銃・病原菌・鉄

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

銃・病原菌・鉄の評価:

4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全972件 601〜620 31/49ページ
No.372
(5pt)

先史時代からの人類の歴史を、農業(&病原菌)、鉄器などの発生と伝搬、世界の地理・地形的特徴などから解説した良書

人類の歴史を、ホモサピエンス・サピエンスの出現、農業や野生動物の家畜化の技術習得の時期とその地域的不均一性、それら技術の伝搬とその速度などを大陸の形や地形などから解説している。農業習得と集団の住む地理的特徴から、社会形態とその発展時期に差が生じ、それが民族の繁栄と絶滅という運命の差を決定したとある。農業は人口密度を増加させ、人の集合に、政治と階層や専門化(武装集団など)を備えた、”社会”を発生させる。農業の次に鉄器の発展が重要で、必然的に鉄は武器に用いられる。南米のインカ帝国の数万の軍を相手に、スペイン、ピサロ軍が征服出来たのは、銃とキリスト教で武装していたからと説く(この部分は他書にもある)。このような世界の歴史を、深部から解説した全く新しい本だと思う。
 買われた方は先ず、第二章のマオリ族によるモリオリ族皆殺しの物語を読まれることを勧めます。人間の価値感も歴史の進展とともに変化します。今日問題になっている従軍慰安婦を考える上でも参考になる良書だと思います。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.371
(5pt)

先史時代からの人類の歴史を、農業(&病原菌)、鉄器などの発生と伝搬、世界の地理・地形的特徴などから解説した良書

人類の歴史を、ホモサピエンス・サピエンスの出現、農業や野生動物の家畜化の技術習得の時期とその地域的不均一性、それら技術の伝搬とその速度などを大陸の形や地形などから解説している。農業習得と集団の住む地理的特徴から、社会形態とその発展時期に差が生じ、それが民族の繁栄と絶滅という運命の差を決定したとある。農業は人口密度を増加させ、人の集合に、政治と階層や専門化(武装集団など)を備えた、”社会”を発生させる。農業の次に鉄器の発展が重要で、必然的に鉄は武器に用いられる。南米のインカ帝国の数万の軍を相手に、スペイン、ピサロ軍が征服出来たのは、銃とキリスト教で武装していたからと説く(この部分は他書にもある)。このような世界の歴史を、深部から解説した全く新しい本だと思う。
 買われた方は先ず、第二章のマオリ族によるモリオリ族皆殺しの物語を読まれることを勧めます。人間の価値感も歴史の進展とともに変化します。今日問題になっている従軍慰安婦を考える上でも参考になる良書だと思います。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.370
(3pt)

冗長なわりに内容が薄い

「文明の格差の究極的な原因は人種的な優劣ではなく、環境適応の結果だ。」

こんな当たり前のことをつらつらと冗長に二冊にわたって説明している本です。
このような本が欧米世界で反響を呼んだということは
本音では「人種の優劣」を信じている人達がいかに欧米社会に多いのかと思わざるお得ません。

しかしながら、

文明の格差を決定付ける環境要因には

1.文明の伝播が可能な地理的要因
2.家畜可能な野生動物の存在
3.栽培可能な野生植物の存在

が重要だということを明確に具体的に提示している部分に関しては非常に面白かった。
これだけで☆三つです。しかし、ただ、それだけのことです。2冊もいらないと思います。

まず思うのだが、「文明に優劣の差があること」と、「優れた文明が劣った文明を攻撃、
支配すること」とは必ずしも同義ではないと思うのだが、この二つについてこの本は明確に
区別していない。

また、歴史上、文明的に劣った北方の蛮族が先進文明社会を侵略、支配したことは多々あるが、
このことについてもこの本は明確に説明しているとはいえない。

さらに、序盤に記してあるマオリ族がモリオリ族に行なった虐殺行為についてだが、
「マオリ族の凶暴性とモリオリ族の温厚性」の違いはどこから来るのか?という命題に対して
この本では何も答えてない。
それどころか、「発達した文明が遅れた文明を虐殺、略奪することは当然の帰結である。」
と読み取れてしまう。

つまるところ、

「ヨーロッパが行なったアメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに対する虐殺、略奪は当然の帰結である。」

と暗に示しているように思えてならないのだが。無意識かもしれないが。

なんかズルいなぁ・・
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.369
(5pt)

今の歴史は、勝者が振り返っての歴史に思える

しかし、この本は観点を全く変えての人類の歴史をひも解いている部分がすごい
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.368
(3pt)

