■スポンサードリンク


待っていた女・渇き



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)

待っていた女・渇きの評価: 4.25/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(5pt)

面白い

良かった
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.11:
(5pt)

ハードボイルド

これを読め
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.10:
(4pt)

本の状態がキレイ

本自体はとてもキレイな状態で良かったです。
本の内容は、暗くて気が滅入りました…。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.9:
(4pt)

待っていた女・渇き

八年前、卑劣な罠で新聞記者を追われた畝原は、以来探偵として一人娘の冴香を養ってきた。ある日、畝原は娘の通う学童保育所で美貌のデザイナー・姉川明美と出会った。悪意に満ちた脅迫状を送りつけられて怯える彼女の依頼を受けた畝原は、その真相を探りはじめたが―。畝原と姉川が出会う猟奇事件を描いた短篇「待っていた女」と長篇「渇き」を併録した、感動のハードボイルド完全版。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.8:
(5pt)

待っていた女、渇き

すごく面白かった!次のが読みたい!!
自分にあってると思う。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.7:
(4pt)

父親の愛に満ちたハードボイルド

ススキノ探偵<俺>に繋がることから、シリーズ長編第4作「熾火」を先に読んでいたのですが、原点に立ち返ろうと、手に取ったのが本書です。
1短編と1長編の2作品が収録されています。

【待っていた女】
30頁に満たないこの短編は、1995年発表で、畝原探偵が初めて登場する作品です。
謎の脅迫文の主を探るこの作品は、あっという間に読み終わってしまいましたが、次の長編【待っていた女】の読了後に読み返してみると、興味深いことがありました。
それは、長編に登場する重要な脇役が短い作品の中にしっかりと描き込まれていたこと。
この短編発表時には、長編の執筆が決まっていたのでしょうか。
いずれにせよ、シリーズの出発点として、読み込む価値のある作品と感じました。

【渇き】
「驚くほど短い題名」ですが、450頁ほどの長編です(1996年発表)。
短編に比べて、複雑な事件に立ち向かうのかと思いきや、出だしは、SMプレイで、宙吊りにされた男との会話から始まり、シリアスな作風なのに、この「軽さ」との絶妙な組み合わせは、ススキノ探偵<俺>のシリーズに通ずるところがあります。
もっとも、その後は、若い女性からの奇妙な依頼に始まり、殺人事件も勃発、【待っていた女】で登場していた個性的な脇役を上回る、奇妙な登場人物達に彩られて、物語は錯綜の度合いを増していくのですが…。
ススキノ探偵<俺>との大きな違いは、小学生の娘を男手一つで育てる「父親」の面が強調されていること。
探偵も人の子であれば、子どもがいてもおかしくはないけれど、立ち向かう事件の性格を考えると、幼い子どもを物語に馴染ませるのは困難と思われます。
しかし、畝原探偵は、「父親」と「探偵」を両立させる、45歳の頼もしき男性です。

上記2編は、読み終えてみると、「ある部分」が大変似通っています。
ストーリーは全く違うものの、同じ底流の物語を短編と長編で表現しているのかもしれません。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.6:
(2pt)

万能ではない、探偵。

私立探偵・畝原シリーズ第1作。
先に『熾火』を読んでしまったので、
ちょっと戻ろうかな、と。

相変わらず、
この作家の描写には、いまいち共感できないが…。
かなり、どきついんでね。

探偵とはいえ、
なんというか、
推理力を駆使したり、
難事件を解いたり、
というような探偵ではなく、
なんとも、人間らしいというか、
ぐじっとした感じが見え隠れする。

それが、
まぁ、
大事件に向き合わざるを得なくなっていくのだが。

事件そのものが、
なんとも、感じが悪い。
それでも、なんとなく、ラストに救われる。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.5:
(5pt)

東直己フェア中です

やっぱり、渇きは、良いですね。
本屋さんで、東直己フェアの帯付で並んでいて、
びっくりした。ハルキ文庫。やるじゃないか。
なので、久々に読みました。

内地にいる道産子なら読みましょう。
札幌の裏側が見えるんですよ。
畝原は、そこでしっかり生きててくれる。
内地へ来てしまった人間は、それがうらやましいし、
応援しているのです。


待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.4:
(2pt)

