出来合上がったのではないでしょうか。 読み手としては、『駆けてきた少女』が補完され、ススキノ・パラレルワールドに触れられたのでそれなりに満足なのですが、本シリーズの次作を読むかというと?ですかね。 | ||||
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北海道在住の東直己氏は、北海道警の不祥事にかなり衝撃を受けたようで、現在の北海道の政官財の腐敗ぶりに本気で腹を立てている。 そのため、ススキノを舞台にした彼の看板作品群である「畝原シリーズ」や「俺シリーズ」は、そういう腐敗に立ち向かうというかなり深刻な展開になってきた。 そんななかで、ノンシリーズのこの作品は異色の、ユーモアミステリーという位置づけ。 正直、従来からの東直己ファンである私は、ちょっと違和感を感じてしまった。 しかし、後で知って驚いたのだが、この小説は<俺シリーズ>の「駆けてきた少女」と表裏一体をなす作品だったのだ。 だから、最近文庫化された「駆けてきた少女」を読む前に、先にこの作品を読んでおくとさらに楽しめるはず。 | ||||
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他の方のように、この本のよさがわかりませんでした。ハードボイルドになじみがないせいかもしれません。テンポよく話が進むのはいいんだけど、いつになったら話が終わるの~という感じで、途中からはしんどかったです。主人公が高校生ということもあって、ドロドロを避けたのかもしれないけれど、カッコ良すぎて、こんなのあり~と思いました。結末は、意外でしたが。 | ||||
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東さん、北海道在住で活躍する作家として応援しています。作品の舞台のほとんどはススキノなので、文章を読んでいて情景がパッパっと浮かびやすいのもGOOD。おなじみススキノの便利屋「俺」も登場します。今回もサクサク楽しんで読めました、途中までは。 彼のミステリに共通していると思うのですが、今回も結末に救いがなさ過ぎました。馳星周なんかのノワールものとも違う、なんっていうか、本当に読み終えたあと「あ~この世の中ってこんなにどろどろ腐った世界があるのかぁ~」とぐったりしてしまうんです。今回もそうでした。 まあ、作者はオリジナリティのあるプロットで勝負しているわけだし、それが嫌いなら読むなって話なんだろうけれど、それでもなお、今回の主人公は特に受験生っていう設定だし、事件を通じて大人になっていく、というビルディングロマンなのですから、もう少し、希望らしきほんわかしたものを感じたかったな、と でも装丁は今迄で一番よかったです。 | ||||
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待望の東直己の新作、って思ってる人はどれくらいいるんだろうな。札幌ススキノを舞台に名無しの便利屋を主人公としたシリーズが一部で人気の東直己はクサいくらいのハードボイルド・タッチの会話が好きな人にはたまらない。主人公は高校三年の男の子松井省吾になっているが、まわりを固めるキャラクターは便利屋を始め、空手使いの高田、客引きのアキラさん、ケラー・オオハタ、北栄会花岡組系列、桜庭、キリハラなんて名前がオールスター出演ですぜ。とは言え主人公は夏休みの省吾である。十も年上の麻亜というホステスとつきあっててそのマンションに入り浸り、という山田詠美の「僕は勉強ができない」を彷彿とさせる設定。省吾が小賢しいセリフを吐くとこも、似てるかも。前半はミステリっぽくなくてちょいとだれるが、最後30ページは圧巻! トリビアじゃないが「ヘーッ!」の連発で、うれしくなる。問題は出版社が東としては初めての双葉社というとこと、版形が従来と大きく違うところ。ペーパーバック・タイプの平綴じでザラ紙は若者を主人公にした内容にふさわしいけど、本屋で目立たないかもね。確かに厚みはあるけどこのソフトカバーでこの価格も高いかな。なんとか見つけて読んでください。蛇足だけど、作者には「ススキノ・バトルロイヤル」「ススキノ・ハードボイルドナイト」というエッセイがあって、これが北海道新聞社や寿郎社という北海道のミニ出版社から出ていて、いやそれはいいんだが、なかなか入手しにくいという事情もある。遊び心を否定するつもりはないが、やはりハードカバーで書棚に揃えたい人もいるだろうしな。そんなこと言ってたらきりがないか。外見と見た目(同じか…)に惑わされずに是非ご一読をおすすめします。 | ||||
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主人公は高校三年生の松井省吾。その省吾の彼女はススキノで働く年上の美女・真麻。省吾は真麻のヒモのような状態で、お金をもらって夜な夜なススキノを飲み歩いている。ある日、同級生の金井から相談を持ち込まれ、カッコつけながら事件に巻き込まれてしまう。そして省吾の前に立ちはだかるのは不気味な変態同級生・柏木だった……。 東直己のこれまでの大人のハードボイルドとはちょっと違い、本書は高校生が主人公のススキノ物語で、高校生が主人公であるからタイトルも「ハーフボイルド」にしたのでしょう。読ませる展開であるのは勿論ですが、ユーモアを交え、実にテンポ良い作品となっています。ススキノを物語の舞台としている東直己らしさが満載の青春ハードボイルドです。 | ||||
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いやいや、今日読み終えたばっかりの「ススキノ、ハードボイルド」のレビューを最初に書けるなんて光栄です。すごい面白い小説の登場です。結構ページ数が多いんだけど、そんなの気にもならない位スラスラ読める作品です。ストーリーの展開が面白くて人物もカッコイイ!久々に読み終えた後に、ゾクゾク感を感じる事のできた作品でした♪ | ||||
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