冗長なわりに内容が薄い

「文明の格差の究極的な原因は人種的な優劣ではなく、環境適応の結果だ。」

こんな当たり前のことをつらつらと冗長に二冊にわたって説明している本です。
このような本が欧米世界で反響を呼んだということは
本音では「人種の優劣」を信じている人達がいかに欧米社会に多いのかと思わざるお得ません。

しかしながら、

文明の格差を決定付ける環境要因には

1.文明の伝播が可能な地理的要因
2.家畜可能な野生動物の存在
3.栽培可能な野生植物の存在

が重要だということを明確に具体的に提示している部分に関しては非常に面白かった。
これだけで☆三つです。しかし、ただ、それだけのことです。2冊もいらないと思います。

まず思うのだが、「文明に優劣の差があること」と、「優れた文明が劣った文明を攻撃、
支配すること」とは必ずしも同義ではないと思うのだが、この二つについてこの本は明確に
区別していない。

また、歴史上、文明的に劣った北方の蛮族が先進文明社会を侵略、支配したことは多々あるが、
このことについてもこの本は明確に説明しているとはいえない。

さらに、序盤に記してあるマオリ族がモリオリ族に行なった虐殺行為についてだが、
「マオリ族の凶暴性とモリオリ族の温厚性」の違いはどこから来るのか?という命題に対して
この本では何も答えてない。
それどころか、「発達した文明が遅れた文明を虐殺、略奪することは当然の帰結である。」
と読み取れてしまう。

つまるところ、

「ヨーロッパが行なったアメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに対する虐殺、略奪は当然の帰結である。」

と暗に示しているように思えてならないのだが。無意識かもしれないが。

なんかズルいなぁ・・
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.367
(3pt)

冗長なわりに内容が薄い

「文明の格差の究極的な原因は人種的な優劣ではなく、環境適応の結果だ。」

こんな当たり前のことをつらつらと冗長に二冊にわたって説明している本です。
このような本が欧米世界で反響を呼んだということは
本音では「人種の優劣」を信じている人達がいかに欧米社会に多いのかと思わざるお得ません。

しかしながら、

文明の格差を決定付ける環境要因には

1.文明の伝播が可能な地理的要因
2.家畜可能な野生動物の存在
3.栽培可能な野生植物の存在

が重要だということを明確に具体的に提示している部分に関しては非常に面白かった。
これだけで☆三つです。しかし、ただ、それだけのことです。2冊もいらないと思います。

まず思うのだが、「文明に優劣の差があること」と、「優れた文明が劣った文明を攻撃、
支配すること」とは必ずしも同義ではないと思うのだが、この二つについてこの本は明確に
区別していない。

また、歴史上、文明的に劣った北方の蛮族が先進文明社会を侵略、支配したことは多々あるが、
このことについてもこの本は明確に説明しているとはいえない。

さらに、序盤に記してあるマオリ族がモリオリ族に行なった虐殺行為についてだが、
「マオリ族の凶暴性とモリオリ族の温厚性」の違いはどこから来るのか?という命題に対して
この本では何も答えてない。
それどころか、「発達した文明が遅れた文明を虐殺、略奪することは当然の帰結である。」
と読み取れてしまう。

つまるところ、

「ヨーロッパが行なったアメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに対する虐殺、略奪は当然の帰結である。」

と暗に示しているように思えてならないのだが。無意識かもしれないが。

なんかズルいなぁ・・
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.366
(5pt)

今の歴史は、勝者が振り返っての歴史に思える

しかし、この本は観点を全く変えての人類の歴史をひも解いている部分がすごい
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.365
(3pt)

冗長なわりに内容が薄い

「文明の格差の究極的な原因は人種的な優劣ではなく、環境適応の結果だ。」

こんな当たり前のことをつらつらと冗長に二冊にわたって説明している本です。
このような本が欧米世界で反響を呼んだということは
本音では「人種の優劣」を信じている人達がいかに欧米社会に多いのかと思わざるお得ません。

しかしながら、

文明の格差を決定付ける環境要因には

1.文明の伝播が可能な地理的要因
2.家畜可能な野生動物の存在
3.栽培可能な野生植物の存在

が重要だということを明確に具体的に提示している部分に関しては非常に面白かった。
これだけで☆三つです。しかし、ただ、それだけのことです。2冊もいらないと思います。

