銃・病原菌・鉄

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

銃・病原菌・鉄の評価:

4.07/5点 レビュー 476件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.07pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全972件 521〜540 27/49ページ
No.452
(5pt)

冗長、読みにくい、だが…

著者の主張に対する『想定反論集』とそれに対する著者の反論が繰り返されるプロローグにウンザリする。加えてそれが原著に原因があるのか翻訳に原因があるのかは分からないが、何を主張したいのかが分からなくなってくる位、文の構造が複雑な箇所がある。
でもそんなプロローグであきらめないでほしい。その後は各々が学校でかじった世界史の知識と著者の主張がリンクしてきて俄然面白くなる。
ただ、注意点は各章の中の構成にある。
①、『それでは〜となった要因、もしくは〜とはならなかった要因を探っていこうと思う』
②、『その前に、いくつか確認しておくべき事がある』といって核心部分から逸れた話が展開され、
③、突然①の要因が根拠というよりは、いくつかの状況証拠に基づく著者の推論という形で②とは明確に区分されないまま、あたかも②が続いているかのような展開の中でサラッと語られる。というより、そもそも①に答えた(著者の見解でも構わないが)のかどうかすら怪しい。端的に言えば散々疑問を呈するだけ呈しておいて、答えていないのではないかと思わせる(明確に①の答えはコレだ!という形になっていない所がややこしい)。俗に言う、伏線をまき散らすだけまき散らしておいて、回収してなくね?って状態。
その為、注意深く読んでいないといつの間にか次の章に突入するような所まできて、結局①の要因は何だったったの?というような事態に陥る。
ただ、肝心な所が明確な証拠も無く、状況証拠からの著者の推論によるものであっても、本書の面白さはいささかも損なわれない(著者風の?訳者風の?持って回った言い回し)のは確か。
私の読解力の問題もあると思うので、星は5つ。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.451
(3pt)

タイトルは

地形・農耕・病原菌でよかったのでは?

正直タイトルに釣られて読んで見たので銃鉄の話があまりなくてがっかりしました

病原菌の話は興味深く思いました
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.450
(3pt)

タイトルは

地形・農耕・病原菌でよかったのでは?

正直タイトルに釣られて読んで見たので銃鉄の話があまりなくてがっかりしました

病原菌の話は興味深く思いました
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.449
(4pt)

歴史に新しい切り口を与えてくれ、示唆に富む。

ヨーロッパの植民地支配がなぜ起こったかを、緻密に考察し、簡潔な結論んを導き出す、斬新さに引き込まれた。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.448
(4pt)

歴史に新しい切り口を与えてくれ、示唆に富む。

ヨーロッパの植民地支配がなぜ起こったかを、緻密に考察し、簡潔な結論んを導き出す、斬新さに引き込まれた。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.447
(5pt)

良かったです。

価格の割りに新品同様に綺麗で良かったです。
安くてお得な買い物をしました。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.446
(3pt)

農耕・家畜・病原菌・文字

ほかの方も指摘していますが、銃と鉄の要素はあまりなく農耕、家畜、、などが中心。

なぜ一方的に植民地化される社会があり(おもに旧世界→新世界への)、逆はおこらなかったのか、ということについての検証。
白人、西欧人が人種として優秀なのでなく、制覇できたのは環境の差による結果にすぎない、ということをベースに話が進展していく。

肥沃な三日月地帯における農作物、家畜化可能な動物の多種多様性、気候という恵み。それらがもたらす農耕の発展と、食料生産技術の向上。
それにより狩猟採集から定住生活へいたり、人口増加がおこり人口の稠密な集団を形成する。
農耕がもたらす余剰作物が、職人や官僚、兵士、学者など社会が食糧生産者以外を養うことができることになることにより、武力を保持したり、文字が生まれ、文明が発展する。さらに病原菌に対しての抗体をもつ人々が生まれ、もたない人々に対し優位性をもつ。
おこった文明は緯度が近い東西の方向には広がりやすく、南北には広がりづらいために、ユーラシア文明がより広まりやすい素養をもっていた。

、、、というようなことが繰り返し表現される、、という印象。
白人、西欧人が人種として優秀であるというバイアスをできるだけ取り除こうとして書かれていることに好感を抱きつつも、やはり日本や中国含む東アジアの検証が大雑把のようにも感じた。