薄っぺらい

読み手の想像の部分を残しておく・・・そういえば聞こえはいいですが、何となくしっくりきません
刑事の畝原に対するねちっこさも意味不明ですし、大学教授の一連の動きもいまいち理解に苦しみます、
何より犯人の動機にも背景にも深さを感じることができません 
ショックと悲しみを意識がなくなるまでの深酒で紛らわすという畝原の描写もあまりにもありきたりです 
失礼を承知で言えば全ての登場人物が薄っぺらいのです
他の作品にも出てきますが、畝原に語らせる作者の自虐的歴史観もムカッときて
そしてその思慮の浅さにがっかりさせられます
もしこれをはじめに読んでいたらこのシリーズを読むのはこれで終わっていたと思います 
シリーズ2作目の”流れる砂”はとてもよかったのに・・・・
東直己さんはもういいやとまではいいませんが、畝原探偵シリーズはもういいです
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.3:
(5pt)

探偵物が苦手な私でもーーー

探偵物が余り好きでない私にとって唯一の例外は原りょうだけでした。沢崎シリーズを読んだ後では、これ以上の探偵物は日本にないだろう、思い込んでいた自分が恥ずかしい限りです。実に面白い。これ程の本がベストセラーにもならず、一部のファンのみに歓迎されているのは(そんな事も無いか)非常にもったいないことです。真面目で有る事はつまらないとマスコミに教えられた我々に、真面目に生きる事の素晴らしさを教えてくれます。主人公、脇役(特に太田さんはえらい)、ストーリー、どれをとっても完璧で東直己の最高傑作ではないでしょうか?徹夜本間違いなし!です。(但し本当に面白いのは「流れる砂」までで、「悲鳴」から除々に?が付いていき、「墜落」は別の話になってます。とは言っても「渇き」に比べたらの話で各作品のレベルは高い)読了後、貪るように読んだ東作品で、他のおすすめは「フリージア」「逆襲」「札幌刑務所4泊5日」「バーにかかってきた電話」等々
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.2:
(5pt)

お買い得

冤罪により新聞記者の職を失った私立探偵・畝原が登場するシリーズ第1作と第2作が読める、お買い得な文庫本。姉川との出逢うきっかけとなった事件を書いた短編「待っていた女」が26ページ、「渇き」がp39-493だから、「渇き」のおまけに「待っていた女」がついたという感じでしょうか。なお、畝原シリーズは「待っていた女」「渇き」「流れる砂」「悲鳴」「熾火」。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079
No.1:
(5pt)

東直己の重要な転換点となる長・短編

 私立探偵畝原のシリーズのどちらも絶版であった初短篇と初長編を組合わせて改めて登場した文庫一冊なのだが、東ファンにはどんなにか有り難いことか。短篇『待っていた女』は1995年『野性時代』に掲載。畝原の初登場作である。『渇き』は勁文社より1996年と1999年に発行されている長編作品。 これを読むと、東直己のススキノ探偵シリーズに比べて、畝原のシリーズが如何に生真面目な熟成された和製ハードボイルドであるかがよくわかるし、まず畝原との出会いには誰しも東直己ファンですら驚く。ここまで直球勝負ができる作家だったのか? と。 誰もが東直己ファンであれば感じることだと思うのだが、すすきの探偵はやはり若かった作者の等身大であり、畝原は中年を過ぎ行く地点に立つ作者の等身大でいるのだだろう。どちらも東直己には違いないのだが、子どもがどんどん育ってゆき家庭内離婚をしているという作家の現実的状況の中で、あまりにもフリーなスタイルにこだわるススキノ探偵シリーズではもう足りないというところが出てきてしまったのに違いない。 多くの束縛を受けたよりリアルな探偵としての畝原は、ハードボイルド探偵必須と言える「へらず口」については冴えているものの、どこか生真面目で、きちんとした職業としての私立探偵事務所を構えているのだ。離婚し、娘・冴香との二人暮らし。ススキノ探偵のシリーズとは脇役その他、交錯することはない。それでいて例によってあまりに個性的な脇役陣。そう、東作品は何を隠そう、名脇役陣によって支えられているのだ。 才女・姉川女史はまさに待っている女』では依頼人だが、その後最も重要なキャラクターとして登場し続ける。凄まじい存在感を示すのは消費者センター所長の山岸女史だろう。独立する前の上司である横山、その息子であり先々畝原の助手的存在として欠かせなくなる貴。地元TV局の近野、道警の玉木等々。 本作を皮切りに、東直己はどちらかと言うとススキノ探偵から畝原の方に執筆の重心を移行してゆく。それだけ重要なキャラクター設定、世界設定が、ススキノ探偵とは別に構築されたその第一段階的作品である。何につけ、誕生したばかりのシリーズ者というのは、その真価を最初から問われるものだ。その高いハードルをのっけからぼくはこの作品が余裕でクリアしていると思う。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:待っていた女・渇き (ハルキ文庫)より
4894566079

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!