まず思うのだが、「文明に優劣の差があること」と、「優れた文明が劣った文明を攻撃、
支配すること」とは必ずしも同義ではないと思うのだが、この二つについてこの本は明確に
区別していない。

また、歴史上、文明的に劣った北方の蛮族が先進文明社会を侵略、支配したことは多々あるが、
このことについてもこの本は明確に説明しているとはいえない。

さらに、序盤に記してあるマオリ族がモリオリ族に行なった虐殺行為についてだが、
「マオリ族の凶暴性とモリオリ族の温厚性」の違いはどこから来るのか?という命題に対して
この本では何も答えてない。
それどころか、「発達した文明が遅れた文明を虐殺、略奪することは当然の帰結である。」
と読み取れてしまう。

つまるところ、

「ヨーロッパが行なったアメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアに対する虐殺、略奪は当然の帰結である。」

と暗に示しているように思えてならないのだが。無意識かもしれないが。

なんかズルいなぁ・・
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.364
(4pt)

想像力を触発する壮大な仮説

本著全体に「注」がなく、ハードカバー版には参考文献が掲載されていないので、叙述の情報源が不明である。それもあって事実確認が甘いなどの批判を浴びることにもなっていると思う。しかし、本著を壮大な仮説として読むといいのではないだろうか。時間的には人類誕生以前から、空間的には人類が住める地球全体の地域に渡って述べられていて、私たちをはるか昔の時代、はるか遠くの地域に連れて行ってくれる。高校生や大学生が本著を読んで、想像力を触発され、人類学、歴史学、生態学、疫病学などの分野に関心を持つようになってほしい。そして、この壮大な仮説を科学的に検証し、これらの学問がさらに科学性を増すために貢献できる人に育ってほしいと思う。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.363
(4pt)

想像力を触発する壮大な仮説

本著全体に「注」がなく、ハードカバー版には参考文献が掲載されていないので、叙述の情報源が不明である。それもあって事実確認が甘いなどの批判を浴びることにもなっていると思う。しかし、本著を壮大な仮説として読むといいのではないだろうか。時間的には人類誕生以前から、空間的には人類が住める地球全体の地域に渡って述べられていて、私たちをはるか昔の時代、はるか遠くの地域に連れて行ってくれる。高校生や大学生が本著を読んで、想像力を触発され、人類学、歴史学、生態学、疫病学などの分野に関心を持つようになってほしい。そして、この壮大な仮説を科学的に検証し、これらの学問がさらに科学性を増すために貢献できる人に育ってほしいと思う。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.362
(5pt)

人間の能力は人種別に異なっていなかった

生き物として人種別に能力が異なるわけではなく、植物、動物、気候などの環境がユーラシア大陸に優位性をもたらした。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.361
(5pt)

人間の能力は人種別に異なっていなかった

生き物として人種別に能力が異なるわけではなく、植物、動物、気候などの環境がユーラシア大陸に優位性をもたらした。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.360
(4pt)

知識欲を刺激

人の生い立ち・これからを考えさせてくれました。 ダイアモンドさんの作品は他も読んでいますが、やはりこれが原点です。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.359
(5pt)

白人支配に生物としての優位性はない、単に環境による幸運でしかないとの証明!ありがとう!