しかし、1万年以上の歴史の中で根源的に「生き残る」ということはどういうことか、マクロで見つつも、自らを振り返る面白いきっかけとなった本でした。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.445
(3pt)

農耕・家畜・病原菌・文字

ほかの方も指摘していますが、銃と鉄の要素はあまりなく農耕、家畜、、などが中心。

なぜ一方的に植民地化される社会があり(おもに旧世界→新世界への)、逆はおこらなかったのか、ということについての検証。
白人、西欧人が人種として優秀なのでなく、制覇できたのは環境の差による結果にすぎない、ということをベースに話が進展していく。

肥沃な三日月地帯における農作物、家畜化可能な動物の多種多様性、気候という恵み。それらがもたらす農耕の発展と、食料生産技術の向上。
それにより狩猟採集から定住生活へいたり、人口増加がおこり人口の稠密な集団を形成する。
農耕がもたらす余剰作物が、職人や官僚、兵士、学者など社会が食糧生産者以外を養うことができることになることにより、武力を保持したり、文字が生まれ、文明が発展する。さらに病原菌に対しての抗体をもつ人々が生まれ、もたない人々に対し優位性をもつ。
おこった文明は緯度が近い東西の方向には広がりやすく、南北には広がりづらいために、ユーラシア文明がより広まりやすい素養をもっていた。

、、、というようなことが繰り返し表現される、、という印象。
白人、西欧人が人種として優秀であるというバイアスをできるだけ取り除こうとして書かれていることに好感を抱きつつも、やはり日本や中国含む東アジアの検証が大雑把のようにも感じた。

しかし、1万年以上の歴史の中で根源的に「生き残る」ということはどういうことか、マクロで見つつも、自らを振り返る面白いきっかけとなった本でした。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.444
(3pt)

日本は鉄砲捨てませんでしたけど?

サピエンス全史を読んで、この本の存在を思い出し、もう一度読んでみた。
西洋人が世界を支配できた理由はユーラシア大陸の端に生まれて銃と病原菌と鉄を手に入れたおかげ。
特別に頭が良かった訳ではなく、たまたま環境に恵まれていたおかげという説明は面白かった。
でもサピエンスでもそうだったが、この本でも日本に関する記述がやはり気になった。
日本が戦国時代に鉄砲を大量生産していたことは書いてあったが、
江戸時代になると全部捨ててしまったような説明をしている。
ノエル・ペリンの「鉄砲を捨てた日本人」の影響だろうが、すこし違うと思う。
徳川幕府が鉄砲を規制したことは事実だが、捨てたことは一度もない。
何だか、日本人が退化してたまたま手に入れた慣れない文明の利器を捨ててしまった。
そんな書かれ方をしていて、白人が土人を見下している感がプンプンして少し腹がたった。
日本が鉄砲をはじめとした技術を捨てていなかった証拠は幕末、
黒船を見ると複数の藩がすぐに模倣して作ってしまった事実からもよく分かるはず。
鉄砲を大量生産し、開国するや大海軍を作ってロシアを破り、
大東亜戦争では強力な軍事力でアジアから西洋勢力を一掃してしまった日本。
戦後も、すぐに復活して経済大国になった日本。
日本さえいなければ、世界中が白人様の支配下に入ったはずなのに。
そんな白人の潜在意識下の悔しさを著者の言葉の端々に感じてしまった。
米国の植民地支配に抵抗した同胞を20万人近く殺された、
フィリピンのドゥテルテ大統領がアメリカに対して暴言を吐く理由が、
本書を読み返して、よく分かるような気がした。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.443
(3pt)

日本は鉄砲捨てませんでしたけど?

