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銃・病原菌・鉄



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銃・病原菌・鉄の評価: 4.07/5点 レビュー 476件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全358件 81~100 5/18ページ
No.278:
(5pt)

面白かった

<自分用の読書メモ>
■本書の結論
歴史は、異なる人々によって異なる経路をたどったが、それは人々のおかれた環境の差異によるのもであって、
人々の生物学的な差異によるものではないということが本書の結論。

■1章
狩猟採取時代の生活については人類史の学者間でも意見が異なることがある。つまり、本書の主張が今後の研究
によって否定される可能性があることを頭に入れておく必要がある。

■2章
人間社会が環境によって多様化することは、ポリネシア(南太平洋の小さな島の集まり)のチャタム諸島とニュ
ージーランドの例でわかる。モリオリ族の住むチャタム諸島は寒くて農業に適した環境ではないため、彼らは狩
猟採取生活をしていた。一方ニュージーランドに住むマオリ族は農業をして生活をしていた。モリオリ族もマオ
リ族も、元々はアフリカから移住した同じ祖先と言われているため、マオリ族のほうが生物学的に優れていると
は考えられない。

■3章
スペイン人のピサロは黄金の都市と言われているエルドラードと呼ばれている地を目指して航海をしたところ、
インカ帝国に到達をした。インカ帝国に到着した彼らは、インカ帝国の王であるアタパルトをだまして処刑する
ことに成功した。インカ帝国は約8万人の兵士に対してピサロ率いるスペイン兵士は160人しかいなかったが
、文字文化・銃器・馬・鉄剣といった圧倒的な文明の差によりインカ帝国は制圧されてしまった。

■4章
帝国という政治形態が成立するにあたり、その地域に栽培可能な植物があることや家畜として育てられる動物が
いることが必須条件としてあげられる。狩猟採取時代は移動生活をしていたため、子供をたくさん産むことがで
きなかったが、農業によって定住が可能となったため人口が爆発的に増えたといわれている。

■5章
農耕文化の多くは独自に生み出されたものではなくて、他所から持ち込まれたものであると考えられている。

■6章
どのようにして、狩猟採取から農耕に生活をシフトしたのだろうか?
人々は、農耕を始めると同時に狩猟採取をやめたわけではない。つまり農耕を始めた当初は狩猟採取も継続して
いて、だんだんと狩猟採取の割合が減って農耕生活になったと考えられている。
農耕が広がった理由として主に3つ考えられる。
①狩猟可能な動物の絶滅
②農耕のノウハウの蓄積や道具の開発
③狩猟採取民族は農耕民族によって滅ぼされた。農耕民族は余暇が生まれて、暇な人が武器を作り始めた。

■7章
野生種のアーモンドは毒があり苦いが、栽培種のアーモンドは毒がない。これは、突然変異をした個体を人間が
掛け合わせたためといわれている。栽培種の植物は人間が食べるために、人間の都合のよいように品種改良がさ
れている。果物が甘い理由として、実を動物に食べてもらって、自分自身の種を遠くに運んでもらおうとするこ
とによって種の生存を目的としているため。

■9章
ユーラシア大陸では大型家畜が沢山種類がいたがアフリカやオーストラリアにはほとんど生息していなかった。
現代までに人類が家畜化に成功をしたのはメジャー5種と、マイナー14種しかいない。殆どの動物が家畜にな
れなかった理由の例として
①肉食動物はエサのコストが高いのでお金がかかる。
②成長速度が遅い動物は捕食までに時間がかかる。
③シマウマは人間が近づくとパニックを起こす。気性が荒い個体もいる。
④鹿などの群れを作る習慣のない動物は、人間に服従しようとしない。
などがあげられる。

■10章
南北に土地が広がっている南北アメリカ大陸やアフリカ大陸は、農業のノウハウの伝達に時間がかかったのに対
して、東西に土地が広がっているユーラシア大陸は、農業のノウハウ伝達にそれほど時間がかからなかった。東
西に土地が広がっていると、日照時間や気温気候、季節が大きく変わらないため農業のノウハウを流用しやすい
ため。また、ユーラシア大陸は農業のみならず、車輪や文字といった技術の伝達速度も速かった。