【内容(ネタバレ禁止!)】
結果的に白人支配となった人類史、その正当性を問う、という意欲的な本。

【ささった言葉】
・十九世紀の知識人は、歴史を、野蛮人から文明人への進化の過程と考えていた。
・南北アメリカ大陸においても、中米の一部のごく狭い地域を除いて、文字を持つようになったのはヨーロッパ人の植民地支配が確立
されてからのことである。文字の使用地域が世界的に極端に限定されていたことから、自分たちを文明人と思い込んでいた人々は、文字
を使える能力こそ、「野蛮人」や「未開人」に対する「文明人」の優越性を示すもっとも顕著なちがいだと考えていた。
・食糧生産を行わない狩猟採集民たちは、農耕民たちのように余剰食糧というものを持たず、文字の読み書きを専門とする書記を養う
ゆとりが社会的になかったからである。
・定住生活のはじまりは、持ち運べない所有物をため込むことを可能にしたことにおいて、技術の受容性を決定的に変化させた。
野営地から野営地に移動して暮らす狩猟採集民は、持ち運べる物しか所有できない。しょっちゅう移動する狩猟採集民が、車や荷役動物
なしに持ち運べるものは、赤ん坊、武器、それに最低限の必需品ぐらいである。
・キリスト教徒やイスラム教徒を征服戦争に駆り立てた狂信主義は、首長社会や国家が6000年前に誕生するまで、どこにも存在しなかった
のではないかと思われる。
・ニュージーランドに入植したマオリ族や、ニューギニアのカリムイ盆地に入植したトゥダーウェ族といった、ポリネシアやニューギニアの
狩猟採集民や農耕民の例で見ると、彼らはなじみのない環境に移住してから一世紀足らずのうちに、その土地でもっても有用な自然石を見つけ、
有用な動植物と有害な動植物とを区別できるようになっていたと思われる。
・中央アメリカを原産地とするトウモロコシは、たかだか700マイル(約1100キロ)の距離を北上してメキシコから合衆国に伝わるのに3000年
の歳月を、インゲンマメは4000年の歳月を要している。
・食料の生産が究極の要因となって、人々は高密度の人口を支えられるようになったからである。細菌に対する免疫を発達させ、さまざまな
発明や技術革新や、政治機構などを創りだしたからである。しかも、食料を生産できたのは、それが可能な土地にたまたま居合わせたり、
食料の生産技術をたまたま継承できたりした人々であった。そして、これらの人々はそうした土地でたまたま誕生したという地理的偶然によって、
そうした自然環境や遺産をたまたま継承できなかったり、ほんの少ししか継承できなかった土地に誕生した人々の居住地に拡散していき、
彼らのまわりを取り囲み、彼らを吞み込み、圧倒してしまうことができたのである。
(訳者あとがき)
・「歴史は、民族によって異なる経路をたどったが、それは居住環境の差異によるものであって、民族間の生物学的な差異によるものではない」
ダイアモンド博士

【教訓】
上下巻で千ページに近い大作をようやく読みきった。
論点は、白人には生物としての遺伝子の優位性がある、と証明できるかどうか?
これは、多くの白人学者が取り組み、いまだ証明できていないわけだが、この本では逆に、歴史学・社会学の観点から、ではなぜ白人支配が達成されたか? その逆でなかった理由は何なのか? を探究している。
結論としては、たまたま白人がユーラシア大陸という恵まれた環境に生まれたおかげで発展したのだ、という、環境こそに優位性が認められるのであって、生物学的な優位性は認められない、というものです。良かったー! そうでしょう、そうでしょう、人種差別に、正当な理由など、ないのです。
しかも、その証明がすこぶる興味深い。
ユーラシア大陸の優位性とは、東西に長い形をしていること。東西に長ければ、自然環境が似ているため、農業など社会的大規模化が起こりやすい。逆に南北に長い他の大陸は、南北に伝播させようとしても、気候の違いにより伝播しづらい。そして、島国などは、海で伝播が止まってしまうため、文明の交流や、社会の大規模化が起こりづらい。目からウロコの新説で、また世界の謎が一つ解けた!なんだかうれしい。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.358
(4pt)

知識欲を刺激

人の生い立ち・これからを考えさせてくれました。 ダイアモンドさんの作品は他も読んでいますが、やはりこれが原点です。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.357
(4pt)

知識欲を刺激

人の生い立ち・これからを考えさせてくれました。 ダイアモンドさんの作品は他も読んでいますが、やはりこれが原点です。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.356
(5pt)

白人支配に生物としての優位性はない、単に環境による幸運でしかないとの証明!ありがとう!