サピエンス全史を読んで、この本の存在を思い出し、もう一度読んでみた。
西洋人が世界を支配できた理由はユーラシア大陸の端に生まれて銃と病原菌と鉄を手に入れたおかげ。
特別に頭が良かった訳ではなく、たまたま環境に恵まれていたおかげという説明は面白かった。
でもサピエンスでもそうだったが、この本でも日本に関する記述がやはり気になった。
日本が戦国時代に鉄砲を大量生産していたことは書いてあったが、
江戸時代になると全部捨ててしまったような説明をしている。
ノエル・ペリンの「鉄砲を捨てた日本人」の影響だろうが、すこし違うと思う。
徳川幕府が鉄砲を規制したことは事実だが、捨てたことは一度もない。
何だか、日本人が退化してたまたま手に入れた慣れない文明の利器を捨ててしまった。
そんな書かれ方をしていて、白人が土人を見下している感がプンプンして少し腹がたった。
日本が鉄砲をはじめとした技術を捨てていなかった証拠は幕末、
黒船を見ると複数の藩がすぐに模倣して作ってしまった事実からもよく分かるはず。
鉄砲を大量生産し、開国するや大海軍を作ってロシアを破り、
大東亜戦争では強力な軍事力でアジアから西洋勢力を一掃してしまった日本。
戦後も、すぐに復活して経済大国になった日本。
日本さえいなければ、世界中が白人様の支配下に入ったはずなのに。
そんな白人の潜在意識下の悔しさを著者の言葉の端々に感じてしまった。
米国の植民地支配に抵抗した同胞を20万人近く殺された、
フィリピンのドゥテルテ大統領がアメリカに対して暴言を吐く理由が、
本書を読み返して、よく分かるような気がした。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.442
(2pt)

ペンで書き込みがあり状態が悪い

カラーペンでの書き込みがあり状態が悪い為評価を☆2にしました。状態の評価を良好でない事を前提として販売をお願いします。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.441
(2pt)

ペンで書き込みがあり状態が悪い

カラーペンでの書き込みがあり状態が悪い為評価を☆2にしました。状態の評価を良好でない事を前提として販売をお願いします。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.440
(3pt)

可もなく不可もなし

目新しいことはあまり何も書かれていない。著者は、ニューギニア人の友人から出た「なぜニュージニアでは西欧文明のようなものが生まれなかったのか」という問いから本書を書いたそうだが、結局すべては「肥沃な三角地帯がなかったから」という結論に引っ張っていく。世界中の文化文明民族について考えているのだが、その洞察力には濃淡がある。たとえば、中国と日本、朝鮮半島などとの関係についての記述のいくつかには、偏見や思い込みによるものが散見される。上下に分かれた分厚い本だが、繰り返し論理も多く1/3の分量にまとめられたのではないか、とも思う。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.439
(3pt)

可もなく不可もなし

目新しいことはあまり何も書かれていない。著者は、ニューギニア人の友人から出た「なぜニュージニアでは西欧文明のようなものが生まれなかったのか」という問いから本書を書いたそうだが、結局すべては「肥沃な三角地帯がなかったから」という結論に引っ張っていく。世界中の文化文明民族について考えているのだが、その洞察力には濃淡がある。たとえば、中国と日本、朝鮮半島などとの関係についての記述のいくつかには、偏見や思い込みによるものが散見される。上下に分かれた分厚い本だが、繰り返し論理も多く1/3の分量にまとめられたのではないか、とも思う。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.438
(3pt)

意欲的なテーマだが半分しか手が付けられていない

上下巻にわたる大部です。しかしテーマはなぜ欧州文明が人類をリードしているかというスケールの大きなものなのでむしろコンパクトというべきでしょう。
上巻の内容は、作物や家畜の種類が多いことと、東西に長いか南北に長いかがユーラシア大陸とその他の大陸での文明の差となったというもの。
下巻では民族の移動による文明の伝播を言語の分布から証していきます。そして最後に人類を代表する文明の決勝戦ともいうべき中華文明と欧州文明の対決と結果を論じて締めくくっています。端的には文明圏が一つの権力に支配されている場合、その意に沿わないアイデアは抹消されるが、複数の権力に分かれている場合はどこかで採用され日の目を見るから発展が妨げられない。中華文明は皇帝の意思が全てだが、欧州文明は例えばローマがダメならパリが、ベルリンが、ロンドンがあるといった具合。それは統一を夢見続けたヨーロッパ人にとって皮肉な結論というべきでしょう。
ただ、この見解には一つ穴がある。アイデアが採用される以前にそのアイデアを生み出す自由がなくてはならないことには触れられていない。少なくとも、ルネサンス期とそれ以降の華やかな欧州文明とそれ以前のローマカソリックの圧迫の時代の対比も説明する必要があった。
本作は意欲的ではあるが、もっとも重要な部分が半分しか描かれていない。よって辛めの感想にならざるを得ない。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218796
No.437
(3pt)