■11章
ヨーロッパでは狭い土地で家畜を育てていたので、歴史を通じてしばしば病原菌が流行することがあった。これ
によりヨーロッパの人々は世代をたつにつれて病原菌の抗体を作ることに自然と成功した。ピサロがインカ帝国
を制圧した時のインカ兵士の死因として、戦争による死よりもスペイン兵士による病気の持ち込みが原因で病死
した人の方が多いといわれている。スペイン人は自然と抗体を身に着けていたので死ななかった。

■感想
個人の能力や努力とは全く関係なく、偶然その環境に身をおいていただけで成功することって、日常生活でもよ
くあると思う。私は現在IT企業に勤めているが、IT業界に将来性を感じたからこの業界を選んだのではない。大
学受験でたまたまコンピューター系の学部しか受からなかったので、IT業界を選んだ。同じ大学のいろいろな学
部を受験したが、他の学部は全部不合格だった。私が受験生だった10年前はIT業界はあまり見通しが良くなかっ
た。しかし現在IT業界はAIや5Gといった10年前は想像がつかなかった新技術が登場し将来性が高い業界と言わ
れている。IT業界に身を置いているだけで、個人として優秀ではなくても下駄をはかせてもらえることが多く、
私は現在比較的イージーモードな生活享受できている。IT企業ならではの在宅勤務でコロナの心配もないし、通
勤がない分自分の自由な時間を確保できる。

ヒカキンさんをはじめとした古参Youtuberは、たまたまYoutubeというサービスをほかの人よりも早く使っていた
から成功したに過ぎないと思う。何が当たるかわからないのでとりあえずいろいろなことに手をだしてみるって
いうのも大事なのかなって思った。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.277:
(5pt)

楽しい切り口の本

世界の人類史を家畜や地理から紐解いていく。
なぜこれだけ地域間格差が出来たのかという視点から解析していく。

「現代でもオーストラリア人やニューギニア人は土着の動物を家畜化していない」
「狩猟採集民は自分の評判を高められるか否かを行動選択の基準にすることが多い」
「家畜化すれば価値がありそうな動物でも人間の目の前でセックスすることを好まない動物もいる」
「シマウマは年を取るにつれどうしようもなく気が荒くなり一度人に噛みついたら絶対に離さないという悪癖がある。またロデオチャンピオンでもシマウマを縄にかけることは不可能なほど避けるのがうまい」
「文化の伝播スピードとして東西方向への伝播と南北方向への伝播速度は全く違う」
「農業の勃興とともに集団感染症が始まった」

今まで考えたこともなかったような切り口からの人類史の考察。
やや冗長という感じもしますが飽きてきたころにその冗長さの中に面白い雑学が入ってくるので結構あっという間に読了しました。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.276:
(5pt)

面白い

学びが多く非常に面白い
具体例が多いので要約版があればより手短に楽しめるかもしれない
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.275:
(5pt)

まさか農業が始まる前から人間が品種改良を行っていたとは思わなかった

とてもキャッチーなタイトルではあるけども本質的には『なぜ先進国と途上国が生まれたのか』であると個人的には思いました。

近隣の国や部族との衝突や交流によって、文明の発展を促されるというような記述は似たような本にも多く見受けられますが、こちらは更に掘り下げてその地に存在する利用可能な動植物資源であったり、他の地域との交流、立地的な問題から発展が妨げられたりあるいは有利に発展できたなどが細かく考察されていてとてもおもしろかったです。
とくに7章の、人間は自主的に農耕栽培を始める前から、意図せず作物の品種改良を行っていたというくだりは非常に興味をそそられましたので、ぜひ読んでみてください。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.274:
(5pt)

どこにも売っていなかったけど、アマゾンにはありました。

たしか新聞広告に出ていたの見て読んでみたいなと思っていたんですが・・・いざ本屋に行くとどこにもないw
なかなか売っていないのでYOUTUBEで銃・病原菌・鉄 のまとめ内容をみたら余計読みたくなったw
最後の手段は・・・・やはりアマゾンですね。 少しの出版待ちありましたが、無事GETできました。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.273:
(4pt)

本屋に無くてもアマゾンにならある!