【内容(ネタバレ禁止!)】
結果的に白人支配となった人類史、その正当性を問う、という意欲的な本。

【ささった言葉】
・十九世紀の知識人は、歴史を、野蛮人から文明人への進化の過程と考えていた。
・南北アメリカ大陸においても、中米の一部のごく狭い地域を除いて、文字を持つようになったのはヨーロッパ人の植民地支配が確立
されてからのことである。文字の使用地域が世界的に極端に限定されていたことから、自分たちを文明人と思い込んでいた人々は、文字
を使える能力こそ、「野蛮人」や「未開人」に対する「文明人」の優越性を示すもっとも顕著なちがいだと考えていた。
・食糧生産を行わない狩猟採集民たちは、農耕民たちのように余剰食糧というものを持たず、文字の読み書きを専門とする書記を養う
ゆとりが社会的になかったからである。
・定住生活のはじまりは、持ち運べない所有物をため込むことを可能にしたことにおいて、技術の受容性を決定的に変化させた。
野営地から野営地に移動して暮らす狩猟採集民は、持ち運べる物しか所有できない。しょっちゅう移動する狩猟採集民が、車や荷役動物
なしに持ち運べるものは、赤ん坊、武器、それに最低限の必需品ぐらいである。
・キリスト教徒やイスラム教徒を征服戦争に駆り立てた狂信主義は、首長社会や国家が6000年前に誕生するまで、どこにも存在しなかった
のではないかと思われる。
・ニュージーランドに入植したマオリ族や、ニューギニアのカリムイ盆地に入植したトゥダーウェ族といった、ポリネシアやニューギニアの
狩猟採集民や農耕民の例で見ると、彼らはなじみのない環境に移住してから一世紀足らずのうちに、その土地でもっても有用な自然石を見つけ、
有用な動植物と有害な動植物とを区別できるようになっていたと思われる。
・中央アメリカを原産地とするトウモロコシは、たかだか700マイル(約1100キロ)の距離を北上してメキシコから合衆国に伝わるのに3000年
の歳月を、インゲンマメは4000年の歳月を要している。
・食料の生産が究極の要因となって、人々は高密度の人口を支えられるようになったからである。細菌に対する免疫を発達させ、さまざまな
発明や技術革新や、政治機構などを創りだしたからである。しかも、食料を生産できたのは、それが可能な土地にたまたま居合わせたり、
食料の生産技術をたまたま継承できたりした人々であった。そして、これらの人々はそうした土地でたまたま誕生したという地理的偶然によって、
そうした自然環境や遺産をたまたま継承できなかったり、ほんの少ししか継承できなかった土地に誕生した人々の居住地に拡散していき、
彼らのまわりを取り囲み、彼らを吞み込み、圧倒してしまうことができたのである。
(訳者あとがき)
・「歴史は、民族によって異なる経路をたどったが、それは居住環境の差異によるものであって、民族間の生物学的な差異によるものではない」
ダイアモンド博士

【教訓】
上下巻で千ページに近い大作をようやく読みきった。
論点は、白人には生物としての遺伝子の優位性がある、と証明できるかどうか?
これは、多くの白人学者が取り組み、いまだ証明できていないわけだが、この本では逆に、歴史学・社会学の観点から、ではなぜ白人支配が達成されたか? その逆でなかった理由は何なのか? を探究している。
結論としては、たまたま白人がユーラシア大陸という恵まれた環境に生まれたおかげで発展したのだ、という、環境こそに優位性が認められるのであって、生物学的な優位性は認められない、というものです。良かったー! そうでしょう、そうでしょう、人種差別に、正当な理由など、ないのです。
しかも、その証明がすこぶる興味深い。
ユーラシア大陸の優位性とは、東西に長い形をしていること。東西に長ければ、自然環境が似ているため、農業など社会的大規模化が起こりやすい。逆に南北に長い他の大陸は、南北に伝播させようとしても、気候の違いにより伝播しづらい。そして、島国などは、海で伝播が止まってしまうため、文明の交流や、社会の大規模化が起こりづらい。目からウロコの新説で、また世界の謎が一つ解けた!なんだかうれしい。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.355
(4pt)

知識欲を刺激

人の生い立ち・これからを考えさせてくれました。 ダイアモンドさんの作品は他も読んでいますが、やはりこれが原点です。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.354
(4pt)

科学的な内容でありながら小難しい点はなく

[なぜ、ヨーロッパ人はアメリカ先住民を倒し、アメリカを征服できたのだろうか?その逆のことはなぜ起きなかったのだろうか?][富と権力は、なぜ今の不均衡な形に分散したのだろう?]といった疑問を、銃、病原菌、鉄をキーワードに、各大陸における15000年前からの人類の進化を追うことで解き明かした書。 科学的、学術的な内容でありながら小難しい点はなく、非常に読みやすかった。 人類や国際社会がどうして今のような姿になっているかを、人類学的な観点から知りたい教養に、憧れている人にお勧め。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.353
(4pt)

科学的な内容でありながら小難しい点はなく

[なぜ、ヨーロッパ人はアメリカ先住民を倒し、アメリカを征服できたのだろうか?その逆のことはなぜ起きなかったのだろうか?][富と権力は、なぜ今の不均衡な形に分散したのだろう?]といった疑問を、銃、病原菌、鉄をキーワードに、各大陸における15000年前からの人類の進化を追うことで解き明かした書。 科学的、学術的な内容でありながら小難しい点はなく、非常に読みやすかった。 人類や国際社会がどうして今のような姿になっているかを、人類学的な観点から知りたい教養に、憧れている人にお勧め。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788