意欲的なテーマだが半分しか手が付けられていない

上下巻にわたる大部です。しかしテーマはなぜ欧州文明が人類をリードしているかというスケールの大きなものなのでむしろコンパクトというべきでしょう。
上巻の内容は、作物や家畜の種類が多いことと、東西に長いか南北に長いかがユーラシア大陸とその他の大陸での文明の差となったというもの。
下巻では民族の移動による文明の伝播を言語の分布から証していきます。そして最後に人類を代表する文明の決勝戦ともいうべき中華文明と欧州文明の対決と結果を論じて締めくくっています。端的には文明圏が一つの権力に支配されている場合、その意に沿わないアイデアは抹消されるが、複数の権力に分かれている場合はどこかで採用され日の目を見るから発展が妨げられない。中華文明は皇帝の意思が全てだが、欧州文明は例えばローマがダメならパリが、ベルリンが、ロンドンがあるといった具合。それは統一を夢見続けたヨーロッパ人にとって皮肉な結論というべきでしょう。
ただ、この見解には一つ穴がある。アイデアが採用される以前にそのアイデアを生み出す自由がなくてはならないことには触れられていない。少なくとも、ルネサンス期とそれ以降の華やかな欧州文明とそれ以前のローマカソリックの圧迫の時代の対比も説明する必要があった。
本作は意欲的ではあるが、もっとも重要な部分が半分しか描かれていない。よって辛めの感想にならざるを得ない。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
479421006X
No.436
(4pt)

豊かな三日月地帯の贈り物

なぜ新大陸ではなく旧大陸、そしてなぜ欧州が世界を制覇できたか、これが本書のテーマです。
歴史では起こった事実の意味を検討するのが主になりますが、それが必然かどうかは考えることは少ない。なぜなら、それは「もし、何々だったら」という仮定論に過ぎないことが多く、学問としては邪道になる。それを逆手に取ったのが本書の面白さです。
さて、その概要は意外と単純です。軍事力は母体となる社会の生産力と技術力に依存するが、それが可能となる農作物と家畜の発明と発見は条件がそろっていた地域で実現した。それがいわゆる豊かな三日月地帯という。小麦等の主要作物と羊や牛、馬といった家畜の獲得が狩猟社会からのテイクオフとなった。
さらに、ユーラシア大陸は東西に長く温暖で雨の多い気候が西はスペイン東は日本まで続き、速やかに農産物と家畜が普及した。一方で南北アメリカ大陸はトウモロコシなどはあったが家畜に乏しくしかも気候の大きく異なる地域が南北に連なるため、その気候の違いが壁となって農作物の伝播が止まった。
結果、双方の大陸の経済力と技術力には大きな差が生じた。
大まかにはこんな感じです。説得力のある考え方で面白い。ある程度まで得心がいく。
しかし征服される前の北アメリカ大陸の人口が2000万人とかなり多く、しかも原住民の文化水準と勇敢さを考えると少々説得力が陰る。同じく中南米の人口もかなり多かったことを考えると単純に農作物の種類の差や家畜の存在、さらに銃の存在を考えても疑問を解決できたとは言いにくい。
最後に旧大陸から持ち込まれた病原菌が新大陸の人口を大きく減らしたと付け加えているが、旧大陸からの侵略とタイムラグがあることは否めない。
ただ、旧大陸の文化が新大陸のそれよりも多様性と規模においてはるかにしのぐものであったことは間違いない。少なくとも、それが豊かな三日月地帯からの贈り物であることは間違いないだろう。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.435
(4pt)