上下セットで購入しました。 上のほうでレビュー書いてしまって・・・同じ内容になるな。 なるほど~そういう理由だったんだ! 今までの理屈が反転しますね!! 是非呼んでみてください!!
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.272:
(5pt)

面白かった

なぜ世界をヨーロッパの国々が席巻したのか。
それはなぜ中国やオーストラリアや南米の国でなかったのか。
食料の調達、大陸の形状のその理由を見つけます。
平易な文章で理解しやすく、とても興味を持って読みました。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.271:
(5pt)

分かりやすく面白い

非常に分かりやすく面白い本です。
なぜヨーロッパの人たちが各地を植民地化していったのか。
それは人種的な差異ではなく地理的な差異によるものです。
それはどんなものなのか。

まだ上巻です。

サピエンス全史も読んでみてください。
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No.270:
(5pt)

一度、読んでほしいです。

人間の欲で、結局、人間に害を及ぼすと言う事です。
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No.269:
(5pt)

一度、読んでほしいです。

人が、あまり、他の地域に移動すると、持って来なくても良い物まで、運んでしまうのですね。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.268:
(5pt)

ウィズコロナの今読みたいしょ

私たちがどこから来てどこに向かうのか考えさせてくれました。
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No.267:
(5pt)

人類史の本質が見える

現代の国家や人種などのよる富や文化の不均衡はどこから生まれたのか。
欧米白人優位の世界がどのように形成されたのか。
このような素朴な疑問への回答を示唆してくれている。
コロナウイルスが人々の生活を大きく変えている昨今であるが、武器弾薬以上に
病原菌が歴史的に大きな影響をもたらした事実など、とても興味深い著述は秀逸。
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No.266:
(4pt)

世界の歴史を読み解く上で、とても参考になりました。

インディアンやアボリジニなどの新大陸の先住民が、文明の低さ故にヨーロッパ人に征服されたというよりは、環境の違いにより食料生産の遅れがあり、様々な疫病への免疫が獲得出来ておらず、持ち込まれた病原菌によって死に追いやられた、ということがよくわかりました。
どうやって人類が植物を栽培するようになったのか、また、現在栽培されている植物種や飼育されている家畜が、試行錯誤の長い歴史の中で選ばれたものであるという考察も興味深い内容でした。
また、早くに食料生産を始めた地域であっても、例えば肥沃三日月地帯などは、その後土壌の風化や塩害が進み農業に不向きな土地となり、石油資源へ依存せざるを得ない現状や、中国などは宮廷内の争いにより船団の派遣が中止され、技術的に孤立した歴史なども書かれており、きちんと過去と現在が繋がる内容で分かりやすかったです。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.265:
(4pt)