豊かな三日月地帯の贈り物

なぜ新大陸ではなく旧大陸、そしてなぜ欧州が世界を制覇できたか、これが本書のテーマです。
歴史では起こった事実の意味を検討するのが主になりますが、それが必然かどうかは考えることは少ない。なぜなら、それは「もし、何々だったら」という仮定論に過ぎないことが多く、学問としては邪道になる。それを逆手に取ったのが本書の面白さです。
さて、その概要は意外と単純です。軍事力は母体となる社会の生産力と技術力に依存するが、それが可能となる農作物と家畜の発明と発見は条件がそろっていた地域で実現した。それがいわゆる豊かな三日月地帯という。小麦等の主要作物と羊や牛、馬といった家畜の獲得が狩猟社会からのテイクオフとなった。
さらに、ユーラシア大陸は東西に長く温暖で雨の多い気候が西はスペイン東は日本まで続き、速やかに農産物と家畜が普及した。一方で南北アメリカ大陸はトウモロコシなどはあったが家畜に乏しくしかも気候の大きく異なる地域が南北に連なるため、その気候の違いが壁となって農作物の伝播が止まった。
結果、双方の大陸の経済力と技術力には大きな差が生じた。
大まかにはこんな感じです。説得力のある考え方で面白い。ある程度まで得心がいく。
しかし征服される前の北アメリカ大陸の人口が2000万人とかなり多く、しかも原住民の文化水準と勇敢さを考えると少々説得力が陰る。同じく中南米の人口もかなり多かったことを考えると単純に農作物の種類の差や家畜の存在、さらに銃の存在を考えても疑問を解決できたとは言いにくい。
最後に旧大陸から持ち込まれた病原菌が新大陸の人口を大きく減らしたと付け加えているが、旧大陸からの侵略とタイムラグがあることは否めない。
ただ、旧大陸の文化が新大陸のそれよりも多様性と規模においてはるかにしのぐものであったことは間違いない。少なくとも、それが豊かな三日月地帯からの贈り物であることは間違いないだろう。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.434
(4pt)

農業、畜産、人間集団、ときどき病原菌

既に何人もの方が指摘されてますが、このタイトルはミスリーディングかもしれません。実際は農業や畜産の話が延々続く、地味な本です。病原菌については記述されますが、銃とか鉄の話はほぼありません。
ですが、人類の衣食住の文化史については、ヨーロッパ中心的な視点から離れて広く描きだしたかなりの労作です。繰り返しや細かい話が多く、読みやすくはありませんが、一読の価値あり。とくにポリネシアやタスマニア地方の文化的差異が詳しく書いてある本は少ないので、その点でもユニークです。

低評価のレビュワー様が多いので何かと思ったら、著者の漢字論と刀狩り論に納得できない方が多い様子。たしかにその点はぬぬぬと思いますが、だからといって本書の価値が大幅に低下するものではないように思います。こういった文明論の書籍は100%真実が書かれていることなんてまずありませんし、日本文化が大いに誤解されたままの本もたくさんあります。
とりあえずは鵜呑みにせず、批判的に読むのが良いのではないでしょうか。ダイアモンド氏には漢字の良さをお伝えしたいものですが、本書そのものは食わず嫌いするには勿体ない内容です。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)より
4794218788
No.433
(4pt)

農業、畜産、人間集団、ときどき病原菌

既に何人もの方が指摘されてますが、このタイトルはミスリーディングかもしれません。実際は農業や畜産の話が延々続く、地味な本です。病原菌については記述されますが、銃とか鉄の話はほぼありません。
ですが、人類の衣食住の文化史については、ヨーロッパ中心的な視点から離れて広く描きだしたかなりの労作です。繰り返しや細かい話が多く、読みやすくはありませんが、一読の価値あり。とくにポリネシアやタスマニア地方の文化的差異が詳しく書いてある本は少ないので、その点でもユニークです。

低評価のレビュワー様が多いので何かと思ったら、著者の漢字論と刀狩り論に納得できない方が多い様子。たしかにその点はぬぬぬと思いますが、だからといって本書の価値が大幅に低下するものではないように思います。こういった文明論の書籍は100%真実が書かれていることなんてまずありませんし、日本文化が大いに誤解されたままの本もたくさんあります。
とりあえずは鵜呑みにせず、批判的に読むのが良いのではないでしょうか。ダイアモンド氏には漢字の良さをお伝えしたいものですが、本書そのものは食わず嫌いするには勿体ない内容です。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 Amazon書評・レビュー: 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051