世界の格差の根本的な要因

2000年に刊行された、ジャレド・ダイアモンドの言わずと知れた名著。人類社会はこれまで、国や地域により異なる経路をたどって発展してきており、それが今日の経済的な不均衡、つまりは富や権力といった格差を生み出し、現在に至っている。本書は、このような格差が生じた根本的な原因を明らかにしようとするものである。
 その直接的な原因とは、タイトルにもある通り、銃や病原菌、鉄をはじめとする技術、政治力や経済力の向上をもたらす技術を、ヨーロッパ人が他の民族に先駆けて発達させたためである。だかこれは表層的な説明にすぎない。リードしたのはなぜヨーロッパ人だったのか?なぜアメリカやオーストラリアの先住民ではなかったのか?こうした問いを深掘りすることにより、直接の原因をもたらした「究極の要因」を本書では解明していく。
 第1部は導入部である。人類の進化の歴史を概観し、大陸環境の差異による人類社会の歴史への影響を考察した上で、スペインがインカ帝国を攻め滅ぼした様子を紹介しながら、ヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因をまずは明らかにする。それは、彼らが持っていた銃器や鉄製の武器、軍事・航海技術、疫病、集権的な政治機構、そして文字であった。
 第2部では、銃器や鉄などの技術発達、疫病に対する免疫獲得の前提条件となる、食料生産について取り上げる。人類は植物栽培と家畜飼育を開始したことで、それまでの狩猟採集に比べより多くの食料を手にすることが可能となった。食料生産は人々の定住化、人口の稠密化を促し、余剰食料を発生させ、それは集権的、社会的に階層化された組織を生み出す。これがさらに鉄器の製造技術や、読み書きの能力などを有する社会の誕生へとつながっていく。
 だが、栽培可能な野生種や家畜化が可能な動物は、大陸ごと、地域ごとにその分布が様々であった。このことは、食料生産が始まる地理的な時間差を発生させ、大陸ごとの運命を大きく左右していく。大陸の形により、食料生産が伝播する速度の影響もある。南北ではなく東西に広がる特徴を持つユーラシア大陸は、この点において大きなアドバンテージを持っていた。
 第3部では、食料生産が、病原菌に対する免疫、文字や技術の発達、集権的な集団の形成にどのように結び付いていったかを解き明かす。農業の勃興は、農耕が支える人口密度とそれが引き起こす都市化により、集団感染症を引き起こした。家畜との長い親交を持つヨーロッパ人は、病原菌に対する免疫を持つようになり、それを進出地域の先住民に渡すことで結果的に征服活動の手段としたのだ。(下巻に続く)
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.264:
(4pt)

世界の格差の根本的な要因

(上巻より続き)
 初期の文字は、納税の記録や国王の布告などを目的として使われた。人口の多さ、発明者の絶対的な人数の多さ、そして競合社会の増加は、さまざまな技術発展のスピードを促した。このような背景により、食料生産は人口の増加をもたらし、複雑な社会や集権化の形成を可能にしたのである。
 第4部では、それぞれの地域固有の謎に迫る。孤立性が高く他の大陸よりも人口が少なかったオーストラリア大陸、地理的要素により文化的および政治的な統一が比較的早い時期になされ、これがかえって災いした中国、食料生産スタートの遅れ、家畜化・栽培化できる野生動植物の少なさ、地理的要因や生態的要因により技術や作物などが迅速に拡散しなかった南北アメリカ大陸などを取り上げる。
 なぜ人類社会の歴史は、それぞれの大陸によってかくも異なる経路をたどって発展したのか。現在の格差社会をもたらした究極的な要因を考察した本書は、各大陸における環境的な差異、地理的な要因にその解を求め、生物学的差異を根拠とする論を繰り返し強く否定する。ヨーロッパ人が躍進した背景には、人種間の優劣ではなく、他の大陸と比較したユーラシア大陸の環境的、地理的なアドバンテージが存在したからなのである。
 繰り返しの説明も多々あるが、著者は自身の主張を裏付ける根拠を丁寧に解説してくれるため、本書の理解は比較的容易だ。興味深かったのが中国である。長期にわたる統一が、そうでないヨーロッパにリードを許した理由だとするが、良くも悪くも統一されていることで形勢を逆転させ、本書の刊行後20年を経て、中国は世界の覇権を争うにまで追い上げてきている。読んで損はない名著である。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.263:
(5pt)

以前、図書館で読んで感銘を受けた本を、安く買えた。

ヨーロッパが世界征服を達成したのは、白人が優れていたからではなく、ヨーロッパの野生植物や、野生動物が、家畜化や作物化に適していて、文明を起こすに有利だったからだと、書かれている。そういえば、ヨーロッパ人の肌が白くなったのは、紀元前2500年から、紀元前2000年、つまり意外と最近で、それ以前はかなり黒かった、と最近証明された。目から鱗が落ちる名著で!星5つ。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.262:
(5pt)

コロナ禍で味わう

病原菌の話が出てきた11章で上巻が終了するというなかなか痺れる展開です。すぐれたDNAをもった人間がいるという優生学を真っ向から否定して、自然環境の違いだよと諭す。今の世の中にとって非常に重要。ただ個人的には自然科学的な言説に触れることはあまりなく、動植物や病気名に固有名詞がやたらと多いのでかなり読むのに難儀しました。下巻をどうするのか迷い中です。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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No.261:
(4pt)

新型コロナ対策のヒントはありますが、実行は難しいかもしれません

コロナ禍でこの本が再度話題になっていた中で読みました。
この本を読んで、感染症が流行する原因はつかめましたが、現在のコロナ禍での人間たちの行動を見ていると、新たな感染症の流行を避けるには、人口を減らすくらいしか有効な手段は無いような気がします。

著者はニューギニアで研究をしていたので、その周辺を中心に話は進みます。
なぜ、ヨーロッパ人は新世界を征服できて、その逆はなかったのか。
その理由としては、ヨーロッパ側は武器を持ち、文字を持ち、感染症への免疫を持っていたからというのが主な理由であるとしています。
そして、それに至ったのは、ヨーロッパでは食料生産により人口が増え直接生産に関わらない余剰人員が増えたことで政治機構が確立し様々な文化(文字や武器など)が醸成できたこと。家畜にできる大型動物が存在し、その細菌が稠密(この本で初めてこの単語を見ました)の人間の中で大流行したことで免疫を獲得できたことなどを挙げています。

興味深かったことは、オーストラリアとニューギニアが陸続きになっていた約4万年前にはその周辺地域にすでに人間が住んでいて、彼らはオーストラリアに住んでいた大型動物を絶滅させた。そして、紀元前1600年頃にオーストロネシア人がやってきて入り混じったり、一部地域では置き換わったりした。さらに、1500年頃、ヨーロッパ人がやってきて、スポーツハンティングなどによってアボリジニを絶滅寸前まで追い詰めたという部分です。結局は人類の移動の歴史は侵略の歴史でもあり、(人間、動物問わずに)先住の権利とは何なのかなと思ってしまいます。

よく比較されるサピエンス全史ですが、その中で「人間は農耕を始めたことで作物の奴隷になってしまって、狩猟をしていた頃より不幸になっている」という部分が不自然に思えていたのですが、銃・病原菌・鉄の中での「人類は食料生産により発達した」ということへのアンチテーゼなのでしょうね。

しかし、上下巻で約800Pは疲れる。繰り返しも多く感じられたので、4分の1くらいのページ数には圧縮できた内容に思えます。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.260:
(5pt)

コロナで明らかになった事。

コロナは、東アジアではヨーロッパに較べ極度に被害が少ない。
なので、パンデミックとも言えない。
何故だろう。

スペイン人は、僅かな軍勢でアメリカ大陸を支配した。
つまり、軍事力以外の何かがあった。
それは、天然痘である。
天然痘に対する免疫力がなかった先住民は、ほぼ壊滅した。

それでは、免疫力の由来は、何んであろうか。
著者は、家畜にそれを求める。
ユーラシア大陸は、東西に長く多くの家畜飼育が可能であった。
つまり、家畜からの感染による免疫が可能であった。
だが、アメリカ大陸は南北に長く家畜の種類も少なく感染による免疫獲得が出来なかった。

コロナは、東アジアではありふれた風邪であり、大した疫病ではなかった。
これに対し、ヨーロッパ近代文明は過剰な清潔を求め免疫力を失ったのではないか、と云う尤もな説である。
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
4794210051
No.259:
(5pt)

定住生活が生んだもの。

戦争に勝ち抜くため国家は生まれ、疾病と戦うため宗教が生まれた。
19世紀に病気の原因の一つが細菌であることも解った。
そして、白人が世界を植民地化する上で疫病は、重要な役割を果たしている。
数千万人のアメリカ原住民を殺したのは、スペイン人が持ち込んだ天然痘であった。

「定住生活」は、文字を生み専門職が生まれる。
そして、交易により免疫力も強まった。

近代国家とは、「死」を管理する。
そのための重要な職業が医者である。宗教家ではない。
今日では、誰もが本能的に感じる恐れである。
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎Amazon書評・レビュー:銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎より
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